M&Aとは?意味や動向とM&Aを行う目的・メリットなどをわかりやすく解説!
2024年10月28日更新都道府県別M&A
東京都の事業承継・M&Aの動向は?M&A案件例や事業承継・引継ぎ支援センターの取り組みも解説
東京都は日本で最も企業が集中している地域であり、中小企業も数多くあります。それら中小企業が抱える経営課題の1つが事業承継です。後継者不在の中小企業が事業承継する手段としてM&Aが用いられるようになっており、そのおすすめの相談先を紹介します。
目次
東京都の事業承継・M&Aの動向
事業承継は会社にとって存続を占う最も重要なイベントですが、最近は後継者不在のような問題によって事業承継ができない中小企業が増えています。
そのため、中には経営者が引退すると同時に廃業してしまう会社も少なくありません。 一方で事業承継M&Aなど、新たな事業承継の方法も一般化しています。今回は東京にスポットを当て、そこで行われている取り組みや事業承継の際に役立つM&A仲介会社をご紹介します。
東京都の経済状況
「都民経済計算の令和3年度年報」によると、東京都の総生産(名目)は、令和3年度で113兆7,000億円となり、全国に占める割合は20.7%です。
「東京の産業と雇用就業 2022東京都」によると、第3次産業の占める割合は83.7%と全国の割合より高く、第3次産業総生産は102兆9,175億円と全国で最も第三次産業が占めている割合が高いことが特徴の地域です。
第三次産業とは、主に商業・サービス業・金融・情報通信業・医療・福祉などの割合が高いということが特徴になります。
参照:東京都「都民経済計算の令和3年度年報」
東京都産業労働局「東京の産業と雇用就業 2022」
東京都のM&A件数
レコフの調査によると、2022年の東京都のM&A件数はトータル3,157件で、国内のM&A件数の7割を占めます。東京都では様々な業界でM&Aが活発に行われていますが、M&Aが全国で最も盛んな地域であり、大手企業のM&Aも多く、海外とのM&Aを行う事例も少なくありません。
また、東京都の中小企業の動向として、後継者不在問題を解決するためにM&Aを行うケースが多くあります。また、売上・事業規模の拡大を目指すために、M&Aを行うケースが増加しています。
東京都における事業承継の方法と流れ
東京における事業承継はどうなっているのでしょうか?昨今、中小企業を中心に後継者不在が問題化しており、それによって事業承継が出来なくなるというケースが増加しています。そのため、高齢化した経営者が引退したタイミングで廃業してしまう会社も少なくありません。
この状況を鑑み、今では日本各地で自治体・金融機関が中小企業の事業承継を支援する取り組みを行っています。 東京も例外ではなく、自治体と金融機関が事業承継支援を積極的に行っています。
事業承継に関する情報の提供や、相談窓口の設置はもちろん、2018年には資金の支援を行う事業承継支援ファンドを設置するなど、東京が行っている事業承継支援は多彩なものがあります。
東京は経済の中心だけあって、M&Aが積極的に行われており、優れたM&A仲介会社が多数設立されている環境です。そのため事業承継M&Aを行う際にサポートを得やすくなっています。
東京都事業承継・引継ぎ支援センターの取り組み
東京商工会議所が経済産業省関東経済産業局から委託を受けて実施している国の事業であり、中小企業の事業承継を支援しています。
中小企業の経営者の平均年齢が高齢化し続けており、後継者不在による事業承継の問題が深刻化しています。中小企業庁によると、このまま事業承継問題を放置すると、2025年までの10年間で約650万人の雇用と約22兆円の国内総生産(GDP)が失われる可能性があります。
そこで国は、第三者への事業承継(M&A)を支援するために、東京都事業承継・引継ぎ支援センターを創設しました。事業承継の悩みを抱える中小企業経営者からの相談に応じており、特に「第三者への会社(事業)の譲渡」についての相談に重点を置いています。
ケースによっては、実際のM&Aの実行支援まで行って円滑な事業のバトンタッチをサポートしています。事業承継・引継ぎ支援センターは、全国の47都道府県に設置されています。東京23区では東京商工会議所内に設けられ、主に事業承継や特にM&Aに関する相談を受け付けている状況です。
事業承継に関して不明な点や不安なことがある経営者の方は、積極的に相談を持ちかけると良いでしょう。
東京都の事業承継・M&Aの事例
東京都の事業承継・M&Aの事例を紹介します。
