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消防設備点検・工事会社におけるM&Aの売却/買収事例とは?買う・売る方法、費用の相場を解説

消防設備点検・工事会社におけるM&Aの売却/買収事例とは?買う・売る方法、費用の相場を解説

消防設備点検・工事会社のM&Aとは?

消防設備点検・工事会社のM&Aにはどのような背景があるのでしょうか?
消防設備点検・工事会社はその名の通り、オフィスビルや住宅に消防設備を設置し、その後のメンテナンスを含めた点検を行う会社のことをいいます。 昨今は消費者層の防災意識も高く、住宅でも防災設備を設置する人も増えているため、一定以上のニーズはあるものです。
しかし、消防設備点検・工事業界は決して好調というわけではありません。 消防設備点検・工事会社は事業の特性上、不動産会社や建設会社、ビルメンテナンス会社の影響を受けやすいものです。 そのため、それらの業界が不調に陥れば、影響を直接受けることになります。 昨今は少子高齢化もあって住宅の新規建築が減少しており、住宅向けのサービスに関しては売り上げが低下している傾向にあります。
代わりにリフォームやリノベーション事業の市場こそは拡大しているものの、それらだけでは利益を埋め合わせられないのが現状です。 オフィスビルに関しては東京オリンピックのような国家的イベントに備えて老朽化した建設物の建て替えや改装が盛んにはなっているものの、それも決して好調というわけではありません。
加えて不景気の影響もあって建設会社やビルメンテナンス会社が消防設備点検・工事の際にかかる費用を低価格に抑えるようになっており、価格競争で勝つことが難しい中小・零細規模の消防設備点検・工事会社は苦境に立たされています。
最悪なケースだとサービスの価格で折り合いがつかず、取引相手が次々と離れていくこともあります。 このような状況であるため、消防設備点検・工事業界ではM&Aを行う会社が増えています。
消防設備点検・工事業界のM&Aの最大の目的は安価のサービスを提供しても経営状態が悪化しないだけの体力を持つ事業規模を持つことです。
そのため、近年は同業者同士が経営統合して事業規模を拡大したり、大手のビルメンテナンス会社などに買収してもらい、資本の傘下に入るようなケースが増加しています。

消防設備点検・工事業界のM&Aの現状と動向

消防設備点検・工事業界のM&Aの現状と動向はどうなっているのでしょうか?
消防設備点検・工事業界は価格競争に弱い中小・零細規模の会社が苦境に立たされやすい傾向にあるため、事業規模の拡大するために消防設備点検・工事会社同士や異業種とのM&Aが増加しています。
それもあって消防設備点検・工事業界全体での業界再編の流れが加速しており、将来的には大手と中小規模・零細規模の格差がより鮮明な形になっていくでしょう。 また、ビルメンテナンス会社や賃貸管理会社などといった異業種が消防設備点検・工事会社を買収するケースも増えており、それも消防設備点検・工事業界のM&Aの増加に拍車をかけています。
逆に消防設備点検・工事会社がリフォームやリノベーション事業などといった異業種に進出するケースもあるなど、事業の多角化の一環としてM&Aを行うケースも見受けられます。
加えて大手の消防設備点検・工事会社の中にはM&Aを用いて海外進出に乗り出すなど、攻めの姿勢で経営戦略を組み立てています。 このように消防設備点検・工事業界でM&Aが経営手法として一般化しているため、業界再編が進んでいくようなことになれば、消防設備点検・工事業界の勢力図が大きく変わるかもしれません。

消防設備点検・工事会社のM&Aの費用と相場

消防設備点検・工事会社のM&Aの費用と相場はどうなっているのでしょうか?
日本のM&Aは海外のM&Aのように取引価格などを公開しないケースが多いため、M&Aの際にかかった費用の全貌や業界ごとの相場を算定することは難しくなっています。 ただ、消防設備点検・工事会社のM&A事例を見る限り会社の規模によって左右されることはあるものの、数億円~数十億円の費用が発生している可能性が高いと考えられます。 ただ海外の消防設備点検・工事会社とのクロスボーダーM&Aや大手の消防設備点検・工事会社のM&Aとなれば、数百億円以上の費用が発生することは充分にあり得るでしょう。

消防設備点検・工事会社の買収とは?買う・買いたい場合

事業の多角化

消防設備点検・工事会社にとっては事業の多角化という戦略も生き残りに欠かせません。 消防設備点検・工事事業だけにこだわっていては想ったように収益を上げられないこともあるため、必要があれば新事業を立ち上げ、収益源を多角化させることも重要でしょう。 しかしゼロから新事業を立ち上げることは決して楽ではありません。 必要な設備や人材の確保は不可欠ですし、新事業が軌道に乗るまでには時間もコストもかかります。 そのため、M&Aで欲しい事業を持つ会社を買収すれば新事業の立ちあげをスピーディーに行えますし、顧客や取引先も引き継げるため、すぐに利益を得られるようにもなるでしょう。 また、最近は警備会社やリフォーム会社、ビルメンテナンス会社などが消防設備点検・工事業界に進出するためにM&Aを行うこともあります。 とりわけビルメンテナンス会社は管理しているビルの消防設備の点検や工事を自社内でワンストップで行えるようになるため、間接コストを減らせるうえに、収益源の多角化を実現することができます。

