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2019年11月15日更新
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調剤薬局業界M&Aの売却/買収事例とは?買う・売る方法、費用の相場を解説

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この記事の監修専門家
M&A総合研究所 公認会計士
高谷 俊祐

調剤薬局業界のM&Aは、買い手、売り手によってM&Aを選択する目的は異なります。メリット・デメリットをしっかり判断した上でM&Aを選択しましょう。大きな意思決定であるM&Aは注意点も多いため慎重に専門家を活用するべきです。

目次
  1. 薬局M&Aの仲介会社を選ぶ3つのポイント
  2. 調剤薬局のM&Aに強い仲介会社5選
  3. 調剤薬局業界のM&Aとは?意味を理解しよう!
  4. 調剤薬局業界のM&Aの現状と動向
  5. 調剤薬局業界のM&Aの相場と費用
  6. 調剤薬局のM&A業界の買収とは?買う・買いたい場合
  7. 調剤薬局のM&A業界の売却とは?売る・売りたい場合
  8. 調剤薬局業界のM&Aの成功・失敗事例
  9. まとめ

薬局M&Aの仲介会社を選ぶ3つのポイント

まずは、薬局M&Aの仲介会社を選ぶ3つのポイントを見ておきましょう。

以下のポイントを押さえれば、あなたが行う薬局M&Aに最適な仲介会社を見つけられるはずです。

  1. 薬局M&Aの実績が豊富である
  2. 料金体系がわかりやすく明確である
  3. 担当者がついてくれて親切である
それぞれのポイントについて、順番に見ていきます。

ポイント1.薬局M&Aの実績が豊富である

まず確認するべきなのが、調剤薬局のM&Aの実績です。特に、自分が行うM&Aと同じくらいの規模の案件を取り扱ったことがあれば適切なサポートを受けやすくなります。

M&A仲介会社の実績の確かめ方として行いやすいのが、公式サイトを確認する方法や、実際に問い合わせてみる方法です。

いくらM&Aの成約実績が豊富だとしても、薬局業界での実績がないようでは相談しにくいと言えます。したがって、薬局M&Aの実績に自信があるM&A仲介会社を選ぶのが良いでしょう。

ポイント2.料金体系がわかりやすく明確である

次に確認するべきなのが、M&A仲介会社の料金体系です。あとから予想外の請求をされて困ることがないように、事前に確認しておくと安心して相談できます。

最近では完全成功報酬型の料金体系にしているM&A仲介会社も多いです。また、依頼前の相談料金、着手金、中間報酬などのさまざまな手数料を無料にしているところがたくさんあります。M&A仲介会社によって、料金体系はさまざまです。

したがって、M&Aを正式に依頼する前に詳しく見積もりを出してくれる仲介会社に依頼するのが良いでしょう。

ポイント3.担当者がついてくれて親切である

最後に確認するのは、担当者がついてくれて親切に相談に乗ってくれるかどうかです。

依頼するM&A仲介会社によっては、組織全体で動くため担当者が専属でつかないということもあります。状況に応じて専門の人がサポートしてくれるのは心強いですが、困ったときに納得できるまで話を聞いてもらえないことも珍しくありません。

したがって、あなたの薬局M&Aのために担当者が専属でついてくれる仲介会社を選ぶのが良いでしょう。

以上、薬局M&Aの際に仲介会社を選ぶ3つのポイントを確認しました。ポイントを踏まえた上で、調剤薬局のM&Aに強い仲介会社を具体的に見ていきましょう。

調剤薬局のM&Aに強い仲介会社5選

調剤薬局のM&Aに強い仲介会社には、以下の5社があります。

  1. M&A総合研究所
  2. M&Aキャピタルパートナーズ
  3. 日本M&Aセンター
  4. FUNDBOOK
  5. ユニヴ
それぞれのM&A仲介会社について、順番に確認していきましょう。

仲介会社1.M&A総合研究所

M&A総合研究所

調剤薬局のM&Aを行いたいときにまず検討するべきなのが、M&A総合研究所です。

M&A総合研究所は、全国のM&A案件の取り扱いをしており、中小規模の薬局M&Aも成約させています。サポートは調剤薬局のM&A実績がある専門アドバイザーと専任の公認会計士の2名体制です。今後の調剤薬局業界の動きを熟知したM&Aアドバイザーが親身になって対応してくれるので安心できます。

