2022年6月6日更新業種別M&A

ラーメン屋のM&Aの現状と動向!成功・失敗事例を紹介

ラーメン屋業界では、激化する競争を生き残るべくM&Aが実施されるケースが増加中です。本記事では、ラーメン屋業界の市場規模や倒産件数、現状の動向とM&Aが実施される理由、M&Aの進め方とポイントなどを具体的な事例も交えて解説します。

目次
  1. ラーメン屋のM&A
  2. ラーメン屋業界の現状・動向
  3. ラーメン屋業界のM&A成功・失敗事例
  4. ラーメン屋業界でM&Aが実施される理由
  5. ラーメン屋業界のM&A相場・費用
  6. ラーメン屋業界のM&Aを進める方法
  7. ラーメン屋をM&Aで買収するときのポイント
  8. ラーメン屋をM&Aで売却するときのポイント
  9. ラーメン屋のM&Aまとめ
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ラーメン屋のM&A・事業承継

ラーメン屋のM&A

はじめに、基本情報としてラーメン屋およびM&Aの定義を解説します。

ラーメン屋とは

ラーメン屋とは、ラーメンを専門に提供する飲食店やラーメンを提供メニューの中心としている中華料理屋などをさします。ラーメンは、現代日本の食生活に浸透している食品です。家庭の食卓で気軽に食べられますが、現在でもラーメン屋は根強い人気を持っています。

街中で店舗を見かける機会は非常に多く、ラーメン屋は需要の高い飲食店です。特に繁華街では激戦区となっているほか、ターミナル駅などの駅前や駅周辺にラーメン屋が多く集まるケースも珍しくありません。

需要の高さからラーメン屋の新規出店件数は非常に多く、競争が非常に激しい業界でもあります。これは、ラーメン屋業界にある「比較的少額の資金で開業できて新規参入しやすい」特徴が深く関係しているのです。

ラーメン屋の市場規模

総務省・経済産業省の「平成24年経済センサス‐活動調査」と「平成28年経済センサス‐活動調査」によると、ラーメン店の市場規模(売上高・事業収入)は以下のように推移しています。

  • 2012(平成24)年:5,129億2,300万円
  • 2016(平成28)年:6,009億1,700万円

飽和状態と思われがちなラーメン屋業界ですが、上記のように市場規模は4年間で約790億円、上昇しています。

ラーメン屋の倒産件数の推移

帝国データバンクの調査によると、ラーメン屋の倒産件数は以下のように推移しています。

  • 2019(平成31・令和元)年:36件
  • 2020(令和2)年:46件

2020年のラーメン屋の倒産件数は過去最多です。40件を超えたのも初めてでした。主たる原因は、新型コロナウィルス感染拡大問題に端を発する、緊急事態宣言下での営業自粛、また営業しても消費者が外食自粛で客が来なかったためと考えられます。

M&Aとは

M&Aは、Mergers(合併)and Acquisitions(買収)の略称であり、事業や会社そのものの売買取引と、起業間の組織再編行為の総称です。近年では、企業が採用する経営戦略の1つとして浸透しています。

売り手の主な目的は、事業承継・資金調達・コア事業への集中・自社の存続などです。対する買い手は、事業規模拡大・新規事業参入などを目的にM&Aを検討します。最近では、ラーメン屋を取引対象とするM&A事例も増加中です。

ラーメン屋のM&Aスキーム

ラーメン屋がM&Aをする場合、現実的に考えて用いられるM&Aスキーム(手法)は、株式譲渡事業譲渡のどちらかとなるでしょう。株式譲渡とは、売り手企業の株式を買い手が買収し、その経営権を取得します。

一方、事業譲渡は、売り手側の事業とそれに関連する資産、権利などを選別して売買するM&A取引です。つまり、株式譲渡は会社を丸ごと売買するM&Aで、事業譲渡は事業を個別に売買する(=売り手の会社組織はそのまま残る)M&Aということになります。

