M&Aとは?意味や動向とM&Aを行う目的・メリットなどをわかりやすく解説!
2024年4月16日更新業種別M&A
清酒酒造・日本酒業界M&Aの最新動向は?事例から費用相場まで詳しく紹介!
本記事では、清酒酒造・日本酒業界のM&Aの最新動向を紹介します。清酒酒造・日本酒業界では、今後もM&Aが増加する見込みです。M&Aを成功に導くために、メリットやスキーム、会社や事業規模を整理しながら、事例を分析することが大切です。M&Aを検討中の方は必見です。
目次
清酒酒造・日本酒業界の現状とM&Aの最新動向
清酒酒造・日本酒業界は、日本酒の酒造や販売事業を行う業界です。そんな清酒酒造・日本酒業界では、経営難や後継者不足といった問題に悩まされている経営者が多いです。こうした状況を受けて、最近ではM&A件数が増加しています。
M&Aとは、他社に経営を引き継いでもらう方法です。M&Aによって後継者不足問題の解決や経営基盤の安定化が実現できれば、事業を継続できます。ここからはそんな清酒酒造・日本酒業界の現状とM&A動向について、詳しく解説します。
清酒酒造・日本酒業界の現状
清酒酒造・日本酒業界において欠かせない商品である日本酒は、2013年に和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたことも相まって、世界各地で人気を得ています。しかし近年では売上減少の傾向が見られ、酒造メーカーは年々減少している側面もあります。
そんな清酒酒造・日本酒業界の現状としては、以下2つの特徴が見られます。
- やむを得ず廃業をしてしまう場合がある
- 後継者不足問題が深刻化している
これら2つの特徴について、それぞれ詳しく解説していきます。
やむを得ず廃業をしてしまう場合がある
清酒酒造・日本酒業界のほとんどは中小企業であり、経営難に悩まされています。こうした状況のなかで、やむを得ず廃業してしまう酒蔵や日本酒メーカーも多いです。とはいえ売上が減少傾向にあるものの、日本酒の人気は依然として保たれています。
世界各地でも人気を集めているため、日本酒そのもののシェアが大きく落ちることはない見込みです。しかし、やむを得ず廃業を選択するケースがあることも事実です。とくに伝統的な老舗酒蔵であれば、廃業を惜しむ声も多いです。
廃業といっても、ただ事業を辞めて終わりというわけにはいきません。様々な手続きを経る必要があり、多くの手間やコストがかかります。廃業による手間やコストを削減するためにも、M&Aなどで事業を承継する道を選ぶことが望ましいです。
さらには廃業をしてしまえば、会社の従業員・取引先・顧客といった関係者に多大な影響を及ぼします。とくに従業員に関しては、会社の廃業によって職を失わせることになります。従業員を離職に追い込まないためにも、事業を継続するという選択肢を優先的に考えることが大切です。
後継者不足問題が深刻化している
ここでは、酒蔵・日本酒メーカーにおける後継者不足問題を解説します。後継者不足問題を抱えている会社は、やはり中小企業が多いです。大手企業の場合、創業者一族が経営を続ける場合や、他の実力者が後継者を希望するケースも多く、後継者不足が深刻化しにくいです。
その一方で中小企業の場合、親の経営を引き継ぐことに子供が抵抗を覚えるという可能性があります。もちろん大手企業でも、子供が親の経営を引き継ぎたくないと考えるケースはゼロではありません。ただし最終的には、大手企業の経営者として活躍するケースが多く見られます。
中小企業の場合、一般的には大手企業より経営が安定しにくいため、子供が経営を引き継ぐことに抵抗を感じやすいです。こうした理由から、中小企業の方がより後継者不足に悩まされやすいといえます。中小企業が多い清酒酒造・日本酒業界では、とくに後継者不足問題が深刻化しているのです。
経営者が高齢になり、子供が事業を引き継がないとなれば、新たな後継者を探すしかありません。中小企業は人材不足に直面しやすく、社内で後継者に相応しい人材が見つかるとも限りません。そうなれば必然的に、外部から後継者を選ぶ必要があります。
そこでM&Aにより信頼できる会社に経営を任せれば、後継者不足問題を解決して事業を継続させることが可能です。M&Aは経営の継続という意味で大きな意義を持つ手法といえます。