KYORITSUと東京アドのM&A
2024年10月、KYORITSUは東京アドの全ての株式を取得し子会社化しました。
KYORITSUは、情報デジタル事業、プリントメディア事業、環境事業、BPO事業をなどを行っています。対象会社の東京アドは、通販商品に関する広告に特化した広告代理店です。
今回のM&Aにより、グループのネットワークを活かした新規顧客獲得促進と事業拡大を目指します。
八洲電機と東京キデンのM&A
2024年9月、八洲電機は東京キデンの全ての株式を取得しました。
八洲電機グループは、設計・施工・保守サービスを一貫して提供するエンジニアリング会社です。対象会社の東京キデンは、電気器具の設計製造販売、一般建設機械および電気器具のレンタルを行っています。
今回のM&Aにより、技術の進化と成長を目指します。
東京都の事業承継・M&A案件例
本章では、東京都の事業承継・M&A案件例をピックアップし紹介します。いずれもM&A総合研究所が保有している案件なので、興味のある経営者様はお気軽にお問い合わせください。
【東京都内/大手ゼネコン1次請け】内装仕上げ工事業
東京都内にて、内装仕上げ、内装リフォーム工事を行う会社です。譲渡案件の詳細を以下にまとめました。
業種 | 住宅・不動産・建設 |
売上高 | 2.5億円〜5億円 |
譲渡希望価格 | 希望なし |
譲渡希望理由 | 財務的理由、事業存続に対する不安、資金調達 |
【東京/高利益率】大手電子部品メーカーの代理店 電子部品卸売業
東京にて電子部品卸売をメインとする企業です。譲渡案件の詳細を以下にまとめました。
業種 | 商社・小売・流通 |
売上高 | 5億円〜10億円 |
譲渡希望価格 | 5,000万円〜1億円 |
譲渡希望理由 | 後継者不在(事業承継) |
【スイーツTOKYO百名店選出】 東京都 / 洋菓子製造・販売
東京都内にて、洋菓子製造・販売を手掛ける企業です。譲渡案件の詳細を以下にまとめました。
業種 | ものづくり・メーカー |
売上高 | 5,000万円〜1億円 |
譲渡希望価格 | 1,000万円〜5,000万円 |
譲渡希望理由 | 後継者不在(事業承継) |
東京都で事業承継におすすめのM&A仲介会社
東京都で事業承継の相談先をお探しでしたら、一度、M&A総合研究所にご連絡ください。M&A総合研究所は、全国の中小・中堅規模のM&A案件を取り扱っており、東京都の事業承継支援も行っています。
M&A・事業承継の支援実績豊富なアドバイザーが多数在籍し、相談時からクロージングまで丁寧なサポートがモットーです。料金体系は、成約するまで完全無料の「完全成功報酬制」となっています(※譲渡企業様のみ。譲受企業様は中間金がかかります)。
随時、無料相談をお受けしておりますので、東京都でM&A・事業承継をご検討の際は、お電話・Webよりお気軽にお問い合わせください。
東京都の事業承継まとめ
東京は大都市だけあって、事業承継への支援が充実しています。優れたM&A仲介会社も多くあるため、事業承継M&Aを行う際にも力を借りやすいでしょう。
M&A・事業承継のご相談なら24時間対応のM&A総合研究所
M&A・事業承継のご相談は成約するまで無料の「譲渡企業様完全成功報酬制」のM&A総合研究所にご相談ください。
M&A総合研究所が全国で選ばれる4つの特徴をご紹介します。
M&A総合研究所が全国で選ばれる4つの特徴
- 譲渡企業様完全成功報酬!
- 最短49日、平均6.6ヶ月のスピード成約(2022年9月期実績)
- 上場の信頼感と豊富な実績
- 譲受企業専門部署による強いマッチング力
M&A総合研究所は、M&Aに関する知識・経験が豊富なM&Aアドバイザーによって、相談から成約に至るまで丁寧なサポートを提供しています。
また、独自のAIマッチングシステムおよび企業データベースを保有しており、オンライン上でのマッチングを活用しながら、圧倒的スピード感のあるM&Aを実現しています。
相談も無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。
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株式会社日本M&Aセンターにて製造業を中心に、建設業・サービス業・情報通信業・運輸業・不動産業・卸売業等で20件以上のM&Aを成約に導く。M&A総合研究所では、アドバイザーを統括。ディールマネージャーとして全案件に携わる。