2025年1月11日更新業種別M&A

パン屋・ベーカリーのM&A動向!事例・目的や相場・案件の探し方も解説

パン屋・ベーカリーのM&Aでの注意点や相場・費用・案件の探し方を紹介します。パン屋業界は大手製パンメーカーと個人経営のパン屋が併存し成立しています。昨今のパン屋業界におけるM&A事情をまとめました。M&Aを検討中の方は必見です。

目次
  1. パン屋・ベーカリー業界を取り巻く環境
  2. パン屋・ベーカリー業界におけるM&Aの目的
  3. パン屋・ベーカリー業界におけるM&Aのデメリット
  4. パン屋・ベーカリーのM&Aの費用相場
  5. パン屋・ベーカリーのM&Aにおける買収・売却時の注意点
  6. パン屋・ベーカリーのM&A案件の探し方4選
  7. パン屋・ベーカリー業界のM&A案件例
  8. パン屋・ベーカリー業界のM&A事例・ニュース
  9. パン屋・ベーカリーのM&Aまとめ
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パン屋 ベーカリーのM&A・事業承継

パン屋・ベーカリー業界を取り巻く環境

パン屋・ベーカリー業界は、大手の製パンメーカーと個人経営・自営業のパン屋に大別されます。両者は、経営規模やビジネスモデルなど全く別物ですが、調合が保たれて市場が形成されてきました。おそらく、それは今後も揺らぐことはないでしょう。

コメ離れの後押し

戦後の欧米文化の普及により、過去数十年間、日本の食卓ではパン食が広く浸透しました。もはや、パンは一般的な存在となり、場合によってはコメではなく、パンを主食とする家庭も見られます。特に近年は、時間のない朝食はパンが好まれるなどコメ離れが顕著です。

矢野経済研究所の「パン市場に関する調査を実施(2023年)」によると、パン屋業界の市場規模(メーカーの出荷金額)は、2021年で1兆5,354億円となっています。

コロナ禍による業務用パン需要の減少と、都市部のコンビニエンスストアを中心とした消費者のパン需要の減少などが市場に大きく影響を与え、2020年度は苦戦を強いられました。2021年度は徐々にパン需要が回復し、前年度比でプラスに転じました。

パン市場は今後も微増で推移する予想が出ており、2026年度の国内パン市場規模は1兆6,090億円になるとされています。

出典:https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3255

今後の国内市場

一方で、現在の日本国内の人口減少は歯止めがかからない状態です。早晩、食品業界の市場縮小はいずれ訪れるものと考えたほうがいいでしょう。この点はパン業界も例外ではありません。消費者が減っていくのに市場を拡大させるというのは、無理な話です。

また、もう1点、パン屋業界が気をつけなければいけないのは、コメ離れの逆の現象でしょう。ある意味で消費者の行動には気まぐれな部分があり、コメブームやパスタブームが生じ、パン離れが起きないとは断言できません。

この点においては、大手製パンメーカーであれ、個人経営のパン屋であれ、対応策は同様であると考えられます。それは、現在の高級食パンのような、オリジナリティある独自の食品としてのパンを生み出すことです。

原材料価格の高騰によるコスト増

輸入小麦の政府売渡価格は、平成29年4月期から平成30年10月期まで上昇を続け、原材料コストの増加による利益の減少が課題とされていました。

しかし、農林水産省の発表によると、平成31年4月期から価格は下落に転じ、2019年(令和元年)10月期には49,890円/tにまで下がり、前期比で8.7%の引き下げが実現しました。

ところが、その後再び価格は上昇傾向にあり、2020年(令和2年)4月期には51,420円/t、2024年6月期には67,810円/tにまで引き上げられています。今後もさらなる高騰が懸念されており、原材料費の負担増が再び問題となる可能性があります。

参考:農林水産省「輸入小麦の政府売渡価格の改定について」

国内市場の縮小

パン屋・ベーカリー業界では、多くの事業者が国内市場に依存しているため、市場規模の縮小が大きな課題となっています。少子化や小麦価格の高騰が続く中、国内需要が減少すれば、業界全体の経営環境が一層厳しくなると予想されます。

