赤字になったら会社はつぶれる?赤字経営のメリット・デメリット、赤字決算について解説
2020年12月22日更新業種別M&A
CRO・SMO業界のM&A最新動向や売却・事業承継事例15選を紹介
CRO・SMO業界とは、医薬品開発の臨床研究支援を行う事業を指します。本記事では、CRO・SMO業界のM&A最新動向や、売却・事業承継事例などをご紹介します。また、CRO・SMO業界でM&Aを行うメリットや、CRO・SMO業界でM&Aを成功させるポイントなどについてもあわせて解説します。
目次
CRO・SMO業界のM&A
本記事では、CRO・SMO業界のM&A最新動向や売却・事業承継事例などをご紹介していきますが、まずはCRO・SMOの定義や、M&A・事業承継の意味について解説します。
CRO・SMO業界とは
製薬会社が新薬を開発して販売まで至るには、国による厳しい承認審査を通さなければなりません。そのためには、臨床研究を行う必要があります。
しかし、臨床研究には多くの時間と資金がかかるため、製薬会社は少しでも早く承認・認可を得たいと考えます。
CRO・SMO業界とは、このような製薬会社と医療機関が行う臨床研究を支援する業界を指します。
CROとSMOの違い
CROとSMOには、業務内容などにさまざまな違いがありますが、最も大きな違いは支援対象です。
CROは、医薬品の開発治験を行う製薬会社を支援します。一方のSMOは、医薬品の開発治験を行う医療機関側を支援します。
M&A・売却・買収とは
M&Aには、株式譲渡や事業譲渡、合併などのさまざまな手法があり、M&Aとは、経営権の取得・譲渡や法人の統合などに用いる手法の総称です。
CRO・SMO業界は、国の医療費抑制政策により先行きが見えにくい状況となっており、医薬品の研究開発は国際競争が激しくなっています。
そのため、日本でのCRO・SMO利用率は増加傾向にあり、それに伴ってCRO・SMO業界ではM&Aによる業界再編が今後も継続していくと見られています。
事業承継とは
事業承継とは、経営者が事業を後継者へ引き継ぐことを指します。CRO・SMO業界でも、経営者の高齢化で事業承継が必要な企業は増え、後継者獲得目的のM&Aも見られます。
CRO・SMO業界のM&A最新動向
CRO・SMO業界のM&A動向は以下のようになっています。
- 新規参入を目的としたM&A・買収が増える兆し
- シェア拡大を目的としたM&Aが増加傾向
- 経営者が高齢になり引退年齢を迎える
1.新規参入を目的としたM&A・買収が増える兆し
ヨーロッパなどのCRO・SMO業界に比べ、日本のCRO・SMO業界は製薬会社からのアウトソーシング率がまだ低い状態です。
しかし、医薬品開発競争が国際的に激しくなっていることから、今後は日本のCRO・SMO業界でもアウトソーシング率が上昇していくと予測されています。
そのような背景により、日本のCRO・SMO業界では、新規参入を目的としたM&Aが増加する兆候が見え始めています。
2.シェア拡大を目的としたM&Aが増加傾向
CRO・SMO関連企業の数は他業界に比べて少ないですが、今後は他業界の企業や外国企業の参入によりシェア争いが起きると予測されます。そのため、シェア拡大を目的としたいM&Aも増加傾向にあります。
3.経営者が高齢になり引退年齢を迎える
CRO・SMO業界では買収需要が増えるとともに、経営者の高齢化による売却需要も増えつつあります。そのため、今後は事業承継目的のM&Aも増加していくと予測されます。
CRO・SMO業界の現状を把握する
CRO・SMO業界の現状は以下のようになっています。
- 日本の治験基準が厳しくなっている
- 1社あたりの利益は高額
- 海外での治験が行える企業が業績を伸ばす
1.日本の治験基準が厳しくなっている
これまで日本の治験は、欧米に比べてドラッグラグ(開発から実用化までの期間)が長いことや、研究開発の質が低いこと、実用化までの成功率が低いことなどが課題となってきました。
