2020年4月18日更新業種別M&A

web制作会社の事業承継とは?課題や注意点などポイントを解説!

web制作会社はIT業界の目まぐるしい変化もあり、経営に苦しむケースが少なくありません。そのような中、M&Aによる事業承継という選択肢は有効的な手段といえます。ここでは、web制作会社の事業承継や課題・注意点などをお伝えしていきます。

目次
  1. web制作会社の事業承継とは
  2. web制作会社における事業承継の特徴
  3. web制作会社の事業承継課題
  4. web制作会社における事業承継の注意点
  5. web制作会社の事業承継はM&A仲介会社に相談
  6. web制作会社の事業承継事例
  7. まとめ
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web制作会社のM&A・事業承継

web制作会社の事業承継とは

事業承継は多くの会社にとって重要なイベントです。事業承継の正否は会社の存続を左右するといっても過言ではなく、失敗すれば廃業になりかねません。ただ、昨今は事業承継の方法が多様化しており、自社に合う方法を選ぶ必要があります。

今回はweb制作会社の事業承継にスポットを当て、web制作会社の事業承継にはどのような特徴、傾向があるのかご紹介していきます。

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web制作会社における事業承継の特徴

web制作会社の事業承継には、下記の特徴があります。

第三者への委託

web制作会社の事業はインターネットが普及してから生まれたため、一般的な中小企業に多い経営者の高齢化はあまり見られません。しかし、web制作会社が身を置くIT業界は非常に変化が早く、インターネットの普及以降、関連する技術は続々と発展しています。現在はAIやIoTが注目され、さまざまな会社が起業しています。

ただ、IT業界は良好ではありません。最先端技術が登場し続ける限り、その技術を使いこなせる専門的な知識を持つ人材が必要です。しかし、実用化したばかりの最先端技術を使いこなす人材は限られており、事業に最先端技術を取り入れたくても、そのポテンシャルを引き出せない状況です。

人材の確保、育成に失敗すれば業界の前線に立つことは難しくなるでしょう。また、昨今はスマートフォンの普及もあり、従来のwebサイト制作は下火です。最近はスマートフォンやタブレットに向けたアプリ制作が主流で、webサイト制作がコア事業のweb制作会社は苦境に立っています。

そのため従来の事業を続けるweb制作会社の中には、自社の方法に限界を感じ、第三者に会社を委託する選択を行う会社も増えています。ひと昔前はM&Aを行うことは「会社を売り払う」というネガティブなイメージが伴いましたが、2000年以降にM&Aが定着してからは、積極的に売買するケースが増えています。

web制作会社においても例外ではなく、中小・零細規模のweb制作会社も積極的にM&Aを実施し、第三者に事業承継を行っているのです。

ハッピーリタイアメントの一環

ハッピーリタイアメントのためにM&Aによる事業承継を行うケースもあります。ハッピーリタイアメントとは定年前の50代、早ければ40代で引退し、悠々自適な引退生活を送ることです。ハッピーリタイアメントは欧米では一般的であり、日本でも徐々に定着しつつあります。

ただ、経営者が簡単に引退すると、事業や雇用を放棄することになりかねません。しかし、M&Aで第三者に事業承継を行えば、事業や雇用を守りながら引退できます。また、M&Aによる事業承継であれば売却益を手に入れることができ、引退後の生活資金の確保が可能です。

日本ではハッピーリタイアメントはまだ一般的ではありませんが、今後このような形の事業承継は増えていくでしょう。

web制作会社の事業承継課題

web制作会社の事業承継には、どのような課題があるのか見ていきましょう。

コンテンツの変化

web制作会社はwebサイトなど、さまざまなコンテンツの開発・運営などを行っていますが、事業承継を行うことでそのコンテンツが変化する可能性があります。管理する者が変わる以上、コンテンツへの影響は避けられません。しかしそれが改善でなく、改悪につながるケースは少なくないのです。

webサイトのようなコンテンツは、管理する者によって掲載する情報や内容が変わるため、それがネガティブなものであれば事業が損害を被ることになりかねません。そのため、事業承継を行う際は買い手に自社のコンテンツを任せることができるかしっかり協議しましょう。

買い手が見つからない

「買い手が見つからない」ことはweb制作会社に限らず、M&Aで事業承継を行うあらゆる会社の課題です。日本のM&A市場では業界によって売り手市場となることがあり、売り手が優位になる場面もあります。しかし、それでも条件の合う買い手が見つかる可能性は決して高くはありません

せっかく巡り会えたとしても、条件で折り合いがつかない買い手もいます。また、会社同士の相性が悪ければ、交渉自体進まないこともあります。さらに、切実な事情を抱えたうえで事業承継を行う場合、買い手が足元を見て不利な条件を押し付けるケースも少なくありません。

頼れる専門家にサポートを依頼するなどして備えておけば、買い手との交渉がはかどるでしょう。

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事業承継を戦略的に行う方法!成功ポイントや事例を解説

web制作会社における事業承継の注意点

web制作会社のM&A・事業承継
web制作会社のM&A・事業承継

web制作会社がM&Aによる事業承継を行う際は、会社の内情に注意を払う必要があります。web制作は個人でも行える事業であるため、web制作会社は10人ほどの従業員で業務を回したり、経営が不安定になったりするケースがあります。

そのような会社では、自社の内情が事業承継の弊害になる可能性が高いです。買い手会社は魅力的なコンテンツや成長性を感じた場合、多少のリスクはのみ込んで買収に踏み切ることもあります。

しかしコンテンツの魅力が低く経営基盤も不安定と判断すれば、取引価格を抑えたり交渉を打ち切ったりすることもあるでしょう。そのため事業承継を行う際は、買い手に魅力的に映るよう会社の磨き上げを行ってください。