清酒酒造・日本酒業界のM&Aの最新動向
これまでの紹介した現状を受けて、清酒酒造・日本酒業界におけるM&Aでは、以下2つのような動向が見られます。
- 清酒酒造・日本酒業界のM&Aは増加傾向にある
- 多様な規模と異業種の買い手が増加傾向にある
これら2つの動向について、それぞれ詳しく解説していきます。
清酒酒造・日本酒業界のM&Aは増加傾向にある
近年の清酒酒造・日本酒業界では、M&A件数が増加する傾向にあります。これには、酒蔵や日本酒メーカーが抱える経営上の問題が深く関係しています。経営難や後継者不在などの問題を解決するべく、M&A事例は今後も増加する見込みです。
清酒酒造・日本酒業界におけるM&Aでは、売り手だけでなく買い手にもメリットが多いです。たとえば、居酒屋を経営する会社が酒蔵・日本酒メーカーを買収することで、売り手と買い手双方に大きなメリットがあるとされています。
これは居酒屋による日本酒の積極的な宣伝により、酒蔵・日本酒メーカーにおける売上アップが狙えるためです。酒蔵・日本酒メーカーを買収した居酒屋としても、販路拡大やメニューの充実といったメリットが期待できます。
多様な規模と異業種の買い手が増加傾向にある
大手企業や異業種企業による清酒酒造・日本酒関連会社のM&A買収も増加中であり、清酒酒造・日本酒業界の状況改善に大きく貢献してくれます。たとえば、資金力のある大手企業などに買収されることで、経営基盤の安定化が図れます。
大手企業のネットワークを活かすことで、販路拡大にもつなげられます。異業種の企業による買収事例も増えていて、こうしたM&Aでもメリットが期待できます。たとえば、業種が異なる会社に買収されることで、相手会社のネットワークやブランド力を活用することが可能です。
これにより販路拡大だけでなく、自社では不可能とされていた事業展開に結びつけられる可能性が高いです。今後も異業種を含めてM&Aが加速すれば、業界再編が進む見込みです。なお中小企業がM&Aによる買収に名乗りを上げるケースも少なくありません。
たとえば、同業の中小企業どうしでのM&Aであれば、双方のノウハウ・経験・設備などを活用しつつ、競争力強化・事業規模拡大・事業エリア拡大などにつなげられます。異業種の中小企業では、新規事業参入への足がかりとして積極的にM&Aを実施していく動きが見られます。
上記で紹介した以外にも、ベンチャー企業が清酒酒造・日本酒関連会社を買収する事例は少なくありません。ベンチャー企業が新事業を開拓するにあたって酒蔵・日本酒メーカーとの提携を考えるケースは、今後も増加する可能性が高いです。
清酒酒造・日本酒業界のM&A・売却・買収事例については下記の記事で詳しく紹介しています。あわせてご覧ください。
清酒酒造・日本酒業界M&Aの成功事例7選
これまで解説した業界の現状やM&A動向を踏まえ、ここではM&Aで清酒酒造・日本酒業界における経営難や後継者不在などの問題解決に成功した事例や、業種や規模の異なる企業が清酒酒造・日本酒業界でのM&A買収に成功した事例をまとめて紹介していきます。
- 日本酒類販売と秋田県酒類卸のM&A
- RiceWineが4社の投資引受先へ第三者割当増資を実施
- タオイ酒造が「株式会社老田酒造」を子会社化
- ヨシムラ・フード・ホールディングスが「榮川酒造」を子会社化
- オリエンタルコンサルタンツが「瀬戸酒造店」を子会社化
- ドリームリンクが「かづの銘酒株式会社」を完全子会社化
- Clearが「有限会社川勇商店」を完全子会社化
それぞれの成功事例のポイントを順番に見ていきます。
日本酒類販売と秋田県酒類卸のM&A
日本酒類販売は2023年6月、秋田県酒類卸の発行済株式を取得しました。
日本酒類販売は、酒類、清涼飲料水、食料品の原材料売買、不動産賃貸などを行っています。対象会社の秋田県酒類卸は、秋田県内最大の酒類卸会社です。秋田県全域を対象として、酒類や清涼飲料水の他、嗜好飲料や調味料および食料品の卸売を行う会社です。
今回のM&Aにより、相互機能の補完と関係強化を図り、地域と全国をつなぐ食文化の発展を目指します。
RiceWineが4社の投資引受先へ第三者割当増資を実施
RiceWineは2022年9月、4社の投資引受先から、第三者割当増資による総額3億円の資金調達を実施した。