国では、日本の治験レベルを国際レベルに引き上げるため、さまざまな施策を進めており、治験基準は以前よりも厳しくなっています。
2.1社あたりの利益は高額
CRO・SMOは利益を得るポイントが複数あるので、利益率の高い企業が多く存在します。
今後は、先端医療分野の事業領域拡大やコンサルティング業務の需要拡大により、さらに利益率が上昇するCRO・SMO企業が出てくると予測されています。
3.海外での治験が行える企業が業績を伸ばす
近年は日本のCRO・SMOの質が向上してきたことにより、海外の製薬会社からの受注が増加しています。
また、海外のCRO・SMO企業の買収や提携により、海外展開を進める企業も見られ、グローバル化が進むCRO・SMO業界では、海外での治験も行える企業の成長が顕著になっています。
CRO・SMO業界の売却・事業承継事例15選
この章では、CRO・SMO業界の売却・事業承継事例を15選取り上げて解説します。
CROの売却・事業承継事例
まずは、CRO企業の売却・事業承継事例を8つご紹介します。
- ACメディカルからEPSホールディングスへの売却・譲渡
- DZS社からWDBホールディングスへの売却・譲渡
- Crown社からJSRへの売却・譲渡
- Oy Medfiles社からWDBホールディングスへの売却・譲渡
- コーブリッジからWDBホールディングスへの売却・譲渡
- メディクロスからテンプスタッフへの売却・譲渡
- Nuvisan CDD社からリニカルへの売却・譲渡
- トランスジェニックによる子会社へのCRO事業譲渡
1.ACメディカルからEPSホールディングスへの売却・譲渡
CROの売却・事業承継事例1件目は、ACメディカルからEPSホールディングスへの売却・譲渡です。
2019年、CRO・CSO企業のACメディカルは、CRO・SMO・CSO事業などを展開するEPSホールディングスへの株式譲渡により子会社となりました。
EPSホールディングスは、ACメディカルを子会社化することにより、顧客基板の拡大・人材の補強・技術ノウハウの共有し、新薬開発推進を図っています。
2.DZS社からWDBホールディングスへの売却・譲渡
CROの売却・事業承継事例2件目は、DZS社からWDBホールディングスへの売却・譲渡です。
2018年、アメリカのCRO企業であるDZS Software Solutions, Inc.は、CRO事業など4事業を展開するWDBホールディングスのアメリカグループ会社へ株式を売却し、WDBホールディングスの孫会社となりました。
これにより、WDBホールディングスは、アメリカでのCRO事業拡大を進めています。
3.Crown社からJSRへの売却・譲渡
CROの売却・事業承継事例3件目は、Crown社からJSRへの売却・譲渡です。
CRO企業のCrown Bioscience Internationalは、2018年、医薬品の基礎研究・診断薬開発などを行うJSRへ株式を売却し、子会社となりました。
JSRは、Crown社の買収によりライフサイエンス事業の範囲を拡大し、製薬業界へのシームレスな価値提供を図っています。
4.Oy Medfiles社からWDBホールディングスへの売却・譲渡
CROの売却・事業承継事例4件目は、Oy Medfiles社からWDBホールディングスへの売却・譲渡です。
2017年、フィンランドのCRO企業であるOy Medfiles Ltd.は、WDBホールディングスへ全株式を売却し、子会社となりました。
海外でもCRO事業を展開しているWDBホールディングスは、ヨーロッパで知名度のあるOy Medfiles社を子会社化することで、海外CRO事業の拡大を図っています。
5.コーブリッジからWDBホールディングスへの売却・譲渡
CROの売却・事業承継事例5件目は、コーブリッジからWDBホールディングスへの売却・譲渡です。
