2020年2月28日更新業種別M&A

自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継事例10選!相談先のおすすめは?

自動車業界は、大きな転換期を迎えており、自動車小売業(ディーラー)にも業界再編の波が来ています。本記事では、自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継事例や近年の動向、M&A・事業承継を成功させるポイント、M&A・事業承継におすすめの相談先について解説します。

目次
  1. 自動車小売業(ディーラー)のM&A(譲渡・売却)・事業承継
  2. 自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継事例10選
  3. 自動車小売業(ディーラー)を取り巻く環境
  4. 自動車小売業(ディーラー)をM&A・事業承継の際におすすめの相談先
  5. 自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継の際の確認事項
  6. 自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継を成功させるポイント
  7. 自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継の際におすすめの仲介会社
  8. まとめ
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小売業界のM&A・事業承継

自動車小売業(ディーラー)のM&A(譲渡・売却)・事業承継

自動車小売業(ディーラー)のM&A(譲渡・売却)・事業承継

大きな転換の時期を迎えている自動車業界では、自動車小売業(ディーラー)もM&A・事業承継による業界再編期を迎えています。本記事では、自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継事例や、おすすめの相談先をご紹介します。

まずは、自動車小売業(ディーラー)の定義やM&A・事業承継の意味について解説します。

①自動車小売業(ディーラー)とは

自動車小売業(ディーラー)とは、仕入れた自動車を消費者に販売する事業者や、修理・車検などを行う事業者をさします。正規代理店として系列メーカーの自動車のみを取り扱う事業者や、複数メーカーの新車・中古車を取り扱う事業者があります。

特定メーカーに属さず複数メーカーの自動車を取り扱っている場合でも、メーカーと契約を取り交わし、一定のルールの中で販売することが一般的です。

②M&A(譲渡・売却)とは

M&Aとは、事業の権利を譲渡・売却するために用いられる手法の総称です。経営権を包括的に譲渡・売却する場合は株式譲渡が多く用いられ、事業の一部を個別に譲渡・売却する場合は事業譲渡が用いられることが多いです。

また、2つ以上の法人を1つに統合する場合は、合併の手法によって行われます。自動車小売業(ディーラー)の場合は、正規ディーラー間で店舗を譲渡したり、独立系ディーラーが他自動車ブランドの企業を取得するケースが多くみられます。

③事業承継とは

事業承継とは、後継者へ事業を引き継ぐために必要な一連の手続きをさします。事業承継は、事業を継ぐ相手によって以下の3種類に分けられます。

  • 親族内事業承継 
  • 親族外事業承継
  • M&Aによる事業承継

親族内事業承継

親族内事業承継とは、経営者の子どもや兄弟などの親族に事業を継ぐケースをさします。自動車小売業(ディーラー)の場合、独立系の中小企業や小規模企業で行われることが多い方法ですが、近年は子どもが事業を継ぐケースが減っていることから、その割合は減少傾向にあります。

親族外事業承継

親族外事業承継とは、会社の役員や従業員あるいは外部から招いた関係者に事業を継ぐ場合を意味します。自動車小売業(ディーラー)の場合は、大手メーカー系列の正規自動車ディーラー企業で多く用いられています。

M&Aによる事業承継

M&Aによる事業承継とは、親族内や会社関係者に事業を継ぐ人物がいない場合に、第三者へ事業を譲渡するケースをさします。M&Aによる事業承継では、M&A仲介会社などの専門家に譲渡先を探してもらい、交渉など手続きのサポートも依頼するケースが一般的です。

もしも、M&A仲介会社をお探しでしたら、M&A総合研究所に一度お問い合わせ下さい。M&A総合研究所には専門的な知識や経験が豊富な専門家が在籍しており、培ったノウハウを活かしM&Aによる事業譲渡を手厚くサポートいたします。

なお、M&A総合研究所では完全成功報酬制を採用しているほか、相談料は無料となっておりますので、自社にとって最適な事業譲渡の手法について、不安を感じている場合にはお気軽にご相談ください。

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自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継事例10選