そして、報酬体系も完全成功報酬制なのでわかりやすいです。着手金や中間手数料は必要ありません。

また、M&Aは通常は平均して10ヶ月程度は必要です。しかし、M&A総合研究所はM&A成約まで平均3ヶ月となっているので、スムーズに手続きが進むはずです。調剤薬局の買い手探しに独自のネットワークを使っているため、1週間以内に買い手候補を見つけることができます。

無料相談も行っているので、調剤薬局業界でM&Aを成功させたいなら問い合わせてみましょう。
 

 M&A仲介会社名   M&A総合研究所 
 URL  https://masouken.com/lp/chouzai 
 電話番号  0120-401-970
 特徴 ・調剤薬局のM&Aに特化
・完全成功報酬制
・アドバイザーと公認会計士が専属サポート 
・独自ネットワークと成約スピード
 

仲介会社2.M&Aキャピタルパートナーズ

M&Aキャピタルパートナーズ

調剤薬局業界でのM&Aなら、M&Aキャピタルパートナーズも実績が豊富です。

M&Aキャピタルパートナーズは、中小規模の薬局を中心に、事業承継を目的としたM&Aを多く行なっています。薬局経営者だけではなく、従業員や地域住民も安心できるM&Aを目指している仲介会社です。

サポートのためには、調剤薬局を含む医療分野に特化したチームを作っています。薬局業界にも詳しいスタッフたちのチームによる一貫した対応を受けられるのが特徴です。

報酬体系は、中間報酬と成功報酬を支払います。 着手金は必要ありません。買い手と売り手の両方の企業が納得して基本合意に至るまでは無料となっています。
 

 M&A仲介会社名   M&Aキャピタルパートナーズ
 URL  https://www.ma-cp.com  
 電話番号  03-6880-3800
 特徴 ・中小企業の実績が豊富
・中間報酬+成功報酬
・医療分野に強いチームが一貫対応 

仲介会社3.日本M&Aセンター

日本M&Aセンター

日本M&Aセンターは東証一部上場のM&A仲介会社です。なので、コンプライアンスについてしっかりしている有名な仲介会社に依頼したい人には最適です。

調剤薬局を含んださまざまな業種をあわせた1年間の成約実績数も649件と業界でトップクラスとなっています。調剤薬局を専門とするコンサルタントがいるので、安心して相談できるでしょう。

ただし、報酬体系については、着手金が必要となるので気をつけなければなりません。日本M&Aセンターに依頼する場合、着手金と成功報酬を支払うことになります。着手金を支払うことで、コストや時間を惜しまないサポートをしてもらえるのです。
 

 M&A仲介会社名   日本M&Aセンター
 URL  https://www.reorganization-ma.jp 
 電話番号  0120-691-787
 特徴 ・成約実績数が業界トップクラス
・着手金+成功報酬
・調剤薬局の専門コンサルタント在籍

仲介会社4.FUNDBOOK

FUNDBOOK

FUNDBOOKは、M&Aプラットフォームを活用した仲介が評判です。M&Aプラットフォームを提供しているだけではなく、従来通りの仲介会社と同様にM&Aアドバイザリーからのサポートも受けられます。

最短で52日で成約した実績があるほどのスピード感が強みです。急いでM&Aを成約させたいという場合には頼りになる仲介会社だと言えます。

そして、FUNDBOOKの大きな特徴が、分業制です。企業概要書や企業価値評価書の作成を専門とするチームがいる上で、候補企業とのマッチング作業はプラットフォーム上で行われます。