なお、ラーメン屋の場合、会社組織ではなく個人事業主で営業を行っていることが多いですが、個人事業主の場合は法人格を持たないため、採用できるM&Aスキームは事業譲渡のみです。

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ラーメン屋業界の現状・動向

ここでは、ラーメン業界の現状・動向を以下の項目に分けて紹介します。

  1. 個人経営から大手チェーンまで幅広い業態が存在
  2. 同業他社・他店舗との競争激化
  3. 消費者が持つ価格意識の多様化

①個人経営から大手チェーンまで幅広い業態が存在

ラーメン屋は街中のいたる所で見かけますが、業態・規模は個人経営から大手企業のチェーン展開まで多種多様です。ラーメン屋業界には、1店舗のみを運営する個人経営者がいる一方で、複数店舗を展開する大手企業も存在するという特徴が見られます。

また、大手企業の実績のみが目立っているわけではなく、数店舗を運営する個人経営者であっても確かな実績を残しているケースは珍しくありません。数ある飲食店の中でも、特に業態・規模のバリエーションが多岐にわたっている点は、ラーメン屋業界の大きな特徴です。

②同業他社・他店舗との競争激化

ラーメン屋は比較的少ない資金で新規開業できるため、ラーメン屋業界には新規参入しやすいです。そのことから、現在では個人経営から大手チェーンまで多種多様な形態のラーメン屋が誕生しており、結果的に競争が非常に激しい業界となっています。

そのため、新しくオープンするラーメン屋が多く見られる一方で、短期間で閉店してしまうラーメン屋も多いのが実情です。こうした傾向は、いかなる業態の店舗でも見られ、業界全体で競争が非常に激しくなっています。

たとえ大手チェーンのラーメン屋であっても、立地条件や競合店の数によっては撤退せざるを得ないケースも少なくありません。競争の激しさはラーメン屋業界の大きな特徴であり、各ラーメン屋は業界で生き残るためにさまざまな戦略を練っているのです。

③消費者が持つ価格意識の多様化

従来のラーメン屋業界では、比較的安い価格でメニューを提供する店舗が多く見られました。しかし、消費者の価格意識が多様化したために、高価格帯のメニューを展開するラーメン屋も登場しています。

最近では、1杯1,000円を超えるラーメンを提供する店舗も珍しくありません。高級・こだわりのある食材などの使用が消費者に受け入れられており、1,000円以上するラーメンを提供しても十分にリピーターを確保できるのです。

なお、低価格商品を強みとするラーメン屋も依然として存在します。高級志向への転換が起こったわけではなく、依然として低価格で気軽に食べられるラーメンの需要も高いのです。

消費者の価格意識の多様化は、各ラーメン屋が方向性を考えるうえで非常に重要なポイントとなっています。

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ラーメン屋業界のM&A成功・失敗事例

ここでは、ラーメン屋のM&A事例を紹介します。成功事例とともに、M&Aが中止となった失敗事例も取り上げました。

最新のM&A成功事例

まず、ラーメン屋業界におけるM&Aの成功事例として以下の5件を紹介します。

  • 鉄人化計画による直久の子会社化
  • ギフトによるラーメン天華・ケイアイケイフーズの子会社化
  • 創業新幹線によるグッドヌードルイノベーションの完全子会社化
  • 吉野家ホールディングスによるウィズリンクホールディングスの完全子会社化
  • 力の源ホールディングスによる台湾一風堂の連結子会社化

鉄人化計画による直久の子会社化

2020年3月、鉄人化計画(東京都目黒区)は、直久(東京都目黒区)の全株式を取得し子会社としたと発表しました。本件M&Aは、直久の親会社であるフククルフーズからの株式譲渡ですが、取得価額は公表されていません。

買い手である鉄人化計画は、首都圏で「カラオケの鉄人」などを運営する会社です。2019年より事業シナジーが見込める業態の店舗・企業とのコラボレーションおよびM&Aを積極的に進めることで、事業の規模・範囲などを拡大させています。