他の業界・業種のM&Aでも、売却前に会社の磨き上げを行うケースは多いです。M&Aは売買が成立し、契約が締結した段階でゴールではありません。経営統合を経た後に想定したシナジー効果が発揮され、増益が実現した時点でM&Aに成功したといえます。

良識のある買い手であれば、M&Aを行う際に売り手に潜在するリスクを慎重に分析します。それを怠る買い手は信頼しない方が良いでしょう。売り手のリスクを見つけられず買収後に多大な損害を被ったり、経営不振の会社を買収したものの建て直しができずに赤字経営に陥ったりしたM&A事例は少なくありません。

新たなコンテンツの輩出は難しくとも、スキルがある従業員を確保、負債の整理や資金繰りの改善、業務体制の見直しを行うだけでも売り手としての魅力は上がります。必要であれば経営コンサルティング会社や会計士、税理士などの専門家の力も借りましょう。

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web制作会社の事業承継はM&A仲介会社に相談

事業承継は一般的に5年、長ければ10年かかることもあり、非常に長期的なプロジェクトです。事業承継M&Aは通常の事業承継ほど時間はかかりません。しかし成功率は3割~5割程度で、簡単ではありません。条件の合う買い手すら見つけるこができず、M&Aが終わるケースもあります。

また、M&Aはデューデリジェンスやバリュエーションなど、専門的な知識を必要とするプロセスもあり、M&Aの経験や知識が豊富な専門家の協力は欠かせません。そのため、事業承継M&Aを行う際は、M&A仲介会社の協力を得ましょう。

ただ、M&A仲介会社の選択は重要です。M&A仲介会社は会社によって報酬のシステムが異なり、着手金などの手数料が発生するタイプもあれば、報酬が成功報酬のみというタイプもあります。専門家に支払う予算が限られている場合は、できるだけリーズナブルな報酬システムの会社を選択しましょう。

また、最近は特定の業界や業種のM&Aを専門的に扱うM&A仲介会社があります。web制作会社のM&Aを専門的に行う会社は業界の事情に精通しており、他のweb制作会社の事情も把握しているでしょう。そのため、事業承継M&Aが成功する可能性が高まります。

悪質なM&A仲介会社に注意

M&A仲介会社の中には、悪質な会社もあることに注意するべきです。悪質な仲介会社は自社の利益のためだけにあまりシナジー効果を得られないM&Aを勧めたり、契約の段階で他のM&A仲介会社と契約できない条項を設けたりするなど、クライアントの利益を考えません

そのような会社からサポートを得ても、M&Aが成功する可能性は低いでしょう。悪質なM&A仲介会社を選ばないためには、業者の評判や実績を入念に調べることが大切です。また、報酬システムに関しても、評判や実績に見合うものか確かめましょう。

リーズナブルな報酬で専門家の協力が得たい場合は、完全成功報酬制を採用するM&A仲介会社を選びがちです。しかし、完全成功報酬制を採用していても、そのM&A仲介会社が優れているとは限りません。中には成功報酬が欲しいために、クライアントと相性が悪い会社とのM&Aを押し通す会社も存在します。

あくまで完全成功報酬制は報酬の目安であり、M&A仲介会社のノウハウを保証するものではありません。むしろ手数料がかかるタイプの方が、先に利益を得ているためじっくりM&Aをサポートすることがあります。リーズナブルにサポートを得ることも大事ですが料金の印象にとらわれず、その専門家が有益かどうかを見極めましょう。

もし信頼できるM&A仲介会社をお探しの場合は、ぜひM&A総合研究所へご相談ください。M&A総合研究所には専門的な知識や経験が豊富なアドバイザーや会計士が在籍しています。

また、通常のM&A取引は交渉から成立まで半年から1年程度かかることが多いですが、M&A総合研究所は平均3ヶ月でクロージングを実現させています。相談は無料で承っておりますので、お気軽にご相談ください。

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web制作会社の事業承継事例

日本は欧米のようにM&Aの内容をオープンにしないため、把握できる事例は少ないです。ただ、web制作会社のM&A事例を見ると、事業承継M&Aの取引価格は数億円前後が多いです。web制作会社は中小規模、零細規模で経営するケースが多いため、取引価格は極端に大きくならないでしょう。

イー・ステート・オンラインがマザーの全株式を取得

2019年12月にイー・ステート・オンラインがマザーの全株式を取得し、子会社化したことを発表しました。イー・ステート・オンラインは、不動産ビジネスを中心にwebプロモーション、webサイト構築や運営などのサービスを提供するインターネット関連業務のトータルコンサルティング企業です。

マザーはweb制作事業を行っており、多くの実績があります。サービスの安定性と質の高いデザインで、多くのクライアントから信頼を得ている企業です。

マザーの全株式取得で制作力をより強化し、クライアントへのさらなるサービス提供を図ります。

ニッチイノベーションとこれからの事業承継

2018年11月に、ニッチイノベーションはこれからを事業承継しました。これからは、web制作を中心にコンサルティングや運用代行などを行っています。売り上げ増進のため、M&Aを用いた事業成長を目指していました。

二ッチイノベーションはEC事業者を対象とする商品ベータベースの構築、ショッピングカートへの誘導などに実績とノウハウがある企業です。このM&Aにより、お互いの経営資源を結集し、Eコマース市場における事業基盤を強化します。

まとめ

web制作会社はIT業界の目まぐるしい変化もあり、経営に苦しむケースが少なくありません。そのような中、M&Aによる事業承継の選択肢は有効的な手段です。今は業界・業種も問わずM&Aが行われる時代であるため、事業承継M&Aが手段となるのは当然ともいえます。

しかし、事業承継M&Aは専門家の協力がなければ成功しにくいため、相性の良い優れた専門家を見つけましょう。

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