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2019年11月27日更新
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ケータリング会社のM&A動向!売却/買収の流れや注意点を解説!

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この記事の監修専門家
M&A総合研究所 公認会計士
高谷 俊祐

ケータリング会社がM&Aを行うケースは珍しくありません。経営者は業界に身を置く限り、いずれM&Aを行うものと想定した方がいいでしょう。 今回はケータリング会社向けにM&Aの流れや注意点、業界の動向などについてだけでなく、おすすめの専門家についても解説していきます。

目次
  1. ケータリング会社のM&A・売却・買収
  2. ケータリング会社のM&A動向
  3. ケータリング会社のM&A・売却・買収の流れ
  4. ケータリング会社のM&A・売却時の注意点
  5. ケータリング会社のM&A・買収時の注意点
  6. ケータリング会社のM&A・売却・買収の際におすすめの相談先
  7. まとめ

ケータリング会社のM&A・売却・買収

ケータリング会社

はじめにケータリング会社やM&Aの定義をお伝えします。

ケータリング会社とは

ケータリング会社とは、パーティーやイベントの際に料理やドリンクを持ったスタッフを現場に派遣することで収益を得る会社のことを指します。

一見するとデリバリーに似ていますが、デリバリーが注文された料理などを運搬するだけなのに対し、ケータリング会社は依頼人と相談して決めた料理やドリングを持ち込むだけでなく、その場での提供や撤収までも手掛けます。

ケータリング会社は、依頼人が自由に料理やドリンクを設定できるだけでなく、準備や後片付けも任せられるため、パーティーやイベントを開催するうえで非常に役立ちます。

M&A・売却・買収とは

M&Aは売却・買収を通じて経営統合や合併を実現する経営手法のことをいいます。

M&Aは事業規模の拡大や事業承継など様々な動機で行われるものであり、今では業界・業種を問わず様々な会社が実践しています。

かつて日本では「M&A=会社を売り払う」というネガティブなイメージが伴うものでした。しかし2000年代からM&Aが有効的な経営手法として注目されるようになり、そのようなイメージは払拭されつつあります。

ただ、M&Aは成功率が3割~5割程度であり、決して成功率が高いとはいえません。

またM&Aには様々なスキームがあり、それぞれプロセスが異なっています。加えて専門的な知識が求められる場面も少なくありません。

【関連】M&Aによる会社売却・事業売却

ケータリング会社のM&A動向

ケータリング会社

ケータリング会社のM&A動向には以下のような特徴が挙げられます。

  1. 関連業種からのM&Aが増加傾向にある
  2. サービスの多様化により人材不足によるM&Aが見られる
  3. 将来性を考え新規参入する業者も増加
  4. 超高齢社会に対応した業種によるM&A

1.関連業種からのM&Aが増加傾向にある

ケータリング業界では関連業種からのM&Aが増加傾向にあります。

例えば著名な食品会社や食堂経営の会社、デリバリー事業を営む会社などがケータリング会社を買収するケースが増えています。

買い手となる会社に著名なブランドがあれば、ケータリングにダイレクトに生かすことができるため、ケータリング会社の買収は大きなメリットになり得ます。

2.サービスの多様化により人材不足によるM&Aが見られる

ケータリング業界では年々同業者同士のシェア獲得競争が激しくなっており、その過程で差別化を図るためにサービスを多様化しています。その一方で、人材不足に陥るケースも少なくありません。

そんな状況に陥っている会社にとってM&Aは友好的な手段となります。

M&Aによる売却が成功すれば、大手の会社に人材を回してもらえたり、資本の傘下に入ることで経営基盤の強化が図れるようになります。また、買い手の会社のサービスを利用できるようになれば、差別化もスムーズに進むようになるでしょう。

3.将来性を考え新規参入する業者も増加

さきほどお伝えした関連事業とケータリング会社のM&Aですが、これを機に新規参入する業者も増加しています。

ケータリングは自身のブランドを活用しやすい事業であるうえに、ブランドの知名度が高ければ話題性も増し、顧客が集まりやすくなります。

4.超高齢社会に対応した業種によるM&A

老人ホームや介護施設など、超高齢社会に対応した業種とのM&Aを行うケースもあります。

ケータリングのノウハウを生かし、福祉施設への食事提供を行ったり、イベントでの業務を受託するなど、異業種との提携には様々なパターンがあります。

ケータリング会社に限らず、超高齢社会に対応した業種が異業種とM&Aを通じて提携するケースは多くあり、今後のM&Aで増加する可能性が高いです。

【関連】飲食業界のM&A
【関連】給食業・テイクアウト・配達飲食業界におけるM&Aの売却/買収事例とは?買う・売る方法、費用の相場を解説

ケータリング会社のM&A・売却・買収の流れ

M&Aの流れ

ケータリング会社のM&Aの流れは以下のようになっています。

  1. 仲介会社などへの相談
  2. M&A先の選定
  3. 基本合意書の締結
  4. デューデリジェンスの実施
  5. 最終契約書の締結
  6. クロージング

