学生起業とは?成功事例・失敗事例、M&AやIPOといったエグジットもご紹介

学生起業家は学業との両立もあり、決して派手なものではなく地道な努力も必要であることも確かです。注目を集めている学生起業家も最初から成功したのではなく、努力やいろいろな試行錯誤があって成功しているのです。一攫千金のような感覚で起業を行っても失敗しているケースが多く、成功者がたくさんの失敗を重ねて、努力している場合が多いのです。

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2019年11月29日更新

目次
  1. 学生起業とは?
  2. 学生起業をした著名人
  3. 学生起業のメリット・デメリット
  4. 学生起業の成功事例と失敗事例
  5. 学生起業のイグジット
  6. まとめ

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学生起業とは?

学生起業とは?

学生起業とは、大学生が自ら事業を興すことを言います。

 

多くの場合はベンチャー企業を興すことが多く、大学などで独自のアイディアや研究、開発なども基に事業を興しているケースが多いようです。

最近では、コストをあまり必要としないことから、IT関連事業の立ち上げが特に人気です。

 

また、中には独自のアイディアや研究、開発を行っていく中で支援者が現れて起業へ繋がる場合もあります。

 

どのようなことがきっかけで学生起業家になるか分からないということです。

この記事では、そんな学生起業について紹介していきます。

学生起業をした著名人

学生企業をした著名人

学生起業をした著名人にはどんな人がいるでしょうか?

有名な経営者でも、意外とその背景を知らないという方は多いと思います。

 

この項目では、特に有名な学生起業家を紹介していきます。

学生起業をしたい!と思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

孫正義

携帯電話を持っている方なら、知らない人はいないであろう孫正義氏も、学生起業家の1人です。

ソフトバンクグループ株式会社の創業者であり、現在は数々の事業に着手しています。

 

大学在学中に音声装置付きの多国語翻訳機の試作機を作り、シャープに直談判して売り込み、1億円の融資を受けた経験をしています。

 

そして、その資金を元手に米国で事業を起こし、日本に帰ってからソフトバンクの前身となる「ユニソン・ワールド」を立ち上げました。

日本においては、自身の技術を生かして最も成功した学生起業家、と言っても良いでしょう。

堀江貴文

日本で孫氏の次に有名と言っても過言ではないのが、堀江貴文氏ではないでしょうか。

 

東京大学在学中に、ライブドアの前身となる企業、オン・ザ・エッジを創業しました。

ホームページ制作などを行う会社で、インターネットが発展していなかったこともあり、ホームページ制作会社としてかなりの注目を集めました。

 

起業後に堀江さんは大学を中退していますが、大学を中退する学生起業家も少なくないのは、彼の存在も大きいのではないでしょうか。

村上太一

続いては、株式会社リブセンスの創業者である村上太一氏を紹介します。

「ジョブセンス(現在は「マッハバイト」)」というアルバイト求人サイトは、目にしたことのある方も多いのではないでしょうか。

 

村上氏は、高校生のころから企業を意識しており、現在のジョブセンスのビジネスの原型もすでに考えていたそうです。


大学入学直後にビジネスプランコンテストで優勝し、19歳で起業を成し遂げています。

そしてその勢いは止まらず、25歳という史上最年少で自社の株式上場を達成しました。

 

しかしそんな彼でも、起業当初の売り上げは1万円程度しかなかった、と言うのですから驚きです。

今の成功は、彼が考え、努力することを続けてきたからこその成功と言えます。

 

 

 

 

西尾健太郎

ゲームに関するWebメディア「Game8」を運営する株式ゲームエイトを運営する、西尾健太郎氏も学生起業家です。

スマホゲームなどをする方は、名前を目にしたことも多いのではないでしょうか。

 

西尾氏は、首都大学東京在学中に株式会社Labitを共同創業しており、2年後には代表取締役に就任しています。

 

その後、リクルートホールディングス子会社へ事業を譲渡し、2014年にゲームエイトを創業、2015年には株式会社Gunosyへ売却しています。

 

「Game8」は、2018年3月時点での月間PVは約2億3千万、ユーザーは1,800万を超え、Gunosyの重要な事業に成長しています。

学生起業のメリット・デメリット

学生企業のメリット・デメリット

学生起業にはどのようなメリットとデメリットがあるでしょうか。

学生企業のメリットを4つ、デメリットを3つ紹介したいと思います。

学生企業のメリット

やりたいことをやれる

学生起業のメリットと考えられるのは、やりたいことを存分にやれるという点です。

 

本来は、学業が優先であって起業をしたとしても勉強も並行して行わなければなりません。

そのような中で、起業するにあたって収益を得なければ事業を継続することは難しいです。

 

しかし、仕送りなどを受けている場合、大きな収益を得なくても「やりたいこと」を事業として取り組むことが可能です。

 