売り手の直久は、創業100年以上の歴史を持つラーメン屋「直久」を展開する会社です。現在は、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県に約20店舗を展開しています。鉄人化計画としては、歴史・知名度・店舗の展開地域・顧客層などの点で自社事業とのシナジー効果獲得が目的です。

ギフトによるラーメン天華、ケイアイケイフーズの子会社化

2019年7月、ギフト(東京都町田市)は、ラーメン天華(栃木県那須郡)、ケイアイケイフーズ(栃木県那須塩原市)の全株式をそれぞれ取得して子会社化すると発表しました。取得価額は公表されていません。

買い手のギフトは、2019年4月末時点で国内427店舗のラーメン屋を展開する会社です。国内1,000店舗を目標に掲げ積極的に出店しており、ラーメン業態の拡張を図るとともに商品開発力の底上げにも取り組んでいます。

売り手のラーメン天華は北関東を中心にラーメン屋9店舗を展開する会社であり、ケイアイケイフーズは中華麺・餃子・チャーシューなどの製造や販売を手掛ける会社です。

ギフトとしては、北関東における事業基盤の強化とともに新たなラーメン業態の展開を模索することで、顧客のニーズへの対応力向上・企業価値の向上を目指しています。

創業新幹線によるグッドヌードルイノベーションの完全子会社化

2019年7月、創業新幹線(東京都豊島区)は、グッドヌードルイノベーション(東京都新宿区)の全株式を取得して完全子会社化したと発表しました。取得価額は公表されていません。買い手の創業新幹線は、2009(平成21)年の創業時に起業支援事業からスタートした会社です。

「起業支援事業」、「海外展開戦略支援事業」、「飲食店コンサルティング事業」、「外食事業」の4本柱で事業が構成されており、特に外食事業ではラーメン・中華を中心に、世界130店舗以上の展開を果たしています。

売り手のグッドヌードルイノベーションは、ラーメン屋「鯛塩そば灯花」を展開する会社です。創業新幹線としては、売り手の商品開発能力をもとに既存業態と商品の磨き上げを目的にM&Aをしています。

吉野家ホールディングスによるウィズリンクホールディングスの完全子会社化

2019年3月、吉野家ホールディングス(東京都中央区)は、ウィズリンクホールディングス(広島県広島市)を完全子会社化すると発表しました。株式を追加取得して持株比率を70%に引き上げ、さらに30%を取得し完全子会社化しています。取得価額は公表されていません。

吉野家ホールディングスは、牛丼チェーン「吉野家」を展開する持株会社です。「はなまるうどん」を展開する「はなまる」や「ステーキのどん」、「フォルクス」、「どん亭」を展開する「アークミール」など、多くのグループ会社を抱えています。

創業120周年を迎えた牛丼チェーンの吉野家だけでなく、うどん・ステーキ・寿司など幅広い事業を展開している点は吉野家ホールディングスならではの強みです。

ウィズリンクホールディングスは、「ばり嗎(ばりうま)」、「とりの助」などのラーメン屋を展開しており、海外進出も積極的に着手しています。吉野家ホールディングスとしては、ラーメン事業の本格始動・国内外でのグループ展開の加速化などが狙いです。

力の源ホールディングスによる台湾一風堂の連結子会社化

2018(平成30)年8月、力の源ホールディングス(福岡県福岡市)は、台湾における「IPPUDO」事業のライセンス供与先である乾杯拉麵股份有限公司(以下、台湾一風堂という)を連結子会社化すると発表しました。

厳密には、子会社であるCHIKARANOMOTO GLOBAL HOLDINGS PTE. LTD.を通じて全株式を取得しています。取得価額は、約2億4,000万円です。力の源ホールディングスは、ラーメン屋「一風堂」の展開などを手がけています。