自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継事例10選

ここからは、自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継事例をご紹介します。

  1. VTホールディングスによる光洋自動車の買収
  2. テーオーホールディングスによる北見三菱自動車販売の買収
  3. ネクステージによるウエインズインポートの買収
  4. 遠州鉄道による静岡トヨタ自動車の買収
  5. 伊藤忠商事によるヤナセの株式追加取得
  6. ウイルプラスHDによるボルボ・カーズ小田原の事業譲受
  7. VTホールディングスによるスペインの自動車ディーラー買収
  8. 双日によるビー・エム・ダブリュー大阪の買収
  9. 西日本三菱自動車販売による事業譲渡
  10. 大洋日産自動車販売による事業譲渡

①VTホールディングスによる光洋自動車の買収

自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継事例10選1

自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継の1事例目は、VTホールディングス(本社:愛知県名古屋市)による光洋自動車(本社:北海道北見市)の買収です。2019年にVTホールディングスは、フォルクスワーゲンとアウディの正規自動車ディーラーを展開する光洋自動車の株式を取得し、子会社化しました。

複数メーカーの自動車ディーラーを展開するVTホールディングスは、光洋自動車のグループ化により取り扱いメーカーを増やし、北海道でのシェア拡大を図っています。

②テーオーホールディングスによる北見三菱自動車販売の買収

自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継事例10選2

自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継の2事例目は、テーオーホールディングスによる北見三菱自動車販売の買収です。2019年テーオーホールディングスは、三菱自動車工業のディーラーである北見三菱自動車販売の株式を取得し、子会社化しました。

グループ内に日産自動車のディーラーを持つテーオーホールディングスは、北見三菱自動車販売のグループ化により自動車ディーラー事業のさらなる成長を図っています。

③ネクステージによるウエインズインポートの買収

自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継事例10選3

3事例目は、ネクステージによるウエインズインポートの買収です。2018年ネクステージは、神奈川県でアウディ正規自動車ディーラーを営むウエインズインポートの株式を取得し、子会社化しました。

複数メーカーのディーラーを展開するネクステージは、ウエインズインポートの子会社化によりグループの販売ラインナップを拡充し、事業の成長を図っています。

④遠州鉄道による静岡トヨタ自動車の買収

自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継事例10選4

M&A・事業承継事例4件目は、遠州鉄道による静岡トヨタ自動車の買収です。2018年に遠州鉄道は、静岡トヨタ自動車グループの株式を取得し、連結子会社化しました。

静岡県西部地域を中心にトヨタ自動車系列の自動車ディーラーを展開する遠州鉄道グループは、静岡トヨタ自動車をグループに加えることで、生産性の向上とトヨタの新たなモビリティサービスの提供が可能になるとしています。

⑤伊藤忠商事によるヤナセの株式追加取得

自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継事例10選5

自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継の5事例目は、伊藤忠商事によるヤナセの株式追加取得です。2017年、伊藤忠商事は輸入車・中古車ディーラーであるヤナセの株式をTOBにより追加取得し、子会社化しました。

伊藤忠商事は、自社のノウハウやネットワークをヤナセに投入することで、事業の最適化や海外展開を進め、収益力の向上を図っています。

⑥ウイルプラスHDによるボルボ・カーズ小田原の事業譲受

自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継事例10選6

M&A・事業承継事例6件目は、ウイルプラスHDによるボルボ・カーズ小田原の事業譲受です。2017年ウイルプラスHDは、連結子会社の帝欧オートを通じて、サン・ガレージからボルボの正規ディーラーである「ボルボ・カーズ小田原」を事業譲受しました。

輸入車ディーラーを展開するウイルプラスHDは、ボルボブランドの獲得により取扱範囲の拡大と、神奈川県の販売網拡充を果たしています。

⑦VTホールディングスによるスペインの自動車ディーラー買収

自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継事例10選7

M&A・事業承継の7事例目は、VTホールディングスによるスペインの自動車ディーラー会社買収です。2016年VTホールディングスは、スペインで日本車などの販売を行なっているマスター・オートモーション社の株式を取得し、子会社化しました。

VTホールディングスは、海外の現地企業を買収することにより、縮小する日本国内市場以外での収益拡大を図っています。

⑧双日によるビー・エム・ダブリュー大阪の買収

自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継事例10選8

自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継事例8件目は、双日によるビー・エム・ダブリュー大阪の買収です。双日は、ビー・エム・ダブリュー株式会社より、大阪地域でビー・エム・ダブリューブランド自動車の正規ディーラーであるビー・エム・ダブリュー大阪の全株式を取得しました。

