M&Aとは?手法ごとの特徴、目的・メリット、手続きの流れも解説【図解】
2021年6月1日更新会社・事業を売る
フロンティア・マネジメントのM&Aの実績は?特徴、年収や口コミ・評判を解説!
フロンティア・マネジメントは、企業経営に関する各専門家で構成されるM&A仲介会社です。本記事では、フロンティア・マネジメントの会社概要・年収・採用情報・M&Aの実績を紹介しています。M&Aの相談先を検討する際に参考にしていただけると幸いです。
目次
フロンティア・マネジメントの会社概要
フロンティア・マネジメントの会社概要
フロンティア・マネジメントは、2007年設立のM&A仲介会社です。企業が抱える経営課題に対して最適な専門チームを設立して、総合的な視点での課題解決に取り組みを見せています。
M&Aや事業承継サポートを中心に、経営コンサルティング・経営執行支援・事業再生等を通して、企業支援に携わっています。
この章では、フロンティア・マネジメントの具体的な事業内容と会社概要(資本金・売上・従業員数・ir情報)を取り上げていきます。
事業内容
フロンティア・マネジメントは、M&Aや事業承継サポート以外にも注力しています。ここでは、フロンティア・マネジメントの中核となっている4つの事業内容について取り上げていきます。
【フロンティア・マネジメントの事業内容】
- 経営コンサルティング
- M&A
- 事業再生
- ビジネススクール
1.経営コンサルティング
フロンティア・マネジメントの経営コンサルティングは、企業経営の経験豊富な専門家によるサポートが受けられます。豊富な経験・ノウハウで、業界動向調査や競合分析によるM&A戦略策定において結果に深くコミットしています。
また、産業・技術知見に基づいた長期的成長支援も特徴的です。独自のマーケティング力を活用したリサーチ・分析でメガトレント予測・産業構造変化予測を行い、日々変化する競合環境を生き抜く長期的戦略を策定しています。
2.M&A
フロンティア・マネジメントは、国内M&AアドバイザリーでTOP10にランクイン(Bloomberg集計による2011年~2016年のM&Aアドバイザリー実績)しています。
その実績を裏付けるのは、M&A戦略策定から統合プロセス(PMI)までの一貫したサポートです。各分野の専門家がM&Aの各工程を担当することで、M&AやM&Aによる事業承継において質の高いサポートを実現させています。
また、M&A依頼の際にかかる仲介手数料ですが、フロンティア・マネジメントは公開していません。手数料については別途お問い合わせする必要があるので注意が必要です。
3.事業再生
フロンティア・マネジメントの事業再生は、経験豊富な専門家によるハンズオンサポートです。企業経営のプロフェッショナルが社内に常駐することで、競合・自社分析などを通して顕在化する課題に対して徹底的に対応します。
また、金融機関とのネットワークを活用した支援スキームも魅力です。太いパイプを有しているため、事業再生に必要な資金調達や各種支援についても安心して任せることができます。
4.ビジネススクール
ビジネススクールとは、企業の経営者を対象に行われる企業経営に関するセミナーです。海外発祥のビジネススクールは、日本でも徐々に広がりつつあり、ビジネスパーソンがスキルアップを目指すためにセミナーを活用するシーンが増えてきています。
フロンティア・マネジメントのビジネススクールは、経営コンサルタントやM&Aアドバイザーが講師となり、「超実践型」のセミナーを行っています。経営コンサルやM&Aの第一線で活躍する現役講師によるセミナーは、競合・自社分析等のノウハウを身につけることができます。
資本金、売上、従業員数、ir情報の一覧表
フロンティア・マネジメントは東京証券取引所マザーズ市場に上場しています。公式サイトでは、投資家に向けてir情報が随時公開されています。
ここでは、フロンティア・マネジメントの会社概要(資本金・売上・従業員数)とir情報を一覧表にまとめて取り上げています。
【フロンティア・マネジメントの会社概要(資本金・売上・従業員数)】
資本金 | 158百万円 |
売上 | 4771百万円(2019年12月期) |
従業員数 | 203名(グループ連結)(2020年6月末日現在) |
【フロンティア・マネジメントのir情報】
売上高 (百万円/%) |
営業利益 (百万円/%) |
経常利益 (百万円/%) |
当期純利益 (百万円/%) |
|
2019年12月期 | 4771/1.7 | 663/-1.4 | 678/0.3 | 429/-9.1 |
2018年12月期 | 4690/20.9 | 672/167.4 | 676/166.1 | 472/227.6 |