2012年の乾杯股份有限公司(以下、乾杯という)との合弁により「IPPUDO」事業を展開していましたが、2014(平成26)年には乾杯の子会社である台湾一風堂に対するライセンス契約へと変更していました。

一方の乾杯は、台湾・中国などで「乾杯」ブランドで焼肉業態を中心に飲食事業を展開するほか、近年は欧米進出の検討も進めている会社です。事業の選択と集中を実施する必要性を感じたことで、台湾の「IPPUDO」事業から撤退を決めました。

上記の旨を力の源ホールディングス側に打診したことで、最終的には力の源HDが台湾一風堂を子会社化して「IPPUDO」事業をグループの直営に変更する形となりました。力の源ホールディングスとしては、経営効率の改善を目指したM&Aです。

M&A実施が中止された失敗事例

2018年11月、ギフト(東京都町田市)は、トップアンドフレーバー(東京都世田谷区)の子会社化を社内決議し、基本合意書を締結したと発表しました。ギフトは、国内1,000店舗を目標に出店を進めている会社です。

目標達成に向けて、横浜家系ラーメンを中心に、九州釜焚きとんこつラーメン・がっつり系ラーメンの展開など、ラーメン業態の拡張・商品開発力の強化を図っています。

この取り組みの一環として、横浜家系ラーメン「せい家」を展開するトップアンドフレーバーをグループに迎えることで、首都圏での事業基盤強化を進めて横浜家系ラーメンの品質向上を目指したのです。

しかし、2019年1月、ギフトが基本合意の解消を発表したことで、トップアンドフレーバーの子会社化は中止されました。基本合意書の締結後、株式取得に向けてデューデリジェンスを行い交渉を重ねましたが、最終的な条件の合意に至らず基本合意が解消されたのです。

このように、M&Aでの基本合意書には法的拘束力がありません

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ラーメン屋業界でM&Aが実施される理由

ラーメン屋のM&A・事業承継
ラーメン屋のM&A・事業承継

ラーメン屋業界でM&Aが実施される主な理由は、以下のとおりです。

  1. 経営上の問題を解決するため
  2. 多様化するニーズ・価格意識に対応するため
  3. 新規参入を実現するため

①経営上の問題を解決するため

ラーメン屋業界では競争が激化しており、やむを得ず廃業・撤退してしまう店舗も少なくありません。もともと個人経営の店舗が多いこともあり、経営が安定しないラーメン屋の数が目立っています。

競争の激化を踏まえると、経営危機に直面する可能性が高いのがラーメン屋です。大手チェーンであっても短期間で撤退を余儀なくされるケースが報告されており、ラーメン屋の経営者が抱える課題は多いといえます。

こうした状況の中でM&Aを活用すれば、経営上の問題を解決できるケースもあるでしょう。豊富な資金力を持つ企業にラーメン屋を売却すれば、経営基盤を安定化させたうえで引き続き事業を継続させられる可能性があるのです。

また、長年にわたって事業を継続するラーメン屋では、経営者が高齢となり引退を検討する時期が訪れます。そのとき、後継者が見つからないために仕方なく廃業を選ぶケースは珍しくありません。

M&Aを活用すれば、後継者問題を解決したうえで事業を引き継げるため、経営者は安心して引退できます。

②多様化するニーズ・価格意識に対応するため

昨今では、ラーメンに対する消費者のニーズ・価格意識がますます多様化しています。新規開業数が増加して身近な存在となったことから、消費者はラーメン屋に多くのバリエーションを求めるようになっているのです。

競争激化の影響で各ラーメン屋が試行錯誤を重ねたことも相まって、ラーメン屋ではさまざまなメニューが登場していますが、こうした動向も消費者のニーズを多様化させた要因の1つといえます。

また、消費者の価格意識も多様化しているために、高価格帯のラーメンを展開してもリピーターを確保できるのです。このように多様化する消費者のニーズ・価格意識を見据えて、事業の幅を拡大するためにM&Aを活用するケースが増加しています。