引受先はDIMENSION、ロッテベンチャーズ・ジャパン、横浜キャピタル、三菱UFJキャピタルです。
RiceWineは、全国の酒蔵と提携し、特定名称酒へ特化したオリジナルブランドを製造しており、日本酒ブランド「HINEMOS(ひねもす)」を展開しています。自社ECやポップアップを通じた消費者への直接販売など、企業独自の手法を展開しています。
今回の第三者割当増資により、RiceWineは製造・販売強化やブランドの世界展開を目指すための人材採用を積極的に行う予定です。
タオイ酒造が「株式会社老田酒造」を子会社化
このM&Aは、経営難となっていた老舗酒蔵が事業譲渡によって負債を返済し会社精算を実現した事例です。2007年、株式会社ジャパン・フード&リカー・アライアンスが設立する子会社のタオイ酒造は、老田酒造を子会社化しました。取得金額は5億円です。
ジャパン・フード&リカー・アライアンスは、酒造などを手掛ける盛田株式会社を中心に設立されたJFLAグループの中間持株会社です。老田酒造は、江戸時代中期創業の老舗酒蔵であり、当時より続く辛口地酒「老田の鬼ころし」が現在でも広く親しまれています。
今回の子会社化によって老田酒造では、負債の返済に成功して無事に会社を精算できました。老田酒造に在籍していた従業員はタオイ酒造へと移ることとなり、タオイ酒造は「老田酒造」に名を改めて酒造を継続しています。
そして有名な「鬼ころし」の製造中止を回避でき、ノウハウ・技術などの伝統を継承しつつ、これからも多くの人々に提供できるようになりました。
ヨシムラ・フード・ホールディングスが「榮川酒造」を子会社化
このM&A事例は、財政状況悪化で経営不振に陥った酒蔵の事業再生に成功した点に特徴があります。2016年、ヨシムラ・フード・ホールディングスは、榮川酒造を子会社化しました。取引金額は1,000万円です。ヨシムラ・フード・ホールディングスは、中小規模の食品会社を傘下に持つ持株会社です。
榮川酒造は、150年もの長きに渡って福島県にて酒造を続けてきた老舗酒蔵です。今回の子会社化と地域経済支援機構からの金融支援によって、榮川酒造のブランドと在籍する従業員の雇用を維持しつつ事業を再生させることができました。
対するヨシムラ・フード・ホールディングス側でも、傘下の桜顔酒造と販路を共有しつつ、グループが有する販路活用によって、さらなる売上拡大を図っています。榮川のこだわりの結晶である「榮四郎」も引き続き造り続けられるようになりました。
オリエンタルコンサルタンツが「瀬戸酒造店」を子会社化
このM&Aは、杜氏・従業員の確保が困難となった酒蔵の事業運営を継続させた事例です。2017年、オリエンタルコンサルタンツは、神奈川県にて慶応元年から酒造を手掛けている瀬戸酒造店を子会社化しました。オリエンタルコンサルタンツは、大手建設コンサルタント会社です。
老舗酒蔵の瀬戸酒造店では、酒造の責任者である杜氏や従業員の確保が困難な状況に立たされていました。人材を思うように集めることができず、1980年には自家醸造を中止しています。しかしオリエンタルコンサルタンツが実施した子会社化によって、瀬戸酒造店の事業復活が実現しました。
対するオリエンタルコンサルタンツ側では、瀬戸酒造が拠点とする地域(開成町)の活性化支援により、地域住民や開成町と連携しつつ、さらなる事業展開が図られています。
ドリームリンクが「かづの銘酒株式会社」を完全子会社化
このM&A事例は、後継者不在問題を抱えていた老舗酒蔵がM&Aによって事業を継続できたという点に大きな特徴があります。2017年12月、居酒屋などの全国展開を手がける外食チェーンのドリームリンクは、日本酒「千歳盛」で知られる老舗酒蔵の「かづの銘酒株式会社」を完全子会社化しました。
後継者不在に頭を抱えるかづの銘酒の経営を、ドリームリンクが引き継いだ形になります。ドリームリンクは秋田県秋田市に本社を置く外食チェーンで、居酒屋「半兵ヱ」などの全国展開を行っています。かづの銘酒は、1872年に創業された秋田県鹿角市の老舗酒蔵です。