販路拡大とマーケティングに注力する重要性

高級食パンのブームが示すように、消費者の注目を集める商品開発が鍵となります。

しかし、どれだけ魅力的な商品を開発しても、ターゲットや販売チャネルを誤れば売上につながりません。他社との差別化を図ると同時に、自社の特性に合った販路を見つけることが、生き残りのために不可欠です。

大手は海外進出を視野

国内市場の成長見込みは望みが薄い以上、大手製パンメーカーが取る経営戦略は2つあります。1つは、国内において同業者を買収し、吸収したり子会社化したりして、自社グループの事業規模とシェアを上げることです。業界再編と言ってもいいでしょう。

もう1つは、海外市場への進出です。パン屋業界に限らず、日本の全ての業種は市場縮小問題を抱えています。すでにいろいろな業種が、業績拡大を目的に海外市場に打って出ている状況です。その海外進出方法として用いられているのが、M&Aです。

例えば、2024年8月、クリエイト・レストランツ・ホールディングスは、米国子会社を通じて、米国アリゾナ州で「ワイルドフラワー」ブランドで展開するベーカリーレストラン事業をWildflower Bread Company LLCから譲受しました。

海外で一から拠点を設け事業を新規で展開していくのは、あまり得策ではありません。それよりも、すでにパン屋・ベーカリー事業を行っている海外の法人を買収して傘下に収め、それを足掛かりに事業展開していくのが合理的です。

日本の大手製パンメーカーの中には、すでにその動きを加速させつつある企業も現れています。その傾向は、今後ますます増していくでしょう。なお、日本企業と海外企業との間で行われるM&Aのことを、別称でクロスボーダーM&Aと言います。

【関連】食品製造業界の動向とM&A・事業承継のメリット!流れや注意点と売却・買収事例29選を解説【2024年最新】

パン屋・ベーカリー業界におけるM&Aの目的

パン屋・ベーカリー業界で検討され実施に至るM&Aについて、その背景を探ってみましょう。最終的にはケースバイケースで、各社・各店の事情ということになりますが、その中にある、共通する事由や傾向などをピックアップします。

海外進出や海外事業の強化を目的としたM&A

人口減少などの要因により、食品業界の国内市場の縮小が話題となる中、やはり大手企業では、海外進出や海外事業の強化を図る会社が多くあります。パン屋・ベーカリー業界でも、今後は海外事業に焦点を置いた事業展開が進むでしょう。

その海外進出や海外事業の強化を、短期間で実現を目指す方法がクロスボーダーM&Aです。食品の場合、味覚の好みは国や地域で全く異なります。同じ日本国内でさえ、関東と関西では味の好みが違うと言われるぐらいです。

したがって海外となると、それを克服するのは容易ではありません。その意味においても、現地のパン屋・ベーカリー業の会社をM&Aで傘下に加えられれば、試行錯誤することなく販売戦略を実践していくことが可能です。

経営上の問題を解決するためのM&A

M&Aは、後継者不足問題などの経営上の問題を解決するための手法としても活用できます。たとえば、経営者が高齢になったにもかかわらず後継者がいない場合に、自社を他社に売却することで、他社に経営を任せて事業を継続させるといったケースなどです。

買い手に経営を任せる形で後継者不足問題が解決して事業は引き継がれ、売却対価を受け取りリタイア後の生活資金も得られます。また、経営が悪化して事業の継続が難しくなった場合でも、他社に売却して経営を任せ、事業再建を託すことが可能です。

個人経営のパン屋の場合、運転資金に余裕がないため、経営悪化に耐えられる期間はわずかしかありません。その点、資金力が豊富な企業の傘下であれば、安定した経営基盤のもとで事業再建がなされるわけです。

以前は、上記のどちらの場合でも、取り得る選択肢は廃業しかないと考えられていました。M&Aが広く浸透し身近なものとなりつつある近頃にあって、新たな選択肢として検討されるようになったのです。

パン屋の事業承継については下記の記事で詳しく紹介しています。あわせてご覧ください。

【関連】パン屋・ベーカリーの事業承継の事例!課題や案件例・注意点も解説

パン屋・ベーカリー業界におけるM&Aのデメリット

ここでは、パン屋・ベーカリー業界でM&Aをした場合に、被るかもしれないデメリットについて解説します。売却側、買収側に分けてデメリットを見てみましょう。

売却側のデメリット

パン屋を売却する際に、M&Aのスキームを事業譲渡にした場合、会社法に規定されている競業避止義務を負います。競業避止義務とは、売却した事業と同一の事業を、20年間は同じ区市町村および隣接する区市町村で行えないというものです。