海外進出

消防設備点検・工事会社の中には海外進出のためにクロスボーダーM&Aを行う会社もあります。 元々日本の国内市場は少子高齢化の影響もあって縮小しているため、海外市場に活路を見出す会社は業界・業種を問わず多くあります。 また海外だからこそある新技術やノウハウを取り入れることも利益につながるでしょう。 ただ、海外進出はゼロからやると時間やコストがかかるうえに、商慣習が異なる海外では新規の顧客や取引先の開拓も楽ではありません。 そのため、クロスボーダーM&Aを行い、現地の会社を買収すれば海外の拠点を得られるだけでなく、取引先や顧客も引き継ぐことができるようになります。

消防設備点検・工事会社の売却とは?売る・売りたい場合

事業基盤の強化

買い手と同様に、売り手もM&Aによって事業基盤の強化ができるようになります。 さきほどもお伝えしたように、消防設備点検・工事業界は価格競争では中小規模・零細規模の会社が不利になるため、事業規模の拡大・事業基盤の強化は重大な経営課題となります。 ただ、M&Aであれば大手の消防設備点検・工事会社の資本の傘下に入れるうえに、そのノウハウなども共有できるため、消防設備点検・工事業界で生き残れる可能性が高まります。 また、場合によっては負債などで悪化している経営状態を回復させられることもあるため、事業を存続させるうえでもM&Aは有効的な手段になり得るといえます。

事業承継の実現

事業承継問題を解決するうえでもM&Aは役立ちます。 昨今は業界に関わらず、後継者不在の中小企業や零細企業が増えており、経営者が高齢化で引退するようなことになれば、例え業績が黒字でも廃業するケースもあります。 しかし、M&Aであれば後継者不在でも第三者に会社の経営を託すことができるため、会社の存続が実現する可能性が高まります。 消防設備点検・工事会社でも事業承継問題を抱えている会社は多く、それも業界内でM&Aが活発化させている一因となっています。 また、最近はハッピーリタイアメントのために事業承継M&Aを行うケースもあります。 ハッピーリタイアメントとは経営者が40代~50代で引退し、悠々自適な引退生活を送ることであり、欧米では一般的なものです。 日本でもハッピーリタイアメントは徐々に増えており、事業承継M&Aを行えば売却益を手に入れ、老後の生活資金にあてることができるようになります。

消防設備点検・工事会社のM&A事例

ホーチキ×Kentec Electronics Limited

消防設備点検・工事業界の大手であるホーチキは2012年にイギリスの消防設備点検・工事会社であるKentec Electronics Limitedを買収しました。 このM&Aによって、ホーチキはKentec Electronics Limitedが持つノウハウを取り入れ、共同で新たなシステムや製品の開発を行うだけでなく、海外進出を強化しています。

能美防災×JALテクノサービス

消防設備点検・工事業界の最大手である能美防災は2010年にJALグループの消防設備点検・工事会社であるJALテクノサービスの関東地区での防災事業を買収しました。 元々JALテクノサービスは空港施設の防災事業を手掛けていましたが、能美防災はJALテクノサービスの関東地区での防災事業を買収することで、空港施設の防災事業受注を拡大することに成功しています。

セコム×LIXILニッタン

2012年に警備業界大手のセコムは住グループの消防設備点検・工事会社であるLIXILニッタンを買収しています。 元々セコムはグループ内に能美防災を擁していましたが、このM&Aを通じてLIXILニッタンの顧客やノウハウを取り入れ、さらに消防設備点検・工事業界でのシェアを拡大しています。 またセコムが元々持っている防災システムや警備システムのノウハウと組み合わせることで、グループシナジーを発揮しています。

M&Aは専門家に相談

もし実際にM&Aを行う場合、専門家にサポートしてもらうことがおすすめです。
そもそもM&Aは成功率が3割~5割程度だといわれており、成功する可能性の方が低いといわれています。 中には条件の合うM&Aの候補すら見つけられないケースもあります。
また、M&Aの手法には様々なものがあり、当然それぞれのプロセスは異なっています。
いずれの手法を選択するかは税務や財務など、様々な専門的な知識が必要となるため、専門家の協力は不可欠だといえます。 最近はM&Aが経営手法として一般化してきたのもあって、M&A仲介会社が増えています。中にはリーズナブルな価格でサポートを引き受けてくれることもあり、以前よりM&Aの支援を得やすい環境になっているといえるでしょう。
M&A仲介会社以外にも経営コンサルティング会社や税理士事務所や会計士事務所などといった業者がM&A支援を引き受けてくれるようになっています。 いずれも専門的な知識でサポートしてくれるため、M&Aを円滑に進められるだけでなく、成功する確率も引き上げてくれるでしょう。
また、中小企業の事業承継問題もあって、最近は商工会議所や事業引継ぎセンターのような公的な機関が事業承継M&Aを支援してくれるようにもなっています。 後継者不在で事業承継が出来ない状態であれば、公的な機関に相談してみるのも一つの手です。

まとめ

消防設備点検・工事業界はビルメンテナンス業界や建設業界の景気の影響を受けやすく、最近は少子高齢化の影響もあって不調が続いています。
消防設備点検・工事業界ではM&Aが盛んに行われるようになっており、事業基盤の強化や事業の多角化に取り組む会社が増加するようになりました。
また、異業種が消防設備点検・工事会社を買収するケースも増えているなど、大手が中小規模・零細規模の会社を資本の傘下に収めていく業界再編の流れが加速化しています。
消防設備点検・工事業界のこの状況はしばらく続くことになるでしょう。

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