今回の子会社化によって、かづの銘酒の抱えていた後継者不在問題は解消されました。創業より培ってきた伝統を継承できたのです。そしてドリームリンクでは、日本酒「千歳盛」の販路拡大を図りつつ、自社の料理に合うお酒の開発や酒蔵ツアーの企画などを実施しています。
居酒屋などを全国展開するドリームリンクにとっても、様々なシナジー効果が期待できます。なお今回の子会社化は、同じ県内に拠点を構える外食チェーンと老舗酒蔵によるM&A事例であり、ドリームリンクにとってはこれが初めてのM&Aとなっています。
Clearが「有限会社川勇商店」を完全子会社化
このM&Aは、ベンチャー企業による老舗酒販店の買収事例です。2018年7月、日本酒専門メディア「SAKETIMES(サケタイムス)」を運営する株式会社Clearは、老舗酒屋である「有限会社川勇商店」を完全子会社化することを決定しました。
Clearは東京都渋谷区にある会社で、日本酒事業に特化したベンチャー企業です。川勇商店は、東京都世田谷区にある1965年創業の老舗酒屋です。Clearは、日本酒専門メディア「SAKETIMES」によって全国各地の酒造メーカーとのネットワークを構築し、これを活かして小売業参入を検討していました。
今回の完全子会社化は、こうした検討のなかで進められた協議のもと決まりました。小売業における課税移出数量・品目・地域制限がない「酒類小売業免許」を保有する川勇商店を子会社化したことで、Clearは免許上の制限のない事業展開を実現しています。
さらには川勇商店が持つ酒類小売業免許を活用し、オリジナルの日本酒を開発・販売する小売業への参入を実現しています。「SAKE100」という新事業で、Clearと酒蔵の共同で商品をオリジナル開発し、インターネットを通じて販売するというEコマースサービスを展開中です。
清酒酒造・日本酒業界M&Aの相場と費用
近年の清酒酒造・日本酒業界のM&Aは、大手企業・異業種の企業・中小企業・ベンチャー企業による買収まで、事例のタイプが多様化しています。M&Aによる売買価格の相場は、数百万円から数千万円程度が目安ですが、相場と費用を具体的に判断することは困難です。
しかし相場と費用を判断しにくいとはいえ、相場・費用を全く考慮しないわけにはいきません。ある程度の目安をつけておかないと、想定外の費用が発生してしまうおそれがあります。類似事例をこまめにチェックしておけば、おおよその見当をつけることができます。
つまりM&Aの相場と費用については、自社と類似する規模の会社が実施したM&A事例を徹底的に分析することが大切です。具体的には、M&Aの目的・M&Aの当事会社の規模・対象事業の規模・会社の業績・従業員数・M&A手法などをチェックし、類似事例を徹底的にチェックします。
相場と費用をより詳しく把握したいなら、M&A仲介会社・M&AアドバイザリーなどのM&A専門家に相談することをおすすめします。清酒酒造・日本酒業界におけるM&Aの成約実績が豊富な業者であれば、相場や費用に関する詳細な情報を教えてもらえます。
清酒酒造・日本酒業界に詳しいM&A仲介会社に悩んだら、M&A総合研究所にご相談ください。M&A仲介会社であるM&A総合研究所には、M&Aに関する専門知識や経験が豊富なアドバイザーが在籍しており、M&Aをフルサポートいたします。
スピーディーなサポートを実践しており、一般的にM&Aは半年から1年程度は時間を要しますが、M&A総合研究所は、最短3ヶ月という短期間での成約実績があります。
料金体系は成約するまで完全無料の「完全成功報酬制」です(※譲渡企業様のみ。譲受企業様は中間金がかかります)。相談料は無料となっておりますので、清酒酒造・日本酒業界でのM&Aをご検討中でしたら、お気軽にご相談ください。
M&Aの譲渡価格の相場については下記の記事で詳しく紹介しています。あわせてご覧ください。
清酒酒造・日本酒業界M&Aの買収メリットとは
清酒酒造・日本酒業界の会社をM&Aで買収するメリットは、以下のとおりです。
- 事業規模・事業エリアの拡大
- 競争力の強化
- 顧客・取引先・ノウハウ・経験・設備の獲得
- 杜氏(酒蔵の最高製造責任者)・従業員の確保
- 相互的なサポートの実現
- 清酒酒造・日本酒業界への新規参入
上記のように、清酒酒造・日本酒業界をM&Aで買収すると様々なメリットが期待できるため、買収に名乗りを上げる企業の規模や種類は多種多様です。前述のように異業種の企業が、清酒酒造・日本酒業界への参入を目的として買収を実施するケースも増えています。