ただし、事業譲渡契約を結ぶ際に、買収側から競業避止義務免除や期間短縮の同意を得れば、法令を免れられます。もう1つのパン屋売却側のM&Aのデメリットは、必ずしも希望どおりの買収相手が現れるとは限らないということです。

相手がいなければM&Aは成立しません。買収候補が現れても、条件が一致しないことはよくあります。せっかくM&Aを決断したのに徒労に終わらせないためには、自社に適したM&A仲介会社選びが欠かせません。

買収側のデメリット

パン屋の買収側にもM&Aの懸念点が2つあります。1つは、簿外債務などの経営上のリスクを引き継いでしまう可能性があることです。これは、M&Aを株式譲渡で行った場合に起こり得ます。

株式の譲渡だけでM&Aが成立するのは簡便でよいのですが、売却側企業を包括的に承継することになるため、潜んでいるかもしれない経営リスクも引き継いでしまうのです。この対策としては、成約前のデューデリジェンス(売却企業の精密監査)をしっかり行うしかありません。

もう1点は、売却側の企業価値を見誤り、割高な買収額でM&Aしてしまった場合、投資額を回収できないおそれです。この対策は、M&A仲介会社のアドバイスをよく聞くことにつきるでしょう。つまり、デメリットの回避には、M&A仲介会社の存在が不可欠です。

パン屋の事業売却については下記の記事で詳しく紹介しています。あわせてご覧ください。

【関連】パン屋の事業売却とは?メリット・デメリットや注意点を解説!【事例あり】

パン屋・ベーカリーのM&Aの費用相場

パン屋 ベーカリーのM&A・事業承継
パン屋 ベーカリーのM&A・事業承継

パン屋・ベーカリー業界におけるM&Aは、業界構造の特徴から、大手上場企業が実施するもの、中小企業が実施するもの、さらに個人経営のパン屋が関わるものの3種類です。それぞれ、経営規模の違いと同様に、M&Aでの投資規模も異なるものになります。

また、大手の製パンメーカーであれば海外企業とのM&Aもあり得るため、対象も多岐です。つまり、パン屋・ベーカリー業界のM&Aとして相場・費用を見極めることは、一概には難しいと言えます。

現実にM&Aを検討しているのであれば、相場や手数料などの費用はいくらぐらいになるか、具体的にM&A仲介会社やM&Aアドバイザリーなどに問い合わせるのが得策です。多くのM&A仲介会社の場合、無料相談を受けつけているので、それを利用するとよいでしょう。

パン屋のM&Aをご検討の際に相談先でお困りでしたら、ぜひ一度、M&A総合研究所にご相談ください。M&A総合研究所は主に中小・中堅規模のM&A案件を取り扱っており、M&Aの知識と経験が豊富なアドバイザーによるフルサポートを行っています。

料金体系は成約するまで完全無料の「完全成功報酬制」です(※譲渡企業様のみ。譲受企業様は中間金がかかります)。随時、無料相談をお受けしておりますので、お気軽にお問い合わせください。

M&A・事業承継ならM&A総合研究所

パン屋・ベーカリーのM&Aにおける買収・売却時の注意点

パン屋・ベーカリーのM&Aを実施するにあたり注意すべき点について、買収側と売却側に分けて説明します。

パン屋・ベーカリーのM&A・買収時の注意点

パン屋・ベーカリーや製パン会社を買収しようとする場合、それぞれにおいて目的があるはずです。M&Aでパン屋や製パン会社を買収することが、本当に自分たちの目的を達成するための手段として最もふさわしいかどうかは、意識して考えるようにしましょう。

一般的に買収を行う場合に考えられる目的は、新たにパン業界へ進出するか、すでに行っているパン屋・ベーカリー事業の規模拡大による強化のどちらかがほとんどです。その目的に合致している売却側を見極めるには、以下の点に着目して検討しましょう。