FUNDBOOKはM&A総合研究所と同じく、着手金無料の完全成功報酬制なので相談しやすいでしょう。
 

 M&A仲介会社名   FUNDBOOK
 URL  https://fundbook.co.jp 
 電話番号  0120-261-438
 特徴 ・最大4000社に同時打診しスピード成約
・完全成功報酬制
・アドバイザーとプラットフォームの分業制 

仲介会社5.ユニヴ(ファーネットビズ)

ユニヴ

ユニヴ(ファーネットビズ)は、調剤薬局のM&Aにおいて専門性が非常に高い仲介サービスを提供している会社です。M&Aや事業承継など、薬局経営者を幅広くサポートしています。

ユニヴ(ファーネットビズ)の強みは、幅広い薬局業界の知識とコネクションです。個人の独立希望の薬剤師も買い手候補として見つけられる可能性があります。

報酬体系も完全成功報酬制なので安心です。譲渡する薬局の規模によっては、売り手の支払う手数料が無料となることもあります。
 

 M&A仲介会社名  ユニヴ(ファーネットビズ)
 URL  https://biz.pha-net.jp 
 電話番号  0120-458-789
 特徴 ・調剤薬局業界に特化
・完全成功報酬制
・売り手の手数料が無料となるケース有り


ここまでで、あなたが薬局M&Aを行う際に最適な仲介会社が選べるようになったはずです。スムーズに相談するために、調剤薬局業界のM&Aについて詳しく見ていきましょう。

調剤薬局業界のM&Aとは?意味を理解しよう!

調剤薬局とは、薬剤師が常駐していて、調剤室がある薬局を言います。調剤室というのは、医師からの処方箋に基づき薬剤師が薬を調合する独立した部屋のことです。

病院での診察の後に処方箋をもって、薬をもらいにいく場所が、典型的な調剤薬局のイメージでしょう。さまざまな地域に、多くの調剤薬局が存在しています。

ちなみに調剤薬局は法律上の定められた呼び方ではなく、一般的な薬局の総称です。なお、薬局には調剤薬局以外にも、保険薬局と呼ばれる薬局があります。自分の経営している薬局が、調剤薬局なのか保険薬局なのかは事前に確認しておきましょう。

保険薬局は、公的保険制度の健康保険を利用した調剤、処方が行える薬局の事であり、調剤薬局と呼ばれる薬局の中で、保険指定を受けた薬局のことです。このように、調剤薬局という大きな枠の中に、保険薬局があるという関係です。

なお、保険薬局でない場合は、薬局製剤と呼ばれる処方箋がなくても薬局で処方できる薬や、OTCと呼ばれる大衆薬を取り扱うことになります。そのような場合では処方箋が必要な調剤の処方はできないということもあり、実際は保険指定を受けている調剤薬局が大半であるため、調剤薬局の多くは保険薬局という状況です。したがって、調剤薬局を経営しているのであれば、多くのケースでは保険薬局を経営していることになるでしょう。

ちなみに、1980年代に医薬分業という処方と調剤の分離の流れの中で、調剤薬局が急激に増加したという背景があります。したがって、現在、調剤薬局の数はコンビニよりも多いとも言われています。

高齢化が進む環境において、医療費削減の政策の一環で、医師の診療報酬の減額と同様に、薬価の引き下げや調剤報酬の減額も進められているのが調剤薬局業界の現状です。したがって、調剤薬局においても収益確保に対して向かい風の環境となっています。

特に、特定の病院からの処方箋枚数が多く一定の条件を満たさない場合は、調剤報酬が減額となってしまう制度もあるのが課題です。このようなことは特定の病院の前で開業しているような薬局にとっては、経営上大きな問題となっています。

また少子化や薬学部6年制への移行を背景に、薬剤師不足の傾向も加速しているのが調剤薬局業界の特徴です。人材の確保が困難な薬局が増加しており、人件費の高騰も重なり特に中小調剤薬局は大きな影響を受けています。また大手ドラッグストアチェーンの大量出店という状況もあり、業界内での競争は激化しているのも事実です。