2017年、医療機器や医薬品の承認・申請支援業務などを行うコーブリッジは、WDBホールディングスへの株式売却により子会社となりました。
これにより、WDBホールディングスはCRO事業のさらなる強化を図っています。
6.メディクロスからテンプスタッフへの売却・譲渡
CROの売却・事業承継事例6件目は、メディクロスからテンプスタッフへの売却・譲渡です。
2015年CRO企業のメディクロスは、テンプHD(現:パーソルグループ)子会社の人材サービス会社、テンプスタッフへ株式を売却し、子会社となりました。
テンプスタッフは、メディクロスのCRO事業に自社の営業力を投入することで、受託体制を強化しています。
7.Nuvisan CDD社からリニカルへの売却・譲渡
CROの売却・事業承継事例7件目は、Nuvisan CDD社からリニカルへの売却・譲渡です。
ドイツのCRO企業であるNuvisan CDD Holding GmbHは、2014年、同じくCRO企業のリニカルへ株式を売却し、子会社となりました。
リニカルは、ヨーロッパ各国にネットワークを持つNuvisan CDD社を子会社化することで、CRO事業の海外展開を強化しています。
8.トランスジェニックによる子会社へのCRO事業譲渡
CROの売却・事業承継事例8件目は、トランスジェニックによる子会社へのCRO事業譲渡です。
2014年、CRO事業などのライフサイエンス事業や、投資コンサル事業を展開するトランスジェニックは、子会社の新薬リサーチセンターへCRO事業部門を譲渡しました。
これにより、トランスジェニックは、事業の効率性を高め、営業網の構築を図っています。
SMOの売却・事業承継事例
続いて、SMO企業の売却・事業承継事例を7つご紹介します。
- 新日本科学SMOからエムスリーへの売却・譲渡
- アイロムグループとOKEIOSとの資本業務提携
- コスメックスからメディカル・データ・ビジョンへの売却・譲渡
- 綜合臨床HDとEP綜合の吸収合併による統合
- EPSホールディングスによる綜合臨床HDとの株式交換による経営統合
- ノイエスからエムスリーへの売却・譲渡
- フェーズオンによるイスモへのSMO事業譲渡
1.新日本科学SMOからエムスリーへの売却・譲渡
SMOの売却・事業承継事例1件目は、新日本科学SMOからエムスリーへの売却・譲渡です。
2018年SMO企業の新日本科学SMOは、医療従事者専用インターネットサービスなどを展開するエムスリーへ株式を売却し、子会社となりました。
これにより、エムスリーのSMO事業は国内トップクラスの規模となり、これまで以上に製薬業界に貢献できるものとしています。
2.アイロムグループとOKEIOSとの資本業務提携
SMOの売却・事業承継事例2件目は、アイロムグループとOKEIOSとの資本業務提携です。
2017年、SMO事業・CRO事業などを行うアイロムグループは、オウケイウェイヴ子会社のOKEIOSと資本業務提携を結びました。
OKEIOSは、健康情報プラットフォームの研究開発・サービス会社であり、本資本業務提携により、両社は再生医療分野への取り組みを加速させています。
3.コスメックスからメディカル・データ・ビジョンへの売却・譲渡
SMOの売却・事業承継事例3件目は、コスメックスからメディカル・データ・ビジョンへの売却・譲渡です。
2017年、SMO企業のコスメックスは、医療ビッグデータを活用したサービスを展開するメディカル・データ・ビジョンへ株式を売却し、子会社となりました。
メディカル・データ・ビジョンは、自社の病院ネットワークや製薬会社の顧客基盤を活用することで、コスメックスのSMO事業をサポートし、成長につなげています。
4.綜合臨床HDとEP綜合の吸収合併による統合
SMOの売却・事業承継事例4件目は、綜合臨床HDとEP綜合の吸収合併による統合です。
CRO・SMO・CSOなどの事業を展開するEPSホールディングスは、2016年、子会社の綜合臨床HDと、綜合臨床HDの子会社であるEP綜合を吸収合併により統合しました。