  • 製造・販売しているパンの種類
  • 顧客・消費者からの評判(パンの味わい)
  • 店舗の立地(パン屋の場合)
  • 売上高・営業利益額・負債額
  • パンの種類ごとの販売数量
  • 固定客の人数(パン屋の場合)
  • 所有する資産や設備内容

そして、買収先が定まったら、適切なM&Aスキームを選ぶ必要があります。買収の目的と上記の着目点を照らし合わせ、M&A仲介会社のアドバイスを聞いてM&Aスキームを決めましょう。

パン屋・ベーカリーのM&A・売却時の注意点

パン屋・ベーカリー、製パン会社を売却しようとする場合、買い手にとって魅力となる事業内容であることをしっかりとアピールする必要があります。独自の強みや商品などの魅力をしっかり示すことができれば、それだけ多くの企業やパン屋が買い手に名乗り出てくれるはずです。

売却を成功させるには、まずは買い手に魅力を感じてもらわなければなりません。特に個人経営のパン屋の場合、自己アピールすることやプレゼンテーションに不慣れな場合が多く、戸惑いがちです。しっかりと事前準備することをおすすめします。

また、他にも準備する必要があるのは(前項の買収側の着目事項と重複しますが)、以下のようなものです。

  • 製造・販売しているパンのリスト
  • 売上高・営業利益額・負債額などの経営上の数値情報
  • パンの種類ごとの販売数量データ
  • 固定客の人数データ(パン屋の場合)
  • 所有する資産や設備のリスト

さらに、買収側に希望する売却条件には優先度をつけて決めておきます。100%希望が通ることはまれですから、優先度付けがポイントです。そして、売却後、問題なくパン屋を継続していってくれそうな買い手かどうか、買い手選びの選択眼も重要になります。

したがって、よいアドバイスをしてくれるM&A仲介会社選びも注意すべきポイントと言えるでしょう。

食品卸売業界のM&A動向については下記の記事で詳しく紹介しています。あわせてご覧ください。

【関連】食品卸売業界のM&Aの現状は?市場動向や事例・案件例・注意点も解説

パン屋・ベーカリーのM&A案件の探し方4選

パン屋・ベーカリーのM&A案件の探し方としては、主に以下の4つがあります。

  • M&A仲介会社などの専門家に依頼する
  • 金融機関に相談する
  • 公的機関に相談する
  • M&Aマッチングサイトで探す

①M&A仲介会社などの専門家に依頼する

M&A仲介会社は、M&Aに特化した事業を展開し、知見やネットワークを活かして相談から実行、アフターフォローまで対応します。メリットとして、専門知識や業界動向の理解、幅広いネットワークを活用した相手先探索、金融機関より低めの成功報酬が挙げられます。

一方で、相談料や着手金が発生する場合や、成功報酬目的で契約や成約を急がされる可能性があります。成功報酬は売却金額の5〜10%程度で、小規模M&Aでも最低300万円ほどかかる場合があります。不十分なサポートによりM&A成立を優先する会社も存在するため、注意が必要です。

M&A・事業承継ならM&A総合研究所

②金融機関に相談する

多くの企業は、金融機関から融資を受け事業を行っています。そのため、取引金融機関には企業から経営相談も寄せられており、その中には事業承継やM&Aの相談もあるのです。したがって、M&A仲介会社などが持ちえない案件情報を金融機関が持っている可能性があります。

同一金融機関であれば、各支店間でも情報共有されているので、思わぬM&A案件に出会えるかもしれません。また、昨今は、M&A仲介部門を設ける金融機関も増えてきており、案件探しの相談先として有望と言えるでしょう。

③公的機関に相談する

全国には、後継者不在で事業承継できない中小企業が数多くあります。そのような中小企業を支援するための公的機関がたくさんありますので、希望条件に合うパン屋がM&Aを希望している情報も持っているはずです。相談先として代表的な公的機関には以下のようなものがあります。

  • 事業承継・引継ぎ支援センター(各都道府県)
  • よろず支援拠点(各都道府県)
  • 商工会・商工会議所

④M&Aマッチングサイトで探す

M&Aマッチングサイトとは、無料の会員登録などによって、サイト上に登録されている売却希望案件や買収希望者の情報が閲覧できるサービスです。閲覧後、交渉した案件があれば、別途、手数料を支払うことなどで当事者間での交渉に進めます(サイトごとに規定が異なります)。

