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2019年3月10日更新

学生起業とは?成功事例・失敗事例、M&AやIPOといったエグジットもご紹介

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この記事の監修専門家
M&A総合研究所 公認会計士
高谷 俊祐

学生起業家は学業との両立もあり、決して派手なものではなく地道な努力も必要であることも確かです。注目を集めている学生起業家も最初から成功したのではなく、努力やいろいろな試行錯誤があって成功しているのです。一攫千金のような感覚で起業を行っても失敗しているケースが多く、成功者がたくさんの失敗を重ねて、努力している場合が多いのです。

目次

    学生起業

    学生起業とは

    学生起業とは、大学生が自ら事業を興すことを言います。

    多くの場合はベンチャー企業を興すことが多く、大学などで独自のアイディアや研究、開発なども基に事業を興しているケースが多いようです。

    日本国内では株式会社リクルートの創業者である江副浩正は、大学在学中に求人募集の掲示板を大学の新聞に載せるというアイディアを基に、企業に対して広告事業を行うことを考え付き、現在のリクナビにつながっています。

    現在では、様々な事業を行っているソフトバンクグループ株式会社の創業者である孫正義も大学在学中に音声装置付きの多国語翻訳機の試作機を作り、シャープに直談判して売り込み、1億円で買い取ってもらった経験をしています。

    株式会社リブセンスの創業者である村上太一は、高校生のころから企業を意識しており、現在のジョブセンスのビジネスの原型もすでに考えていたそうです。

    そして、大学1年の終わりにはリブセンスを設立し、学生起業を開始しています。

    海外では、世界的に使われているマイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツは高校生のころから友人と一緒にすでに企業をしており、独自に開発した交通量調査に使うシステムを州政府に販売しています。

    フェイスブックの創業者であるマーク・ザッカーバーグも大学在学中にフェイスブックの原型となるものを開発し、形を変えて現在世界中の人が使うソーシャルメディアサービスとなっています。

    学生起業を行っている人の中には、高校や大学に在籍しながら事業を興してそれを原型として発展させながら、事業の代表者でい続ける場合もあります。

    また、学生起業を経験してその後、社会人としてほかの会社に就職した後にまた自分で起業するという場合もあります。

    人に雇われる経験もして、さらに社会人経験を積んでから自身が会社の代表者になるという方法もあります。

    学生の時から起業を目指している人は、人に雇われる働き方ではなく自身がやりたいことを仕事として起業としようと考えるのでしょう。

    また、起業は意識していなくても独自のアイディアや研究、開発を行っていく中で支援者が現れて起業へとなる場合もあります。

    どのようなことがきっかけで学生起業家になるか分からないものなのです。

    学生起業のメリット・デメリット

    学生起業のメリットと考えられるのは、やりたいことを存分にやれるという点です。

    本来は、学業が優先であって起業をしたとしても勉強も並行して行わなければなりません。

    そのような中で、起業するにあたって収益を得なければ事業を継続することは難しいですが、学生であるために大きな収益を得なくても「やりたいこと」を事業として取り組むことが可能になるのです。

    例え、収益がでなくても生活を考えなくてもいいので、何でもできるというメリットがあります。

    また、起業して失敗したとしてもやり直しができる点も学生起業のメリットでもあります。

    学生であるがゆえに、収益が得られる確実な計画がなくあやふやな状態でもとりあえず、やってみるということができます。

    学生起業をしても、うまくいかなかったら就職という道もあるということは学生にとっては大きな強みでもあります。

    また、学生起業の経験が就職活動に有利になる場合もあります。

    学生起業をしているということは、会社に就職した時に経営者の視点で仕事ができるということが考えられます。

    それに加えて、自分よりも年上の人との関りによってさまざまな経験を積むことができます。

    学生起業であっても、事業の代表者となれば企業の代表者でもある社長に会うことが多くなります。

    そのような経験から会社の経営者との人脈もでき、刺激を受けることもたくさん経験できます。

    そのほかには、学生起業では自分自身が考えたサービスや研究・開発内容を事業とすることが多く、大きな資金を必要としない場合があります。

    これによって、金融機関からの融資などを受けずに起業することが可能となり、借金をすると言うリスクを避けることができるのです。

    少ない資金からスタートして、起業したことによって大きな収益が得られる可能性もあり、一般の学生がアルバイトなどで得る賃金よりも多くの収入を得られる可能性があります。