こういった環境において、調剤薬局の中には事業規模の拡大のため、また人材の確保のため、後継者問題など、様々な理由でM&Aを検討するケースが増加しています。あなたも調剤薬局業界で会社経営をしているのであれば、M&Aによって経営課題を解決したいとお考えでしょう。

それではここからは、調剤薬局業界のM&Aの現状と動向をさらに詳しく見ていきます。調剤薬局業界でM&Aを検討している方は、ぜひチェックしてみてください。

調剤薬局業界のM&Aの現状と動向

調剤薬局業界のM&Aの現状と動向としては、M&Aが頻繁に行われているのが最大の特徴です。

調剤薬局は、医療制度の中で重要な役割を担っている存在となっています。しかし、医療という社会保障の一旦を担う業界に位置するため、これからの少子高齢化が加速する日本においてコスト削減の対象となっている業界だともいえるでしょう。

医療費削減の施策の中で、医師の診療報酬や薬の薬価の減額改訂の流れが続いており、薬剤師の調剤報酬も同様に減額する改訂が続いています。

特に門前薬局と呼ばれる特定の医療機関の近くで開業し、その医療機関からの処方箋を集中的に調剤しているような薬局については、調剤報酬の減額が大きくなっているのも事実です。したがって、従来のビジネスモデルのままでは生き残るのが厳しい環境となっています。実際に、調剤薬局を経営していても将来に不安があるという方は多いはずです。

さらにこの傾向は加速しており、最近の規制の改訂では大手薬局グループが医療モールを建設し医院を誘致し、そこでの処方箋を集中的に取り扱うというモデルについても、集中率が高いと判断されるようになりました。そして、門前薬局と同様に調剤報酬の減額対象となる可能性が出てくるなど、環境はますます厳しいものとなってきています。したがって、中小規模の薬局のみならず大手薬局においても競争は激化している状況です。

こういった環境において、調剤薬局業界では、処方数の確保は重要な課題となっています。市場内におけるプレゼンスの向上を図ることが非常に重要になっているのです。

できるだけ事業規模を拡大できる体制をとることで、調剤報酬が減額傾向にあっても収益を確保しようと考える経営者が少なくありません。そこで、M&Aを通じた規模拡大を目指す動きが強くなっているのが調剤薬局業界の特徴です。

さらに薬剤師不足、それに合わせた人件費高騰という状況から、人材確保が困難となっていきているのも調剤薬局業界の動向です。これを解消する方法としてM&Aを選択するケースが増えています。

薬剤師という資格保有者の確保は、調剤薬局の事業運営のキーともいえる部分です。それを、M&Aを利用することで経験豊富な資格者を獲得することができるため、効率的な経営手法としてM&Aが利用されています。

また調剤薬局の大半を占める中小規模薬局においては、従業員数も少なく、経営者の高齢化も大きな課題となっています。少子高齢化の中で、後継者がおらず事業の継続が困難となっている点は、調剤薬局業界も他の業界と同様の状況です。したがって、従業員の雇用確保等のためにM&Aを通じた事業承継を検討するケースも増加しています。

このように、調剤薬局業界はさまざまな理由でM&Aの件数が増えてきているのが現状です。あなたも調剤薬局を経営していてここまでにご説明したような悩みを抱いたことがあるのではないでしょうか。もしもそのような場合には、M&A仲介会社に相談しながら手続きを進めていくのが良いでしょう。

しかし、調剤薬局業界でM&Aを行おうと思ったとき、気になるのが相場や費用だと思います。そこでここからは、調剤薬局業界のM&Aの相場と費用を見ていきましょう。

調剤薬局業界のM&Aの相場と費用

調剤薬局業界のM&Aの相場と費用は、調剤薬局の事業規模で大きく異なるのが現状です。

M&Aは相手先との当事者同士による取引であり、M&Aの条件や譲渡価格は当事者間の交渉により決定されます。調剤薬局においてもこれは同様であり、売り手・買い手のビジネスの状況、事業規模、経営状況、M&Aの目的やタイミング等によって譲渡価格は変動するものです。