双日は、ビー・エム・ダブリュー大阪の従業員および販売・サービス拠点をそのまま継承し、プレミアムブランド車の市場占有率が高い大阪地域において、ビー・エム・ダブリューブランド車の更なる販売の拡大とサービスの拡充を図っています。

⑨西日本三菱自動車販売による事業譲渡

自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継事例10選9

M&A・事業承継事例9件目は、西日本三菱自動車販売による事業譲渡です。2015年西日本三菱自動車販売は、宮崎県で展開している自動車販売店を宮崎三菱自動車販売へ譲渡しました。

また、山口県の販売店を下関三菱自動車販売へ譲渡しています。西日本三菱自動車販売は、店舗の整理を行うことにより、事業のスリム化を進めています。

⑩大洋日産自動車販売による事業譲渡

自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継事例10選10

自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継事例の最後である10件目は、大洋日産自動車販売による事業譲渡です。日通商事の100%出資子会社である大洋日産自動車販売は、2015年、事業の一部を日産自動車グループの販売会社3社へ譲渡しました。

大洋日産自動車販売は、事業の一部を日産自動車グループへ譲渡することにより、自社事業の選択と集中を進めています。

自動車小売業(ディーラー)を取り巻く環境

自動車小売業(ディーラー)を取り巻く環境

近年の自動車小売業(ディーラー)業界動向には、以下のような特徴がみられます。

  1. 営業体制の再構築による業界再編 
  2. 倒産・廃業の増加
  3. 同系列の統合

①営業体制の再構築による業界再編

業界再編が進む自動車業界の影響により、自動車小売業(ディーラー)でも業界再編が進められています。正規自動車ディーラーの場合は、店舗の閉店や近隣地域の系列ディーラー間での店舗譲渡が行われ、独立系ディーラーの場合は自動車ブランドごとの売買が行なわれています。

②倒産・廃業の増加

国内自動車販売市場の縮小や利益率の低下により、自動車小売業(ディーラー)の倒産や廃業が増加しています。その一方で、売上を伸ばしているディーラーも少数ながら存在するなど、業種内での二極化が進んでいます。

③同系列の統合

各メーカーの正規自動車ディーラーでは、同系列メーカー内での統合が行なわれています。正規自動車ディーラーはメーカーの権限が強いため、統廃合はメーカーの営業戦略に大きく左右されます。

自動車小売業(ディーラー)をM&A・事業承継の際におすすめの相談先

小売業界のM&A・事業承継
小売業界のM&A・事業承継
自動車小売業(ディーラー)をM&A・事業承継の際におすすめの相談先

自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継を行う際は、以下の会社・機関などに相談することができます。

  1. M&A仲介会社
  2. 地元の金融機関
  3. 地元の公的機関
  4. 地元の弁護士・会計士・税理士など
  5. マッチングサイト

①M&A仲介会社

M&A仲介会社は、M&A・事業承継のサポートを専業とする専門家です。M&A相手を探すための独自ネットワークや、M&Aを成功させるための豊富なノウハウを蓄積しています。

しかし、M&A仲介会社は小規模の会社も含めると無数にあるので、その中から自社に合った仲介会社を選ぶことが大切です。以下では、自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継に対応している仲介会社をご紹介します。

  • 株式会社M&A総合研究所
  • 経営承継支援
  • 株式会社中小企業M&Aサポート
  • ミツキタアドバイザリー株式会社
  • 株式会社レコフ

株式会社M&A総合研究所

M&A総合研究所は、IT関連会社の経営経験もある会社代表自身が、M&Aを経験しています。経営者目線とITを駆使したサポートが強みです。また、M&A総合研究所に所属する実務経験豊富なアドバイザー・会計士・弁護士が3名体制で、クロージングまでのフルサポートを行います。
 

サイトURL https://masouken.com/lp01
特徴 IT・マーケティングを駆使したサポートと、高い専門性を持ったスペシャリストチームによるフルサポート
手数料・報酬など 相談料:無料
着手金:無料
中間報酬:無料
成功報酬:レーマン方式(譲渡価格ベース)
お問い合わせ先 0120-401-970

経営承継支援

経営承継支援は、全国の公的機関や金融機関との独自ネットワークを持ち、中小企業や小規模事業のサポート実績が豊富です。
 

サイトURL https://jms-support.jp/
特徴 公的機関と民間機関両方の特徴を活かしたサポート
手数料・報酬など 相談料:無料
着手金:無料
中間報酬:100万円
成功報酬:レーマン方式(中間報酬料を控除)
お問い合わせ先 03-6279-0596