    学生起業は、様々な可能性があるので独自のサービスや研究、開発がある場合は起業によって大きな収益を得ることも考えられますし、人脈を広げられる可能性もあります。

    また、もしも失敗したとしてもそれを経験として起業への就職も有利になるアピールポイントになります。

    デメリットとして考えられるのは、学生起業であるために本来の学業がおろそかになる可能性があります。

    学生起業の中には、事業が成功して忙しくなってしまい本来やらなければないならない学業ができなくなってしまうということがあります。

    大学をきちんと卒業したいと考える場合は、事業と学業とのバランスが大切になります。

    また、学業もしながら事業を行うことになりますが、事業者の代表者としてやるべきことも多く、責任が伴います。

    その責任が大きく学生である自分自身ではできないことも多いので、専門知識のある人に助けてもらうことになります。

    学生で起業をする場合、会社の代表者が学生と言うことで、社会的な信用が得られない場合もあります。

    自信のあるサービスや研究、開発内容であったとしても会社の代表者が学生というだけで話を聞いてもらえない場合もあります。

    どのように、信用を勝ち取っていくかが重要になるでしょう。

    また、事業の資金の面において学生であるために、金融機関からの融資は難しいと考えてよいでしょう。

    金融機関は、返済の見込みができる人に融資を行います。

    学生の場合は、仕事をしていないので収入がないと捉えられます。

    そのため、どのようなビジネスモデルを提示しても確実に事業資金を借りられる保証はないのです。

    事業資金の借り入れができないために、起業をあきらめざるを得ないケースも多くあります。

    学生で起業をすると言うことは、事業と学業の両立をしなければなりません。

    そのため、友達との付き合う時間も減っていくことが予測できます。

    大学のサークル活動などに参加する余裕はなくなります。

    学生起業は、メリットが多いと考えられますが、デメリットも伴います。

    学生起業の成功事例と失敗事例

    学生起業での成功者としてよく取り上げられるのが、株式会社ライブドアの元代表者である堀江貴文さんです。

    堀江貴文さんは、大学時代に起業を行い、インターネットが広く普及する前にホームページ制作会社を大学在学中に設立しています。

    IT系企業の先駆けとして時代の先端を行き、日本でのインターネットが広まったといっても良いでしょう。

    また、IT系企業が広まったきっかけとなっています。

    まだ、それほどインターネットが普及していない中で、独自の発想やプログラミングの技術を持っていたために、実現した学生起業と言えます。

    IT系で言えば、若手の加藤將倫さんは大学在学中に共同創業者の村井謙太さんと株式会社Progateを設立し、オンラインのプログラミング学習サービスを提供しています。

    インターネットの普及とともに、その技術者の必要な時代になっています。

    簡単にホームページが作れるサイトもある中で、オリジナルのホームページを作りたいと考える人やこれからプログラミングの勉強をしたいと思っている人の支持を受けています。

    海外では、マイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツも大学在学中にプログラミングの会社を設立しており、のちにマイクロソフト社の代表者となっています。

    また、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグも大学在学中に、現在のフェイスブックの前身となるサイトを作り、会社を設立させています。

    IT系の起業は、資金が少なくても自分自身の技術やアイディアを形にすれば、起業できる利点があり、どのくじ考え方を持っていれば起業しやすい分野と言えます。

    そのほかには、株式会社AMFの椎木里佳さんは中学生ですでに起業しており、女子中学生や高校生のトレンドを調査して、企業向けマーケティングコンサルティング、商品のプロデュースを行っています。

    SNSを利用しているところも今の企業スタイルとも言えるでしょう。

    学生起業で成功するためには、これまでにない商品やサービス、技術やノウハウなどが主塾となり、一緒に取り組める共同創業者がいることで成功することが多いようです。

    そのほかには、誰もこれまで注目していなかったことに注目してそれをサービスや商品としていくことで、学生起業を成功させることができます。

    単純に、楽しいからやってみたいからというだけでは学生起業を成功させるのは難しいでしょう。

    学生起業と言っても、起業するには資金も必要ですし成功するまでの時間も必要になります。

    単純にお金が儲かるなどの考えだけで成功させるのは難しいのです。

    現在では、インターネットも普及しSNSなどを利用して学生でも起業できるチャンスは多くあります。

    しかし、具体的な計画や目的がなければ成功しないことが多いでしょう。

    学生起業家がもてはやされる中で、「起業したい」という思いだけで、具体的な計画が全くない場合や独自のアイディアや試行錯誤する覚悟がない場合は失敗してしまうでしょう。