業界特有の相場はないものの、M&A時の譲渡価格の算定方法は、実務上ほぼ共通して方法があり、大きく以下の3つの方法の組み合わせで算定されます。

  1. 市場基準方式(マーケット・アプローチ)
  2. DCF法(インカム・アプローチ)
  3. 資産基準(コスト・アプローチ)
自分の経営する調剤薬局のM&Aでの価格を計算するためには、このような方法について理解することがポイントです。

それぞれの方法について、順番に確認していきましょう。

①市場基準方式(マーケット・アプローチ)

市場における他社の事例を参考に価格を決定する方法で、市場=マーケットの情報に基づき価格を決定することから、市場基準方式(マーケット・アプローチ)と呼ばれる方法です。

過去の同業種事例や、ビジネスの売買情報を参考に譲渡価格を算定する方法となります。

具体的には、事業展開エリア、企業規模、業績、市場での立ち位置などのいくつかの点をピックアップすることが必要です。そして、そのポイントについて近似した特徴を持つ事例を参考にして、検討する事例との比較を行い、譲渡価格を決定します。

②DCF法(インカム・アプローチ)

将来獲得されるキャッシュ・フローを割り引いて(ディスカウントして)譲渡価格を評価する方法です。将来獲得が想定される収入・キャッシュ(インカム)に基づき価値を算定するため、インカム・アプローチと呼ばれています。

M&A相手の将来を想定した事業計画をベースに評価する方法であり、今後の見通しを定量的な数字にどのように織り込むのか、また割引率等の計算上の指標の考え方などによって、価値が変わる点が特徴的です。したがって、評価に利用する事業計画の精度が高ければ高いほど、事業の価値をより正確に算出できる方法です。

事業計画を利用することから、評価手法の中では、精度が高い方法と言われています。しかし、事業計画策定や割引率の設定などが必要となることから、少し手間がかかる方法です。

③資産基準(コスト・アプローチ)

資産基準は、中小企業のM&Aにおいては比較的よく採用される方法です。資産と損益の両方の要素を考慮して算定する方式であり、対象企業の資産や負債を現時点で購入したらどの程度の対価が必要なのか(コストがかかるのか)を前提とした計算方法であるため、コスト・アプローチと呼ばれています。

具体的には、対象会社の純資産額をベースに、将来の収益に関する要素を追加で考慮して、譲渡価格を計算する方法です。実務上は、対象会社の固定資産の時価から負債を引いた金額に、営業権=将来の収益価値をプラスすることで算定されます。

これらの方法は、M&A時の譲渡価格の算定方法ですが、M&Aを実行するには譲渡価格以外にも様々な費用が発生します。具体的には、仲介会社やアドバイザーを利用することによる手数料等です。

一般的には相談料、着手金、中間金、成功報酬など、M&A交渉の各タイミングにおいて、一定の売却価格に応じた手数料がかかります。手数料は譲渡価格が高くなるほど、高くなる傾向にありますが、一般的には平均で譲渡価格の3~5%程度の手数料がかかると言われているので事前に準備しておきましょう。

なお、中小規模のM&A実務では、最終成約した時にだけ支払いが発生する完全成功報酬や、規模に関わらず定額の手数料を採用している仲介会社もあります。安くない取引であるため、手数料も高額になるため、譲渡価格以外にも仲介会社・アドバイザーが提示する手数料等の費用についても十分に検討することが重要です。

調剤薬局業界でのM&Aについて、仲介会社・アドバイザーの力を借りたいのであればM&A総合研究所にご相談ください。M&A総合研究所では、M&Aに豊富な知識と経験を持つプロがM&Aをフルサポートいたします。相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。 また、費用に関しても完全成功報酬制ですのでご安心ください。