フロンティア・マネジメントの特徴・強み
フロンティア・マネジメントの特徴・強み
フロンティア・マネジメントはどのようなM&A仲介会社なのでしょうか。この章では、フロンティア・マネジメントの特徴・強みを見ていきます。
【フロンティア・マネジメントの特徴・強み】
- 異なる専門分野のスペシャリスト集団
- M&A案件数(TOP10)
- クロスボーダーM&A案件
異なる専門分野のスペシャリスト集団
フロンティア・マネジメントの最大の特徴・強みは、企業経営(ビジネス・金融・会計・法律等)に関するスペシャリスト集団であることです。
各分野における高度な専門性を有しており、経営コンサルティング・事業再生・事業承継・セミナー等のあらゆる場面で質の高いサポートを行っています。
M&A案件数(TOP10)
フロンティア・マネジメントは、豊富なM&Aアドバイザリー実績を保有しています。企業が抱える経営課題に対する適切な解答を導き出し、M&AやM&Aによる事業承継で2011~2016年には国内M&AアドバイザリーでTOP10にランクインしています。
単純なM&Aサポートにとどまらず、競合・自社分析による長期的な成長戦略を通して手厚いM&Aサポートを行っています。
クロスボーダーM&A案件
フロンティア・マネジメントは、クロスボーダーM&Aも得意としています。外資系投資銀行や証券会社等の経験を有する専門家とグローバルなネットワークを活用することで、一貫したサポートを提供しています。
米国公認会計士も多数在籍しているため、日本とは異なる法務への対応も万全です。強固なクロスボーダーM&A体制が整っているので、海外戦略立案支援から案件実行まで安心して任せられます。
フロンティア・マネジメントの口コミ・評判
フロンティア・マネジメントの口コミ・評判
フロンティア・マネジメントは国内有数のM&A仲介会社ですが、社内からの口コミ・評判はどのようなものがあるのでしょうか。この章では、フロンティア・マネジメントの口コミ・評判を2件紹介します。
1.福利厚生が充実している
フロンティア・マネジメントの口コミ・評判で最も見受けられるのが、福利厚生の充実です。健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険等の福利厚生が一通り揃っているとのことで、社内環境はとても良いことが伺えます。
2.働きがいがある
フロンティア・マネジメントの業務は激務である一方、働きがいがあるという口コミ・評判も見受けられます。
経営コンサルやM&Aアドバイザリーは一人あたりの業務内容は肥大化するようですが、依頼者からの感謝や金銭的な見返りで働きがいがあるというものが多く見受けられました。
フロンティア・マネジメントはこんな人におすすめ
フロンティア・マネジメントはこんな人におすすめ
フロンティア・マネジメントのM&A仲介は、各専門分野による高い専門性を持ったサポートが特徴的になっています。M&A仲介や統合プロセス(PMI)までの一貫したサポートが受けられるので、長期的な企業成長として見た時も頼りになる仲介会社です。
また、M&Aを依頼する際にかかる手数料も関心事のひとつですが、フロンティア・マネジメントは手数料を非公開としています。安め設定であれば公開していると思われますので、競合他社の手数料と比較すると高めであることが想定されます。
上記の特徴を踏まえるとフロンティア・マネジメントは、質の高いM&Aサポートを求めており、多少の出費はいとわないという方におすすめです。
フロンティア・マネジメントのM&Aの実績
フロンティア・マネジメントのM&Aの実績
この章では、フロンティア・マネジメントのM&Aの実績を取り上げています。2007年の設立から積み重ねてきた実績から一部をピックアップして見ていきます。
【フロンティア・マネジメントのM&Aの実績】
- アークランドサカモトによるLIXILビバの公開買付支援
- 丸大食品によるトーラクの買収支援
1.アークランドサカモトによるLIXILビバの公開買付支援
2020年6月、アークランドサカモトがLIXILビバを公開買付によって子会社化することを公表しました。買収金額は1085億円となり、今年発表されているM&Aの中で最大規模となりました。
本件に関して、フロンティア・マネジメントは売り手であるLIXILビバのアドバイザーに就いています。公開買付による株式の買付けから、その後の完全子会社化までのFA業務を通して深く関わっています。
2.丸大食品によるトーラクの買収支援