無料で手軽に利用できるため、情報収集という点でとても有用です。また、当事者間でのM&A交渉・手続きに不安がある場合は、別途、M&Aアドバイザーに依頼できるようになっています(有料)。

食品製造業界については下記の記事で詳しく紹介しています。あわせてご覧ください。

【関連】調味料でもM&A?食品製造業界を調査!売却・買収の動向、過去事例も紹介

パン屋・ベーカリー業界のM&A案件例

弊社M&A総合研究所が取り扱っているパン屋・ベーカリー業界のM&A案件例をご紹介します。

【高収益率/3期連続黒字】高収益体制を築いているパン菓子製造・販売会社

150種類以上のパンを製造可能であり、年間を通して製造できる体制構築ができています。顧客は個人が20%、法人が80%を占めています。

エリア 中部・北陸
売上高 1億円〜2.5億円
譲渡希望額 希望なし
譲渡理由 後継者不在(事業承継)

【高収益率/3期連続黒字】高収益体制を築いているパン菓子製造・販売会社(ものづくり・メーカー) | M&A総合研究所

【関西エリア・多店舗展開】自社ブランドのベーカリーレストラン運営

コロナの影響で急激に業績が悪化するも、現在は回復基調であり営業利益も黒字化予定です。全てのパンの素材に国産の原材料を使用しており、リピーター顧客多数です。

エリア 近畿
売上高 2.5億円〜5億円
譲渡希望額 希望なし
譲渡理由 財務的理由、資金調達

【関西エリア・多店舗展開】自社ブランドのベーカリーレストラン運営(ものづくり・メーカー) | M&A総合研究所

【海外/飲食業】有名ベーカリーチェーン店×インドネシア

ベーカリーカフェ兼レストランを3店舗、ベーカリー販売店を9店舗運営しています。保存料、生地調整剤、人口香料、着色料不使用に拘ったナチュラルベーカリーが特徴となっています。

エリア 海外
売上高 1億円〜2.5億円
譲渡希望額 5億円〜7.5億円
譲渡理由 後継者不在(事業承継)

【海外/飲食業】有名ベーカリーチェーン店×インドネシア(ものづくり・メーカー) | M&A総合研究所

【ベトナム/EBITDA10億円】ケーキなどのお菓子製造

東南アジアでは2023年から2028年にかけてCAGRは7.09%、市場規模は279.8億米ドルが見込まれます。新たな資金調達で新たな製品ラインの研究開発により、さらなる成長が期待できる事業です。

エリア 海外
売上高 50億円〜100億円
譲渡希望額 20億円〜
譲渡理由 事業開発のための追加株式発行(株式の45%~50%に相当する資本を調達)

【ベトナム/EBITDA10億円】ケーキなどのお菓子製造(ものづくり・メーカー) | M&A総合研究所

パン屋・ベーカリー業界のM&A事例・ニュース

パン屋・ベーカリー業界で実施されたM&Aの具体的な事例を見てみましょう。ただし、個人経営のパン屋のM&Aについては、上場企業などと違って世間に公表されることがないため、その具体事例をこの場で紹介することは、かないません。

ここででは、パン屋・ベーカリー業界の上場企業が行ったM&A事例を掲示します。

森トラストが浅野屋をグループ会社化

森トラストグループは、2024年12月23日、創業90年を超える老舗ベーカリー「ブランジェ浅野屋」を運営する浅野屋を子会社化するため、株式会社万平ホテルを通じて株式譲渡契約を締結し、2025年1月31日付で傘下に加えると発表しました。

森トラストは、不動産事業やホテル&リゾート事業を展開する大手企業であり、浅野屋と万平ホテルの強みを融合することで相乗効果を狙います。

浅野屋のパン技術と万平ホテルのホスピタリティを活かし、カフェ業態の強化や商品開発を進め、国内35ヶ所の施設でパンの品質向上を図ります。本件により、付加価値の高いサービス提供を目指し、グループ全体の競争力を高めます。

森トラスト 株式会社浅野屋をグループ傘下に

クリエイト・レストランツHDが米ベーカリーレストランの事業を譲受

2024年8月6日、クリエイト・レストランツ・ホールディングスは、米国子会社のCreate Restaurants DE LLC(ニュージャージー州)が、アリゾナ州で「ワイルドフラワー」ブランドを展開するベーカリーレストラン事業をWildflower Bread Company LLCから譲り受けることを決定しました。