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調剤薬局のM&A業界の買収とは?買う・買いたい場合

ここからは、調剤薬局業界でM&A買収を行う際のポイントについて見ていきましょう。

調剤薬局業界は、規制産業なうえに成熟した市場であり、少子高齢化による医療費抑制の流れも受けて、大きな収益獲得が難しい環境にあると言えます。

さらに事業展開をする上で必要な、人員、特に薬剤師の確保が難しいことも経営環境をより困難な状況としている業界です。これらの環境に対応するための有力な方法としてM&Aが考えられます。M&Aの買い手によるメリットは以下のとおりです。

  1. 事業規模の拡大
  2. 人員の確保
これらの買収側のメリットについて、順番に確認していきましょう。

①事業規模の拡大

調剤薬局は中小規模の薬局が大半を占めており、調剤報酬が減少傾向にある中、中小規模のままでは収益獲得が困難な状況を解消することは難しい環境です。

そのため、今後の事業経営のためには、事業規模の拡大を目指すことが重要となります。事業規模の拡大は、営業エリアを広げることや、規模の拡大によるコスト削減や効率化など、経営上の施策の幅を広げることに繋がります。

M&Aにより、譲渡企業やビジネスを獲得することで、事業規模の拡大というメリットを、自社で対応するよりもより効率的に獲得することができます。

ただ、確実に事業規模の拡大を実現するのであれば、条件が合う売り手を見つけられるかどうかが重要です。

理想的な売り手を見つけるにはM&A総合研究所のM&Aプラットフォームを活用することがおすすめとなります。M&A総合研究所のM&Aプラットフォームは日本最大規模です。なので、豊富なM&A案件を取り揃えています。加えてAIが案件の選定を行っているため、買収ニーズを登録するだけで条件の合う売り手がマッチングされるのでぜひご活用ください。
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②人員の確保

人員の確保ができるのも、M&Aの買収側の大きなメリットです。

少子化と薬学部6年制等を背景とした薬剤師不足は、調剤薬局業界の大きな問題の一つとなっています。新卒市場、転職市場で国家資格保有者である薬剤師を確保することは、人件費の高騰もあり非常に難しい状況が続いているのが現状です。

M&Aを実行し、譲渡企業の人員を受け入れることで、効率的に人員の拡充を図ることができます。

人材不足はどの業界においても共通の課題であり、M&Aはその有力な解決策ですが、資格保有者の確保というさらにハードルの高い調剤薬局業界においては、M&Aは大きなメリットをもたらす方法であると言えます。

調剤薬局のM&A業界の売却とは?売る・売りたい場合

ここからは、調剤薬局業界でM&Aによって売却したい場合についても見ていきましょう。

調剤薬局業界に限らず、後継者不足は非常に大きな課題です。後継者が確保できないと、事業の存続が難しくなり、従業員の雇用にも影響を与えてしまいます。

特に調剤薬局業界では1980年代に事業を開始した経営者が多く、現在高齢化が進んでおりより切実な問題となっています。

こういった問題を解消するために、M&Aは有力な方法と考えられているので詳しく見ていきましょう。

  1. 後継者問題の解消
  2. 従業員の雇用確保
  3. 大手グループへの参入による経営効率化
  4. 創業者利益を獲得できる
それぞれのメリットについて、順番に確認していきます。

①後継者問題の解消

M&Aによって、後継者問題が解消できます。

事業継続のために後継者の確保は必須ですが、親族・組織内で後継者を見つけることは困難なケースが多く、後継者の選定で悩む経営者は非常に多いです。

特に地域に根差した事業展開をしていることが多い調剤薬局業界では、地域状況にもある程度精通した後継者人材が必要となります。しかし、独自に後継者を見つけることは難しいことが多いです。

この点、M&Aでは相手の情報をよく精査した上で実行するため、人柄などの人物面も含めて求める条件に近い後継者を見つけることが可能となるため、事業存続のための有力な方法です。