1.仲介会社などへの相談

M&Aを始める際には、まず仲介会社などへの相談から始めましょう。

さきほども触れたように、M&Aは専門的な知識が必要な場面も多いため、仲介会社のような専門家のサポートは不可欠です。

報酬のみならず、評価や実績で信頼できる業者を選ぶようにしましょう。

秘密保持契約書の締結

仲介会社と仲介契約を締結する際、同時に秘密保持契約書を締結します。

秘密保持契約書は秘密情報の取り扱いに関して定めた契約書であり、M&Aを進めるうえで欠かせない契約の一つです。

M&Aはその性質上、社内の秘密情報を開示することも珍しくありません。そのため、M&A仲介会社と秘密情報の扱い方について厳密に協議することは不可欠であるといえます。

2.M&A先の選定

M&A先、つまり買い手・売り手の選定は重要なプロセスの一つです。M&A仲介会社のサポートを得ている場合、業者のネットワークをそのまま活用できるでしょう。

買い手・売り手を選定する際は、財務状況だけでなく、経営方針やノウハウなどを多角的に分析するようにしましょう。

意向表明書の提示

買い手・売り手を選定し、トップ面談を通じてM&Aを行うことが決定した際、意向表明書が提示されることがあります。

意向表明書はM&Aを行ううえで買い手が提示する書類であり、希望価格やM&Aのスキーム、スケジュールなどといった様々な事項が記載されます。

ただ、意向表明書は法的拘束力を持たない事項が記されていることが多く、場合によってはオミットされることがあります。

3.基本合意書の締結

選定した会社とのM&Aが決定された際、基本合意書の締結が行われます。

基本合意書はM&Aを行ううえでの基本的な諸条件や独占交渉権、譲渡価格などについて記されており、今後の交渉の基点となります。

しかし基本合意書は一部の事項を除いて法的拘束力を持っていないことが多く、今後の交渉で内容が覆されることもあります。

4.デューデリジェンスの実施

M&Aの成否、譲渡価格の決定を左右するプロセスがデューデリジェンスです。

デューデリジェンスは買い手の会社が売り手の会社が抱えるリスクを精査することであり、基本的に税理士や会計士などといった専門家が行います。

また、デューデリジェンスは多種多様であり、どのリスクを精査したいかによって対応する専門家が異なります。

5.最終契約書の締結

デューデリジェンスを経て交渉が固まり次第、最終契約書の締結が行われます。

最終契約書には譲渡価格や最終的な条件などが記されています。また最終契約書には法的拘束力が発生しており、違反すると損害賠償や訴訟の原因になります。

ちなみに最終契約書はあくまで便宜的な名前であり、M&Aスキームによって名前が異なっています。

6.クロージング

クロージングはM&Aの締めくくりともいえる作業であり、経営統合後の新たな組織体制を実現するために様々な作業が行われます。クロージングでは対価の支払いから、新たな経営体制の役員を選任したり、業務の引き継ぎなどが実行されます。

【関連】基本合意書を締結する目的

ケータリング会社のM&A・売却時の注意点

M&Aの注意点

ケータリング会社のM&A・売却時の注意点は以下の通りです。

  1. 計画的にM&Aを行う
  2. 事業を売却する目的を明確にする
  3. 買収先を選定する
  4. 従業員や取引先に伝えるタイミングに気をつける
  5. M&Aの専門家に相談する

1.計画的にM&Aを行う

M&Aにおいて計画性は不可欠な要素です。

M&Aはスキームによってプロセスが異なっており、中には非常に煩雑になるケースもあります。そのため、スケジュール調整をしっかり行わないと無駄な時間やコストがかかってしまう恐れがあります。