本件は、「アフターコロナを見据えたポートフォリオの見直し」を戦略とするクリエイト・レストランツの方針に沿ったもので、「日常」「定番」「地域密着」をキーワードにした事業拡大を目指しています。同社は、米国とシンガポールを中心に約50店舗を展開しており、今回のM&Aにより北米での事業基盤を強化し、さらなる成長を図ります。

当社米国子会社による事業譲受に関するお知らせ

クリエイト・レストランツHDがサンジェルマンを子会社化

2022年9月、クリエイト・レストランツ・ホールディングスは、日本たばこ産業からサンジェルマンの株式を全て取得し、連結子会社化しました。

クリエイト・レストランツHDは、レストラン事業、居酒屋事業、ラーメン・フードコート事業などを行う企業です。サンジェルマンは、ベーカリー事業などをメインに行っています。

今回のM&Aにより、両社の持つ伝統のブランドと顧客基盤を活用し、新規出店やイートイン強化を含めた投資を進めることで新たな成長戦略を目指します。

パンフォーユーが資金調達を実施

2022年6月1日、パンフォーユー(群馬県桐生市)は、第三者割当増資により約6億円を調達し、累計調達額が約10億円に達しました。主な引受先にはKIRIN HEALTH INNOVATION FUNDや三菱UFJキャピタルが含まれます。

パンフォーユーは独自の冷凍技術とDXを活用し、パン屋の運営や販路拡大を支援するサービスを提供しています。代表的なサービスには、全国の冷凍パンを定期配送する「パンスク」や、食の福利厚生サービス「パンフォーユーオフィス」があります。

今回調達した資金は、事業拡大に向けたマーケティングやシステム開発に活用されるほか、健康食品市場への新たな取り組みの構想や開発にも充てられる予定です。

“新しいパン経済圏”をつくる株式会社パンフォーユー、総額約6億円の資金調達を実施

シャトレーゼが菜花堂を子会社化

2022(令和4)年2月、シャトレーゼは、菜花堂の全株式を取得し完全子会社化しました。取得価額は公表されていません。シャトレーゼは、洋菓子、和菓子、アイスクリーム、パン、飲料の製造・販売およびFC店の全国展開を行っています。

昭和産業の完全子会社だった菜花堂は、冷凍の和菓子・洋菓子・パン・冷凍生地の製造・販売などを行っている企業です。昭和産業の発表によれば、シャトレーゼに売却した方が菜花堂の企業価値向上につながると判断しました。

食品メーカー・食品会社におけるM&Aの売却/買収事例については下記の記事で詳しく紹介しています。あわせてご覧ください。

【関連】食品メーカー・食品会社におけるM&Aの売却/買収事例とは?買う・売る方法や費用の相場を10の事例から解説

パン屋・ベーカリーのM&Aまとめ

今後、人口減少の加速が見込まれることもあり、食品業界の国内市場は縮小する可能性があります。こうした動向を踏まえ、海外進出や海外事業の強化などを図る企業も増えていますが、パン屋・ベーカリー業界も例外ではありません。

現段階で海外進出が著しく多いというわけではありませんが、今後はM&Aなどを通じて海外事業に焦点を置く企業が増える可能性はあります。一方で、個人経営のパン屋の場合、経営上の問題の解決や事業の強化・拡大を目的にM&Aを行うケースもあるでしょう。

特に経営がどうしても不安定になりやすい個人経営の場合、売却などで経営上の問題を解決するなどのメリットがあります。パン屋・ベーカリー業界におけるM&Aを検討する際には、こうした動向やM&A事例を踏まえ、さまざまな観点から分析を行うことが重要です。

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木材業界のM&A動向!売却・買収事例5選と成功のポイントを解説!【2023年最新】

木材業界のM&A動向!売却・買収事例5選と成功のポイントを解説!【2023年最新】

この記事では、木材業界のM&A動向について説明します。木材業界では、専門技術の獲得、コスト効率の向上のためにM&Aが活用されています。木材業界におけるM&A・売却・買収事...

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