②従業員の雇用確保

経営者にとって、従業員の雇用確保は大きな問題となります。事業の存続が難しくなると従業員の雇用にも影響するため、従業員のために事業を継続しているというケースも多いです。

この点、M&Aにとって事業の譲受先を見つけることで、従業員の雇用も継続しながら、事業経営の一線から身を引くことも可能となります。

③大手グループへの参入による経営効率化

調剤薬局業界は、小規模では収益を獲得しにくい環境となっており、一定の規模での事業展開により収益獲得を目指すことも経営上有力な戦略となります。

そこで、M&Aにより大手グループ傘下に入ることで、コスト面や管理面において、事業規模を背景にした収益獲得力を手に入れることが可能です。

規模の経済のメリットを享受するための施策として、M&Aを実行することも十分なメリットがあると言えます。

調剤薬局業界では、大手の傘下に入るM&Aは増加傾向にあり、トレンドとなっています。

ただ、確実に大手の傘下に入るにはM&Aを慎重に進める必要があります。さらに優秀な専門家の支援も欠かせないでしょう。

調剤薬局業界でのM&Aでお悩みなら、M&A総合研究所にご相談ください。M&A総合研究所は全国のM&A案件の取り扱いをしており、中小企業のM&Aも実現させる仲介会社です。 規模の小さい企業がM&Aを実施することが考えられますが、そのような案件にも対応しています。

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④創業者利益を獲得できる

M&Aによる事業売却を通じて、創業者は大きな利益を獲得することができます。

ハッピーリタイアを考えている創業者にとっての大きなメリットです。

退職後の生活の安定を考えるなら、M&Aを行うべきでしょう。

調剤薬局業界のM&Aの成功・失敗事例

ここで、調剤薬局業界のM&Aの成功事例や失敗事例についても確認しておきましょう。

M&Aにおける成功事例は、M&Aによる想定していた効果を上手く獲得したケースであり、失敗事例はその逆で上手く機能しなかったケースです。

M&Aは相対取引であるため、失敗を防ぐためには、相手との信頼関係を構築した上で実行する点が重要となります。

売り手にとっての成功例としては、大手傘下に入ることで、売り手の経営者がより店舗運営に集中することができるようになったものです。それによって、地域に根差した信頼ある調剤薬局となったケースがあります。

売り手の高齢な経営者は、複数店舗を経営していました。それによって経営と店舗運営のどちらにも目をかける必要があり、効率的な経営や店舗運営を考える余裕がなくなっていました。しかし、M&Aにより大手調剤薬局の傘下に入ることで、店舗運営に集中することができるようになり、より顧客目線にたった薬局運営をすることが可能となったというケースです。

またこの事例は従業員の雇用条件も継続したM&Aとなります。従業員にとってもメリットがあり、買い手にとっても事業エリアの拡大というメリットを享受することができたという成功例です。

失敗例としては、薬剤師の離職というケースがよくあります。

M&Aにより所属薬局が変更になることで、待遇や環境など変化が生じ、環境変化を嫌って離職するということが調剤薬局業界のM&Aでは珍しくありません。この離職によって想定していたM&Aの効果が得られず、かえって人員不足になり、事業運営が困難になるというケースです。

薬剤師は資格保有者であり、調剤薬局業界ではよく人手不足の環境となっています。M&Aという変化のタイミングでは離職を防ぐために、待遇などの条件面、就労環境等、十分な配慮をする必要があるのです。

まとめ

調剤薬局業界M&Aに関して、動向や相場、成功・失敗事例について解説しました。

買い手、売り手によってM&Aを選択する目的は異なるため、メリット・デメリットをしっかり判断した上でM&Aを選択しましょう。

調剤薬局業界はM&Aで生き残りをはかる経営者が非常に多いです。

大きな意思決定であるM&Aは注意点も多いため調剤薬局業界のM&Aに強い専門家を活用しましょう。

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