SMO業界は業界再編の波が来ていることから、変化に対応できる体制を整えるため、両社は統合に至っています。
5.EPSホールディングスによる綜合臨床HDとの株式交換による経営統合
SMOの売却・事業承継事例5件目は、EPSホールディングスによる綜合臨床HDとの株式交換による経営統合です。
2016年EPSホールディングスは、綜合臨床HDと株式交換を行い、綜合臨床HDを完全子会社としました。
これにより、EPSホールディングスは国内トップクラスのSMO企業となり、業界再編にもリーディングカンパニーとして対応できる力をつけています。
6.ノイエスからエムスリーへの売却・譲渡
SMOの売却・事業承継事例6件目は、ノイエスからエムスリーへの売却・譲渡です。2014年SMO企業のノイエスは、エムスリーへ株式を売却し子会社となりました。
これにより、エムスリーの提携施設数と人材力は業界トップクラスとなり、製薬企業への貢献度をさらに高めています。
7.フェーズオンによるイスモへのSMO事業譲渡
SMOの売却・事業承継事例7件目は、フェーズオンによるイスモへのSMO事業譲渡です。フェーズオンは2014年、SMO事業をエムスリーグループのイスモへ譲渡しました。
イスモは、フェーズオンのSMO事業を取得することで新たな事業エリアを獲得し、エムスリーグループのIT技術を活用することにより、治験のスピード化と効率化をさらに進めています。
CRO・SMO業界のM&A・売却・買収相場
CRO・SMO企業は利益率が高く、今後業界の成長も見込めるため、CRO・SMO業界のM&A相場は他業界に比べて高くなる傾向にあります。
CRO・SMO企業は人材が重要ですが、業界では慢性的に人材不足となっており、常に優秀な人材を求めているため、経験豊富で優秀な人材が多く所属しているCRO・SMO企業のM&A相場は高くなります。
しかしながら、CRO・SMO業界のM&A相場算定は専門性が高いため、医療分野・製薬分野に精通した専門家による算定が必要です。
M&A総合研究所では、調剤薬局など医療分野のM&A支援実績も豊富です。CRO・SMO業界のM&A相場を算定したい場合は、お気軽にご相談ください。
CRO・SMO業界のM&Aを行うメリット
CRO・SMO業界でM&Aを行う場合、以下5つのメリットが得られます。
- 後継者問題を解決できる
- 単独では難しい海外対応が可能
- 大手企業の参加入りで経営が安定
- 従業員・研究員の雇用先を確保
- 創業者利益を獲得
1.後継者問題を解決できる
中小企業にとって後継者問題は、遅かれ早かれ対応しなければならない重要な課題です。
後継者となる子供や親族がいなかったり、従業員への承継が難しかったりするケースもありますが、M&Aを行うことにより、後継者問題で生じるさまざまな課題を解決できます。
2.単独では難しい海外対応が可能
CRO・SMO業界の国際競争進展により、日本のCRO・SMO企業も海外への対応力がさらに求められるようになっています。
自社単独では難しい海外展開も、M&Aによって効率的に行うことが可能です。
3.大手企業の傘下入りで経営が安定
CRO・SMO業界は景気の波には強いですが、国の政策によって大きく左右されます。
M&Aによって大手企業の傘下に入ることができれば、経営を安定させる戦略をとることもできます。
4.従業員・研究員の雇用先を確保
M&Aであれば、廃業や倒産のように従業員・研究員の仕事を途切れさせることがありません。
また、案件によっては、まったく仕事環境が変えることなく仕事を継続することができます。
5.創業者利益を獲得
M&Aによって売却益が得られるメリットもあります。100%株式を保有する創業オーナーの場合は売却益をすべて獲得でき、リタイア資金や次の事業資金として豊富な資金を運用することもできます。
CRO・SMO業界のM&Aを成功させるには?