    注目を集めている学生起業家も最初からうまくいっていたわけではなく、アイディアなどがあってもそれが簡単に起業へとつながったわけではありません。

    多くの失敗や試行錯誤があって、成功をつかみ取ったと考えてよいでしょう。

    上手くいかない時があっても、それを続けていくことが重要なポイントになります。

    学生の場合は、金融機関からの融資なども受けづらいのでペンチャーキャピタルやエンゼル投資家による支援を受けるなどの可能性についても考えおくべきなのです。

    実際に、学生起業が成功している人はカッコよく見えますし、アルバイトをしている学生よりも収入が多いので、余裕があるように見えます。

    しかし、その裏では地道な努力を重ね我慢の時期も経験しているのです。

    また、大きな目標だけを掲げて銀行からの借金も含めて資金を集めて、大きな借金を抱えてしまう学生起業家も失敗することが多いようです。

    お金を集める前に、どのようなことで起業するのか?どのような商品やサービスを提供するのか?など、具体的なことが何も決まっていない状態で資金だけを集めるのはとても危険なことなのです。

    そのほかには、学生起業でも事業主としてやらなければならないことがたくさんあるということを自覚しなければなりません。

    楽しいことをして、やりたいことだけをしていれば起業できるというものではありません。

    地味で面倒なこともやらなければならないのです。

    このようなこともしっかりと自覚して起業しなければ成功にはつながらないでしょう。

    学生起業のエグジット(M&AとIPO)

    学生起業は多く場合、ベンチャー企業としての立場になることが多いでしょう。

    ベンチャー企業であるということは、ベンチャーキャピタルからの資金調達が可能になるわけですが、ベンチャーキャピタルはM&AやIPO(株式公開)によって、ベンチャー企業が成長した時に収益を回収するのが目的の集団です。

    そのため、学生起業がIPOする時には当然、投資した金額よりも多くの利益が出るようにしたいわけです。

    ベンチャーキャピタルは、投資家から資金を集める時にベンチャー企業のバリュエーションを行います。

    バリュエーションによって、学生起業の企業価値が決まります。

    このバリュエーションで最初から高い企業価値をつけられてしまうと、それ以上の収益を期待されてしまいます。

    例えば、学生起業の会社に5億円のバリュエーションをつけられてしまうと、5億円の会社を5億円でほかの会社がM&Aで買収したい、と申し出てもベンチャーキャピタルで投資した人たちは、収益が得られないので反対されてしまうのです。

    すると、IPOでエグジットをするしかなくなってしまうのです。

    このようになると無理やりIPOをしなければならなくなり、学生起業でも大変な思いをする結果となります。

    ベンチャーキャピタルからの投資を受けていると、ファンドからの期限や結果などが生じて、学生起業には大きな負担となる場合があります。

    しかし、学生で起業を行い、事業を大きく成長させたい場合には、ベンチャーキャピタルからの出資も魅力的な要素を持っています。

    そのほかには、同業種系の企業とM&Aを行い大手企業の傘下になることで資金を増やすこともできます。

    学生起業家となりバリュエーションによって企業価値が決まるということを念頭におき、学生起業のエグジットとして、最終的にIPOだけでなくM&Aを選択できる道も残しておくことが大切になるのでしょう。

    まとめ

    近年、学生起業に注目が集まり大学在学中に起業したいと考える学生も増えているでしょう。

    それは、社会人になって雇われる働き方だけではなく自分自身が企業の代表となり、やりたいことを仕事にしていくという考え方を持つ人が増えていると考えても良いでしょう。

    しかし、学生起業家は学業との両立もあり、決して派手なものではなく地道な努力も必要であることも確かです。

    注目を集めている学生起業家も最初から成功したのではなく、努力やいろいろな試行錯誤があって成功しているのです。

    一攫千金のような感覚で起業を行っても失敗しているケースが多く、成功者がたくさんの失敗を重ねて、努力している場合が多いのです。

    また、起業をすれば学生だからという言い訳も通じないのも現実にあります。

    学生起業の事業内容に賛同し、出資を受けている場合は特に収益を得るために地道な作業を続けなければなりません。

    学生起業をする時は、しっかりとしたビジョンを持ち、一時的な思いつきで成功するものではないのです。

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