具体例を挙げると、特定のラーメンに強みを持つラーメン屋を買収すれば、自社・自店舗メニューと組み合わせてバリエーションを増やせるのです。

③新規参入を実現するため

M&Aを活用して、異業種企業・個人がラーメン屋業界に新規参入を果たすケースも見られます。もともとラーメン屋業界は新規参入しやすいのですが、M&Aを活用すれば、ゼロの状態からラーメン事業を始めるよりも時間・手間を削減可能です。

最近では、ラーメン屋業界だけでなくさまざまな業界において、M&Aを用いて新規事業を開始する企業が多く見られます。ラーメン屋業界においても、新規参入のためにM&Aを活用するケースは今後も増加するでしょう。

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ラーメン屋業界のM&A相場・費用

ラーメン屋業界には個人経営の店舗から大手チェーンの店舗まで幅広く存在しており、M&A事例に登場するラーメン屋の業態・規模も多種多様です。各M&A事例によって業態・規模が異なるため、M&A相場・費用は大きく変動します。

1つの目安を挙げるならば、ラーメン屋1店舗が取引対象となるM&Aでは、100万円〜250万円程度が一般的な取引相場です。ただし、大手企業同士がM&Aを実施するとなると、上記よりも取引価額が高額になる傾向があります。

ラーメン屋のM&A取引価額を決定する要素は、売上高・店舗数・店舗設備などです。より詳細に取引価額を把握したい場合は、M&A仲介会社などの専門家にバリュエーション(企業価値評価)を依頼し、査定を受けるとよいでしょう。

もし、M&A仲介会社選びでお困りでしたら、M&A総合研究所にお任せください。M&A総合研究所には、知識・支援実績豊富なアドバイザーが多数在籍しており、案件ごとに専任となって丁寧にフルサポートいたします。

料金体系は、成約するまで完全無料の「完全成功報酬制」です(※譲渡企業様のみ。譲受企業様は中間金がかかります)。相談料は無料となっておりますので、ラーメン屋のM&Aをご検討の際は、お気軽にご相談ください。

M&A・事業承継ならM&A総合研究所

ラーメン屋業界のM&Aを進める方法

ラーメン屋のM&Aを進める場合、相談先候補には以下のような機関などがあります。

  • M&A仲介会社
  • 士業事務所
  • 公的機関
  • 金融機関
  • M&Aマッチングサイト

M&A仲介会社

M&A仲介会社は、M&Aの専門業者です。専門的な知識や経験が要求されるM&Aの各プロセスにおいて、安心して任せられます。各種資料や契約書の作成・チェック、取引相手との交渉、アドバイスなど、さまざまな場面で有用な存在です。

士業事務所

弁護士、税理士、公認会計士などの士業事務所でも、M&Aのサポートを行っているところがあります。しかし、実際のM&A仲介業務については、提携しているM&A仲介会社に任せるケースも多く、M&Aの専門業者ではない点には注意しましょう。

公的機関

ラーメン屋の起業を検討している場合や、後継者不在のラーメン屋などの場合、各都道府県に設置されている事業承継・引継ぎ支援センターへ相談するという方法もあります。他の公的機関としては、よろず支援拠点や商工会・商工会議所なども有効です。

ただし、公的機関の場合、M&Aでの起業希望者と後継者不在企業とのマッチングは行いますが、M&Aの仲介業務は行っていません。その場合、提携しているM&A仲介会社に依頼することになります。

金融機関

融資取引のある金融機関に対し、M&Aの相談をするのも有効です。金融機関独自のネットワークで、M&A仲介会社も把握していない案件情報を持っているかもしれません。また、最近はM&A仲介業務を行う金融機関もあります。

ただし、全ての金融機関がM&A仲介ができるわけではないので、最終的にはM&A仲介会社に依頼するケースが多いです。

M&Aマッチングサイト

近年、急増しているのがM&Aマッチングサイトです。無料会員登録などをすることによって、サイトに登録されている買収希望者・売却希望案件を閲覧し、希望する相手とM&A交渉ができるサービスが行われています。