2020年5月、丸大食品は不二製油グループ子会社のトーラクの全株式を取得して完全子会社化することを公表しました。買収価格は12億円です。
フロンティア・マネジメントは売り手である不二製油グループ本社のアドバイザーに就いています。円滑な売却サポートを通して、不二製油グループのコアコンピタンス強化を支援しています。
フロンティア・マネジメントの採用情報
フロンティア・マネジメントの採用情報
フロンティア・マネジメントは、新卒・中途採用の両方で積極的に採用を行っています。この章では、フロンティア・マネジメントの平均年収や採用情報、インターン情報を取り上げていきます。
平均年収
有価証券報告書によると、フロンティア・マネジメントの平均年収は1398万円となっています。上場企業を対象に行われる平均年収調査においても上位1%に入る優良企業です。
平均年収の高さから、就活生の目標になることも多くなっています。ここでは、フロンティア・マネジメントに就職したい方に向けて、新卒と中途採用の採用情報を紹介します。
新卒
フロンティア・マネジメントは積極的に新卒採用をおこなっています。現在は、2021年4月入社対象の新卒を募集しています。新卒採用の主だった募集要項は下記の通りです。
【フロンティア・マネジメントの新卒採用の募集要項】
募集職種 | ・経営コンサルタント ・M&Aアドバイザリー ・事業再生コンサルタント |
採用方針 | 総合職採用 |
給与 | 月給:366,667円 昇給:年1回 業績賞与:年1回 |
休日 | 土曜 日曜 祝祭日 年末年始(12月29日~1月3日) |
福利厚生 | 各種社会保険加入(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険) 慶弔見舞金 総合福祉団体定期保険 選択制確定拠出年金 福利厚生サービス提供会社が提携するホテル・スポーツクラブ等の割引利用等 |
中途採用
フロンティア・マネジメントは中途採用も積極的に行っています。応募資格はM&A業界の経験者となっており、下記の業務経験と実務経験の中からそれぞれ1つ以上の経験がある人材を募集しています。
【フロンティア・マネジメントの中途採用の応募資格】
業務経験 | 公認会計士 米国公認会計士 税理士 M&Aアドバイザー 証券アナリスト コンサルタント 弁護士 |
実務経験 | M&Aアドバイザリー業務 デュー・ディリジェンス業務 ターンアラウンド業務 |
インターン
フロンティア・マネジメントのインターン情報は公開されていません。新卒採用に応募している学生の中から個別に選定しているかもしれませんが、口コミ・評判も全く見受けられないため、そもそもインターンを導入していない可能性も高いです。
就活が有利になるとされるインターンはぜひ活用したいところですが、企業側が導入していないのであれば諦めるしかなさそうです。
合わせて相談する際におすすめのM&A仲介会社
合わせて相談する際におすすめのM&A仲介会社
M&Aの相談先を決める時、一社の判断に委ねることに不安を感じることもあるかもしれません。そのような時は、セカンドオピニオンによって意見を求める方法がおすすめです。
M&A総合研究所は、中堅・中小規模のM&A仲介を得意とするM&A仲介会社です。M&A経験豊富なアドバイザーによる専任フルサポートを行っており、セカンドオピニオンにも対応しています。
料金体系は成約するまで完全無料の「完全成功報酬制」です(※譲渡企業様のみ。譲受企業様は中間金がかかります)。
無料相談をお受けしていますので、M&Aにお悩みの際は、M&A総合研究所にご連絡ください。経験豊富なアドバイザーが親身になって対応いたします。
まとめ
まとめ
フロンティア・マネジメントは、企業経営に関するプロフェッショナルが在籍しており、幅広い企業支援を行っているM&A仲介会社です。
M&Aの実績も豊富となっており、今後もM&A業界に大きく貢献する仲介会社のひとつになると考えられます。
【フロンティア・マネジメントの事業内容】
- 経営コンサルティング
- M&A
- 事業再生
- ビジネススクール
- 異なる専門分野のスペシャリスト集団
- M&A案件数(TOP10)
- クロスボーダーM&A案件
- アークランドサカモトによるLIXILビバの公開買付支援
- 丸大食品によるトーラクの買収支援
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株式会社日本M&Aセンターにて製造業を中心に、建設業・サービス業・情報通信業・運輸業・不動産業・卸売業等で20件以上のM&Aを成約に導く。M&A総合研究所では、アドバイザーを統括。ディールマネージャーとして全案件に携わる。