CRO・SMO業界でM&Aを成功させるには、以下のポイントを押さえる必要があります。
- IoT技術などへの対応が行われている
- 優秀な研究員がいる
- 海外へのルートをすでに持っている
- M&Aを行う目的・計画が明確
- CRO・SMO業界に強いM&Aの専門家に相談する
1.IoT技術などへの対応が行われている
近年の製薬業界では、IoTによって得られたデータを活用した臨床研究が行われるようになっています。
また、新薬開発にAIを活用する研究も進められており、さらに今後は、量子コンピューターによって医薬品の開発速度が飛躍的に加速すると言われています。
CRO・SMO企業にも最先端のIT対応が求められることは必然であるため、ITをうまく活用できているCRO・SMO企業は、M&Aもスムーズに進みます。
2.優秀な研究員がいる
人材が重要な資産であるCRO・SMO企業では、優秀な人材が何人所属しているかが注目されます。慢性的な人材不足の中、優秀な人材の存在は他社との差別化要因となります。
3.海外へのルートをすでに持っている
治験環境の国際化により、世界中のCRO・SMO企業が、治験体制の強化を進めています。
日本のCRO・SMO企業も、大手を中心に海外企業との協力体制強化を急いでいることから、海外へのルートを持っていることでM&Aが優位に進められます。
4.M&Aを行う目的・計画が明確
大手CRO・SMO企業による中小CRO・SMO企業の集約化や、CRO・SMO企業とIT企業の提携が活発になるなど、CRO・SMO業界ではさまざまな思惑でM&Aが進められています。
M&Aを行う目的を明確にし、計画的に準備を進めることで、M&Aのメリットを最大化できます。
5.CRO・SMO業界に強いM&Aの専門家に相談する
CRO・SMO業界のM&Aを成功させるには、CRO・SMO業界や医療業界、ITに精通したM&Aの専門家によるサポートが重要です。
CRO・SMO業界に強いM&A仲介会社に相談することで、独自情報やネットワークを活用できます。
CRO・SMO業界のM&Aを行う際におすすめの相談先
CRO・SMO業界でM&Aを円滑に進めるには、CRO・SMO業界に精通したM&A仲介会社のサポートが欠かせません。
M&A総合研究所では、豊富な実務経験を持つアドバイザー・M&Aに精通したアドバイザーが専門性の高いトータルサポートを行います。
また、手数料は着手金、中間報酬無しの完全成功報酬制となっています。無料相談をお受けしていますので、CRO・SMOのM&Aをご検討の際は、お気軽にM&A総合研究所までご相談ください。
まとめ
本記事では、CRO・SMO業界のM&A動向や売却・事業承継事例などをご紹介してきました。CRO・SMO業界のM&Aを進めるためには、M&A動向を把握しておくだけでなく、CRO・SMO業界・医療業界・ITの専門的知識も必要になります。
【紹介したCRO・SMO業界のM&A事例】
- ACメディカルからEPSホールディングスへの売却・譲渡
- DZS社からWDBホールディングスへの売却・譲渡
- Crown社からJSRへの売却・譲渡
- Oy Medfiles社からWDBホールディングスへの売却・譲渡
- コーブリッジからWDBホールディングスへの売却・譲渡
- メディクロスからテンプHDへの売却・譲渡
- Nuvisan CDD社からリニカルへの売却・譲渡
- トランスジェニックによる子会社へのCRO事業譲渡
- 新日本科学SMOからエムスリーへの売却・譲渡
- アイロムグループとOKEIOSとの資本業務提携
- コスメックスからメディカル・データ・ビジョンへの売却・譲渡
- 綜合臨床HDとEP綜合の吸収合併による統合
- EPSホールディングスによる綜合臨床HDとの株式交換による経営統合
- ノイエスからエムスリーへの売却・譲渡
- フェーズオンによるイスモへのSMO事業譲渡
【CRO・SMO業界のM&A動向】
- 新規参入を目的としたM&A・買収が増える兆し
- シェア拡大を目的としたM&Aが増加傾向
- 経営者が高齢になり引退年齢を迎える
【CRO・SMO業界の現状】
- 日本の治験基準が厳しくなっている
- 1社あたりの利益は高額
- 海外での治験が行える企業が業績を伸ばす
【CRO・SMO業界でM&Aを行うメリット】
- 後継者問題を解決できる
- 単独では難しい海外対応が可能
- 大手企業の参加入りで経営が安定
- 従業員・研究員の雇用先を確保
- 創業者利益を獲得
【CRO・SMO業界でM&Aを成功させるポイント】
- IoT技術などへの対応が行われている
- 優秀な研究員がいる
- 海外へのルートをすでに持っている
- M&Aを行う目的・計画が明確
- CRO・SMO業界に強いM&Aの専門家に相談する
CRO・SMO業界でM&Aを成功させるには、専門性の高いM&A仲介会社によるサポートが欠かせません。
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