株式会社中小企業M&Aサポート

中小企業M&Aサポートは中小企業のサポートに特化して蓄積してきたノウハウにより、高い成約率を維持している仲介会社です。
 

サイトURL https://www.chusho-ma-support.com
特徴 中小企業の成約率を高めるための独自システムによるサポート
手数料・報酬など 相談料:無料
着手金:無料
中間報酬:成功報酬の10%〜20%
成功報酬:レーマン方式
お問い合わせ先 03-6860-8272

ミツキタアドバイザリー株式会社

ミツキタアドバイザリーは神戸を拠点に、主に関西圏の中小企業をサポートしています。M&Aを含むコンサルティングに強みを持ちます。
 

サイトURL https://www.mitsukita.com
特徴 会計・財務、労務を中心としたコンサルティングに強み
手数料・報酬など 相談料:無料
着手金:無料
中間報酬:無料
成功報酬:1億円以下・150万円〜450万円
     1億円超・レーマン方式
お問い合わせ先 078-855-8160

株式会社レコフ

レコフは多くの上場企業とコネクションを持つ、老舗のM&A仲介会社です。大企業や中堅企業のM&A支援を得意としています。
 

サイトURL https://www.recof.co.jp
特徴 専門性の高いアドバイザーの専属サポートと豊富な情報力
手数料・報酬など 相談料:無料
着手金:無料
中間報酬:成功報酬の10%
成功報酬:レーマン方式
お問い合わせ先 03-3221-4945

※関連記事
M&Aアドバイザーとは?料金体系やメリット・デメリット、M&Aアドバイザーランキングを解説

②地元の金融機関

地方金融機関が、地元中小企業の事業承継支援も行っている場合は、融資先や取引先企業の中からM&A相手を紹介してもらえる可能性があります。

ただし、実際のM&Aサポートは提携先のM&A仲介会社が行うケースがほとんどなので、自社に合ったサポートが可能であるか不明な点がデメリットだといえるでしょう。そのため、自身で最適な仲介会社を選んだ方が良い場合もあります。

③地元の公的機関

各都道府県に設置されている事業引継ぎ支援センターでは、地元の事業者であれば小規模な案件でも対応しています。しかし、公的機関なので実務面のサポートを直接行うことができないため、金融機関のケースと同じく、提携先の仲介会社などに再依頼しなければなりません。

④地元の弁護士・会計士・税理士など

多くの弁護士や会計士・税理士事務所では、M&A・事業承継の中でも特定分野に特化してサポートを行っています。相続税・贈与税に関する相談や債権者・株主とのトラブル対応など、相談内容が定まっている場合は強みを発揮します。

ただし、M&A相手とのマッチングや交渉などは、提携している仲介会社やマッチングサイト運営会社に任せるケースがほとんどです。

⑤マッチングサイト

大手企業や他業界の企業が相次いで参入していることで、マッチングサイトの質と信頼性は年々向上しています。M&A総合研究所のマッチングプラットフォームでは、買い手・売り手ともに利用料が完全無料で、AIによるレコメンドシステムを利用できます。

買収ニーズを登録するだけで条件の合う売却案件をマッチングしてくれます。このように、従来にはなかったシステムやサービスを提供するマッチングサイトも出てきています。

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自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継の際の確認事項

自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継の際の確認事項

自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継を行う際は、以下の点に注意が必要です。

  1. 自社の収益力の確認 
  2. 棚卸資産の確認
  3. 立地条件や環境など不動産の確認
  4. 賃貸契約などの契約内容の確認
  5. 取引先との代理店契約の確認

①自社の収益力の確認

自動車小売業(ディーラー)は、メーカーとの関係上、利益率があまり高くありません。また、自動車メーカーの利益率も下がっていることから、自動車小売業(ディーラー)は今後さらに厳しくなる可能性があります。

事業を売却する際は、収益を生み出せる付加価値があるかどうか、しっかりと買い手に示せる必要があります。

②棚卸資産の確認

自動車小売業(ディーラー)のM&Aでは、棚卸資産をよく確認する必要があります。多くの自動車ディーラーは、購入者がすぐ乗り出せるための在庫や、取引先からの実質ノルマ在庫などを抱えています。