同業者が買収を行うケースであれば、事業規模や事業エリアの拡大、競争力の強化をはじめ、様々なメリットを享受できます。同業者同士のM&Aは、双方のノウハウや経験、設備などを活用することで、相互に支え合うという側面が強くなります。
清酒酒造・日本酒業界M&Aの売却メリットとは
清酒酒造・日本酒業界の会社をM&Aで売却するメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 後継者不足問題の解決
- 経営基盤の安定化
- 創業者利益(売却利益)の獲得
- 個人保証・担保の解消
- 従業員の雇用維持
M&Aによる会社の売却では、後継者不足問題の解決・経営基盤の安定化・創業者利益の獲得・個人保証や担保の解消・従業員の雇用の維持といった様々なメリットが得られます。これは清酒酒造・日本酒業界における売却であっても、例外ではありません。
とくに清酒酒造・日本酒業界では、売却目的として後継者不足問題の解決や経営基盤の安定化が挙げられるケースが多いです。これは、清酒酒造・日本酒業界ならではの解決すべき問題と重なっています。
希望どおりの売却を成功させるには、買い手にとって魅力になる部分をしっかりとアピールすることが大切です。日本酒やその酒蔵・日本酒メーカーなどに魅力を感じてもらえれば、それだけ買い手に名乗り出る企業が増えます。
そして事業を売却して経営を任せる以上、信頼できる相手企業を見つけなければなりません。経済効果の高いM&Aを実現するためにも、売却相手の事業内容を分析した上で、幅広い観点から最適なM&Aを検討する必要があります。
清酒酒造・日本酒業界のM&A案件一覧
本章では、弊社M&A総合研究所が取り扱っている清酒酒造・日本酒業界の主なM&A案件をご紹介します。
【多店舗展開/旧酒販免許有り】関東圏の酒類卸・小売業
対象法人は、関東地方にて酒類販売店を複数店経営する企業です。店頭売上が約70%で、エンターテインメント性のある店舗運営を行っており、店舗毎に異なる特色を持っています。
エリア | 関東・甲信越 |
売上高 | 10億円〜25億円 |
譲渡希望額 | 1億円〜2.5億円 |
譲渡希望理由 | 後継者不足(事業承継) |
本M&A案件の詳細は、以下のリンクからご覧ください。
【中部地方 / 酒蔵】明治時代から続く歴史ある老舗企業
中部地方にて「酒蔵」「旧型酒類販売免許」を保有し、お酒の製造・販売を手掛ける企業のM&A案件です。・酒類制限・販売方法共に制限のない旧酒類販売免許(通称:ゾンビ免許)を保有するほか、酒類製造免許(清酒・発泡酒・スピリッツ・リキュール・雑酒・その他の醸造酒)を保有しています。
エリア | 中部・北陸 |
売上高 | 5,000万円〜1億円 |
譲渡希望額 | 5,000万円〜1億円 |
譲渡希望理由 | 事業の選択と集中 |
本M&A案件の詳細は、以下のリンクからご覧ください。
清酒酒造・日本酒業界のM&Aについてまとめ
日本酒は国内だけでなく海外でも人気がありますが、売上の減少傾向や酒造メーカーの減少といった側面もあります。また清酒酒造・日本酒業界は中小企業が多く、経営難や後継者不足といった問題が発生しています。こうした状況のなかで、やむを得ず廃業をしてしまうケースも見られます。
廃業は手間やコストがかかるほか、取引先や顧客、従業員などにも影響を与えてしまいます。これまで培ってきた伝統が終わってしまうことにもなります。近年の清酒酒造・日本酒業界ではM&Aを活用して、後継者不足問題の解決や経営基盤の安定化を実現することが可能です。
M&Aによって廃業の危機から脱し、事業を継続することができるのです。事業の継続は伝統を守ることでもあります。中小企業が多い清酒酒造・日本酒業界では、今後もさらにM&Aが加速する見込みです。
M&Aを成功に導くためにも、M&Aの目的・スキーム・会社や事業の規模などを整理した上で、類似事例を徹底的に分析しながら、様々な視点から総合的に判断することが大切です。
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