基本的に当事者間で交渉を進めますが、希望がある場合には別途、手数料を支払うことでM&Aアドバイザーに業務依頼することも可能です。

【関連】飲食店のM&Aの金額や相場!売却・買収の流れ、事例、案件の探し方も解説| M&A・事業承継の理解を深める

ラーメン屋をM&Aで買収するときのポイント

ラーメン屋をM&Aで買収すると、メニューの充実化・事業エリアの拡大、新規参入の実現といったメリットを享受可能です。

ただし、いずれのメリットの獲得を狙う場合であっても、自身の目的をはっきりさせたうえで、その達成が期待できるラーメン屋を買収先として見つける必要があります。

具体的には、売り手候補となるラーメン屋の業態・規模・展開メニュー・強みなどを総合的に判断したうえで、目的に沿ったシナジー効果の獲得が見込めるのか検討するとよいでしょう。

もともとラーメン屋の売却案件数は多く、買収対象の絞り込みは難しいですが、数が多いからこそ買収対象を慎重に選ぶ必要があります。専門家のアドバイスを受けながら、さまざまな観点を踏まえて候補を絞っていくことが望ましいです。

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ラーメン屋をM&Aで売却するときのポイント

ラーメン屋をM&Aで売却すれば、財務基盤の安定化・後継者問題の解決といったメリットを享受可能です。ただし、ラーメン屋の売却を成功させるには、買い手に対して自社・自店舗の強みや魅力を十分にアピールする必要があります。

自社・自店舗にある強みや魅力を整理しつつ、買い手が理解しやすいよう明確に示す準備をしておくことが大切です。ラーメン屋業界は売却案件が多く、強み・魅力の示し方次第で売却成否は大きく変動します。

業界の動向・ニーズ・価格意識などを踏まえたうえで、強みや魅力を整理してわかりやすく伝える工夫が必要不可欠です。もちろん売却では買い手に経営を任せることになるため、買い手となる企業の情報収集も大切なプロセスとなります。

安心して経営を任せられる相手なのか、買い手の事業内容・事業方針・業績などを踏まえて、総合的に判断するとよいでしょう。

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ラーメン屋のM&Aまとめ

ラーメン屋業界では競争が非常に激しく、それぞれの店舗が多様な事業戦略を立てて事業を行っています。多様化するニーズ・消費者の価格意識などを踏まえると、自社・自店舗メニューには多様なバリエーションが求められるのです。

こうした動向の中で、事業の幅を広げるためのM&A実施が増加しています。新規開業しやすい業界であるため、新規参入を目的としたM&Aが実施されるケースも増加する見込みです。

ラーメン屋業界でM&Aを検討する際には、M&A・業界それぞれの動向を踏まえたうえで、さまざまな観点から分析することをおすすめします。本記事の概要は以下のとおりです。

・ラーメン屋とは
→ラーメンを専門に提供する飲食店、ラーメンを提供メニューの中心としている中華料理屋

・ラーメン業界の現状・動向
→個人経営から大手チェーンまで幅広い業態が存在、同業他社や他店舗との競争激化、消費者が持つ価格意識の多様化

・ラーメン業界でM&Aが実施される理由
→経営上の問題解決、多様化するニーズや価格意識への対応、新規参入

・ラーメン屋業界のM&A相場
→ラーメン屋1店舗が取引対象となるM&Aでは100万円〜250万円程度が一般的な相場

・ラーメン屋をM&Aで買収するポイント
→業態や規模や展開メニューや強みなどを総合的に判断する、目的に沿ったシナジー効果の獲得が見込めるのか検討する

・ラーメン屋をM&Aで買収するときのポイント
→自社や自店舗にある強みや魅力を整理しつつ買い手が理解しやすいよう明確に示す準備をしておく

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