在庫車がいつから保管されているのか、新車扱いか中古車扱いなのか、メーカーへの支払い期日はいつかなどを確認しておかなければ、M&A価格に大きく影響したり、買収後に損をしたりすることになります。

③立地条件や環境など不動産の確認

自動車メーカー各社は、それぞれ独自の販売網戦略をとっており、同系列で販売網を分散させるケース・近隣に集中させるケース・同メーカーの異ブランドを集中させるケースなど、その戦略はさまざまです。

買収予定の販売店が他メーカー販売店に対して不利な位置にないかなど、立地条件も戦略的に見極める必要があります。

④賃貸契約などの契約内容の確認

自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継の際は、販売店の土地や建物の契約内容についても確認が必要です。事業譲渡によってM&Aを行う際は再契約が必要になるため、土地や建物を借りている場合は解約金や再契約金が発生したり、契約条件が変わったりする可能性もあります。

⑤取引先との代理店契約の確認

正規自動車ディーラーとの代理店契約を結んで、自動車販売を行なっている独立系販売店の場合、契約内容の確認も忘れずに行わなければなりません。取引先との代理店契約に支障がある場合、M&A後の営業再開に時間がかかるなど、思わぬ負担を負うこともあり得ます。

自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継を成功させるポイント

自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継を成功させるポイント

自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継を成功させるには、以下のポイントを意識して行うことが重要です。

  1. 他店にはない強みをまとめる 
  2. 従業員・整備士の離職を防ぐ
  3. 希望する条件をまとめる
  4. 入念な準備を行う
  5. M&A・事業承継の専門家に相談する

①他店にはない強みをまとめる

自動車の販売自体で差別化を図り、収益力を上げることが難しい自動車小売業(ディーラー)の場合、いかに他サービスの付加価値で収益力を上げるかが重要です。他店との差別化が可能な強みをまとめると、良い買い手がつく可能性が高まり、交渉もスムーズに進みます。

②従業員・整備士の離職を防ぐ

M&A・事業承継により会社の経営者が変わることで従業員・整備士が不安や不満を覚え、離職するケースもあります。売り手側は、情報を伝えるタイミングや伝え方に注意し、買い手側は買収後のコミュニケーションや待遇などに配慮が必要です。

③希望する条件をまとめる

M&Aで希望する条件を明確にし、アドバイザーやM&A相手に伝えることで、交渉がスムーズに進みやすくなります。M&Aを早く成立させることに焦って条件を妥協したり、逆に条件にこだわりすぎて交渉を難航させたりしないよう、自社の希望条件を事前にまとめておくことが大切です。

④入念な準備を行う

M&Aの成功率を上げるには、入念な準備が必要です。M&Aの手続き期間中は精神的・時間的負担が大きくなりますが、先を見据えて早めに仲介会社などに相談しておくことで、負担を減らすことができます。

⑤M&A・事業承継の専門家に相談する

仲介会社などのM&A・事業承継の専門家は、独自のネットワークによってM&A相手を探したり、豊富な経験によって負担の大きい交渉事などをサポートしたりと、幅広いサポートを行います。

仲介会社に相談することで、手続き面のサポートだけでなく、企業価値の向上や事業の成長支援につながるケースもあります。

※関連記事
M&AサポートにおけるM&A仲介業者の役割や売却事例/買収事例をご紹介

自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継の際におすすめの仲介会社

自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継の際におすすめの仲介会社

自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継を成功させるには、M&Aスキームの策定や最適なM&A相手の選定や円滑な交渉が必要になるために、M&A仲介会社などの専門家によるサポートは不可欠といえるでしょう。

M&A総合研究所では、さまざまな業界で実績を積み重ねたアドバイザー・M&Aに精通した会計士・弁護士の3名体制によるフルサポートが強みです。報酬体系は着手金や中間報酬は無料の完全成功報酬制となっており、成約に至らなければ費用は一切かかりません。

無料相談は随時お受けしていますので、自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継をご検討の際は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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まとめ

まとめ

本記事では、自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継事例や成功させるポイントなどをご紹介しました。自動車小売業(ディーラー)のM&A・事業承継事例や成功させるためには、業界動向を把握し計画的に進めることが重要です。

また、専門的な知識や見解が必要になるため、M&A仲介会社など専門家のアドバイス・サポートは不可欠といえるでしょう。

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