計画的にM&Aを進めることは非常に重要なことです。綿密に計画を練れば、M&Aにかかる時間を短縮化できる可能性が高まります。

2.事業を売却する目的を明確にする

売り手の場合、事業を売却する目的は明確化するようにしましょう。

売り手のM&Aの目的は「経営不振を脱却したい」「事業承継を行いたい」などといったものになりがちですが、それだけだと交渉で優位を取ることは難しいでしょう。M&Aは往々にして買い手に足元を見られるケースが多いからです。

売却の目的はただ弱みを見せるだけでなく、経営者としての将来の考え方や事業への向き合い方が鮮明に伝わるものであることが大切です。また買い手のニーズも網羅できるような目的であれば、M&Aが成功する確率がも上がるでしょう。

3.買収先を選定する

買収先、つまり買い手の選定は丁寧に行うようにしましょう。

さきほどもお伝えしましたが、買い手を選ぶ際には財務状況のような表面的な情報のみならず、相手の経営者との相性やノウハウなどといったものも考慮するようにしましょう。

経営者との相性が悪ければ経営統合がはかどらない恐れがありますし、相手のノウハウが信頼できないものであれば、M&Aが成功しても共倒れを起こしてしまうかもしれません。

4.従業員や取引先に伝えるタイミングに気をつける

これはケータリング会社に限らず、あらゆる業種の会社に共通していますが、従業員や取引先にM&Aの実行を伝えるタイミングには気をつけましょう。

M&Aは会社同士が経営統合を行うため、従業員や取引先へ影響を及ぼすことになります。労働環境はもちろん、これまでの業務やルールが大きく変わることもあるため、従業員や取引先の中には良い顔をしない者も出てくるでしょう。

そのため、当事者、とりわけ売り手はM&Aの実行を公開するタイミングを慎重に検討する必要があります。もし説得材料がそろわないうちにM&Aの情報が流れてしまうと、従業員や取引先を動揺させてしまうことになります。

また、このような事態で最も懸念しなければならないのは従業員の離職です。

M&Aに反発した従業員が離職するケースは珍しくなく、中には従業員が大量に離職してM&Aが破綻するような事態に陥った会社もあります。

このような事態を避けるうえでも説得材料をそろえ、M&Aを公開するタイミングを丁寧に検討するようにしましょう。

5.M&Aの専門家に相談する

さきほどM&Aの流れでもご紹介しましたが、M&Aの専門家への相談は必ず行うようにしましょう。

当然M&Aは経営者だけでも行えますが、専門的な知識や交渉のスキルを求められる場面が多いM&Aを成功に導くことはかなり難しいでしょう。

加えて、売り手の立場であると必然的にM&Aでは足元を見られやすく、また経験も少なくなるため不利になりやすい傾向があります。

そのため、M&Aの専門家のサポートを得ることは非常に重要です。専門家のサポートがあるだけでもM&Aは円滑に進むようになりますし、不足点を補うことができます。また、M&Aにかかる時間を短縮できるでしょう。

【関連】M&Aのプロセスとは?買収・売却におけるプロセスや注意点を解説

ケータリング会社のM&A・買収時の注意点

買収時の注意点

ここでは、M&Aで買収を行う際の注意点をお伝えします。

  1. デューデリジェンスをしっかりと行う
  2. 従業員の離職を防ぐ
  3. M&Aの専門家に相談する

1.デューデリジェンスをしっかりと行う

M&Aにおける買い手にとって、最も重要なプロセスといえるのがデューデリジェンスです。

デューデリジェンスはさきほどお伝えしたように売り手の会社のリスクを精査するプロセスですが、リスクを判別することは欠かせないことです。

債務や訴訟、未回収の売掛金などといったリスクは経営統合の妨げになるだけでなく、M&Aの失敗や会社の共倒れを招くことになりかねません。そのため、デューデリジェンスを通じてリスクをあらかじめ把握し、対応策を立てておくことが肝心です。

ただ、気をつけておきたいのが売り手が意図的にリスクを隠すケースです。

少ないケースではありますが、M&Aの成功を優先して売り手がリスクを隠している、あるいはリスクを把握しないまま経営統合を進めてくることがあります。売り手への信頼を確立するうえでも、デューデリジェンスは徹底するようにしましょう。

2.従業員の離職を防ぐ

さきほども記した従業員の離職ですが、買い手も離職を防ぐ対応策を講じるべきでしょう。

従業員の離職は買い手にとっても大きな損失となります。とりわけ事業の中核を任せられるような従業員が離職すると、買い手が想定していた事業の価値が下がってしまい、得るべき利益やシナジー効果を失うことにもなりかねません。

手離したくない従業員がいる場合、買い手からも何かしらのアプローチを行っておく必要があります。

3.M&Aの専門家に相談する

買い手となる際もM&Aの専門家に相談するようにしましょう。

日本のM&Aは売り手市場になりがちであり、ケータリング会社の業界もタイミングによっては条件の合う売り手がなかなか見つからないこともあります。またM&Aに抵抗感を持つ経営者も依然としているため、相手が売却になかなか応じてくれないこともあるでしょう。

しかし幅広いネットワークを持つ専門家のサポートを得られたら、M&Aの意思を持つ売り手を見つけやすくなりますし、条件が合致するように交渉をバックアップしてもらえるようになります。

【関連】デューデリジェンスとは?目的・方法・種類

ケータリング会社のM&A・売却・買収の際におすすめの相談先

おすすめの相談先

ケータリング会社のM&Aでおすすめの相談先は以下の通りです。

  1. M&A総合研究所
  2. レコフ
  3. 中小企業M&Aサポート

M&A総合研究所

M&A総合研究所は独自のAIによるマッチングや弁護士・会計士と連携したアドバイザーによる手厚いサポートを提供しております。

完全成功報酬制でリーズナブルな報酬を実現しているため、中小企業の経営者でも安心して依頼して頂けます。
 

サイトURL https://masouken.com/lp01
特徴 AIによるマッチングや専門家と連携したアドバイザーのサポート
手数料・報酬など 相談料:無料
着手金:無料
中間報酬:無料
成功報酬:レーマン方式
電話番号 0120-401-970

M&A・事業承継ならM&A総合研究所

レコフ

レコフは老舗とも呼ばれるM&A仲介会社であり、M&Aが日本で根付く以前の1987年に設立されました。

そのためM&A仲介・アドバイザリーに関する経験や実績が多く、知識やノウハウも洗練されています。
 

サイトURL https://www.recof.co.jp/
特徴 老舗であるため経験・実績が豊富
手数料・報酬など 月払いの業務委託手数料+レーマン方式に基づいた成功報酬
電話番号 03-3221-4945

中小企業M&Aサポート

中小規模のケータリング会社のように、規模が小さい会社同士のM&Aを行うのであれば中小企業M&Aサポートがおすすめです。

中小企業M&Aサポートは支援したM&A案件の多くを成約に導いており、成約率は業界でもトップクラスを誇っています。
 

サイトURL https://www.chusho-ma-support.com/
特徴 業界トップクラスの高い成約率
手数料・報酬など 完全成功報酬制。最低成功報酬150万円
電話番号 03-6860-8272

まとめ

まとめ

ケータリング会社は関連事業や異業種とM&Aを行うケースが多いことから、業界全体でM&Aが活発になりやすい傾向があるといえます。

M&Aの準備や勉強を日ごろから進めていれば、いずれM&Aを行う場面が来ても備えられるでしょう。

【ケータリング会社のM&A動向】

  1. 関連業種からのM&Aが増加傾向にある
  2. サービスの多様化により人材不足によるM&Aが見られる
  3. 将来性を考え新規参入する業者も増加
  4. 超高齢社会に対応した業種によるM&A

【ケータリング会社のM&Aの流れ】

  1. 仲介会社などへの相談
  2. M&A先の選定
  3. 基本合意書の締結
  4. デューデリジェンスの実施
  5. 最終契約書の締結
  6. クロージング

【ケータリング会社のM&A・売却時の注意点】

  1. 計画的にM&Aを行う
  2. 事業を売却する目的を明確にする
  3. 買収先を選定する
  4. 従業員や取引先に伝えるタイミングに気をつける
  5. M&Aの専門家に相談する

【M&Aで買収を行う際の注意点】

  1. デューデリジェンスをしっかりと行う
  2. 従業員の離職を防ぐ
  3. M&Aの専門家に相談する

ケータリング会社のM&A・事業承継を円滑に進めるには、飲食業のM&A支援経験を豊富に持つM&A仲介会社のサポートが欠かせません。

M&A総合研究所では、豊富な知識と実績を持ったアドバイザー・会計士・弁護士の専門家チームがM&A・事業承継をフルサポートします。

無料相談は24時間年中無休でお受けしていますので、ケータリング会社のM&A・事業承継をご検討の際は、まずはお気軽にご相談ください。

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