例え、収益がでなくても生活を考えなくてもいいので、何でもできるのが最大のメリットではないでしょうか。

バイトで稼いだお金を資本にしたり、投資家から資金を得たりできるのも大きな魅力です。

やり直しがきく

起業して失敗したとしてもやり直しができる点も学生起業のメリットでもあります。

 

学生であるがゆえに、収益が得られる確実な計画がなくあやふやな状態でもとりあえず、やってみるということができます。

 

学生起業をしても、うまくいかなかったら就職という道もあるということは学生にとっては大きな強みでもあります。

人脈が広がり就職に有利

学生起業の経験が就職活動に有利になる場合もあります。

学生起業をしているということは、会社に就職した時に経営者の視点で仕事ができるということが考えられます。

 

それに加えて、自分よりも年上の人との関りによってさまざまな経験を積むことができます。

学生起業であっても、事業の代表者となれば企業の代表者でもある社長に会うことが多くなります。

 

そのような経験から会社の経営者との人脈もでき、刺激を受けることもたくさん経験できます。

場合によっては、起業していた時のつてで就職することもできるでしょう。

アイデア勝負で借金を負わずに済む



学生起業では自分自身が考えたサービスや研究・開発内容を事業とすることが多く、大きな資金を必要としない場合があります。

 

これによって、金融機関からの融資などを受けずに起業することが可能となり、借金をすると言うリスクを避けることができるのです。

 

少ない資金からスタートして、起業したことによって大きな収益が得られる可能性もあり、一般の学生がアルバイトなどで得る賃金よりも多くの収入を得られる可能性があります。

学生起業のデメリット

学業との両立が難しい

学生起業をした場合、事業との両立が難しく、本来の学業がおろそかになる可能性があります。

 

学生起業家の中には、事業が成功して忙しくなってしまい、本来やらなければならない学業ができなくなってしまったという人もいます。

逆に、学業に気を遣うあまり、事業が失敗したり、思うようにいかないケースも考えられます。

 

大学をきちんと卒業したいと考える場合は、事業と学業とのバランスが大切になります。

 

信用を得にくい

学生で起業をする場合、会社の代表者が学生と言うことで、社会的な信用が得られない可能性が高いです。

 

自信のあるサービスや研究、開発内容であったとしても、会社の代表者が学生というだけで話を聞いてもらえない場合があります。

信用されるには、事業計画やヴィジョンを綿密に練り、本気であることを理解してもらうほかないでしょう。

 

また、事業の資金の面において学生であるために、金融機関からの融資は難しいと考えてよいでしょう。

金融機関は、返済の見込みができる人に融資を行います。

 

学生の場合は、例え事業を起こしていても、仕事をしていないので収入がないと捉えられます。

そのため、どのようなビジネスモデルを提示しても確実に事業資金を借りられる保証はありません。

 

事業資金の借り入れができないために、起業をあきらめざるを得ないケースも多くあります。

どのように信用を勝ち取っていくかが重要になるでしょう。

交友関係が希薄になる

学生で起業をすると言うことは、事業と学生生活の両立をしなければなりません。

そのため、友達との付き合う時間も減っていくことが予測できます。

 

大学のサークル活動などに参加する余裕もなくなりますし、バイトの時間も取れなくなります。

同年代の友人と交流する機会はかなり減ってしまうことは、覚悟しておかなければいけません。

 

ただ、人脈が広がったり、同じ学生起業家に出会える可能性はあるので、人間関係自体はむしろ広がるでしょう。

学生起業の成功事例と失敗事例

学生起業の成功事例と失敗事例

学生起業の成功例と失敗例を紹介していきます。

また、そこから見えてくる成功・失敗の要因についても紹介します。

 

事業を立ち上げる際の参考にしてみてはいかがでしょうか。

成功事例

成功者たちの手法

学生起業での成功者としてよく取り上げられるのが、株式会社ライブドアの元代表者である堀江貴文さんです。

 

堀江貴文さんは、大学時代に起業を行い、インターネットが広く普及する前にホームページ制作会社を大学在学中に設立しています。

IT系企業の先駆けとして時代の先端を行き、IT系企業が広まったきっかけと言ってもいいでしょう。

 

それほどインターネットが普及していない中で、独自の発想やプログラミングの技術を持っていたために、実現した学生起業と言えます。

 

IT系で言えば、若手の加藤將倫さんは大学在学中に共同創業者の村井謙太さんと株式会社Progateを設立し、オンラインのプログラミング学習サービスを提供しています。

 

簡単にホームページが作れるサイトもある中で、オリジナルのホームページを作りたいと考える人やこれからプログラミングの勉強をしたいと思っている人の支持を受けています。

 

インターネットの普及とともに、その技術者が必要な時代になっていること、人々の関心やニーズをしっかりリサーチした結果の成功と言えます。

 

海外では、マイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツも、大学在学中にプログラミングの会社を設立しており、のちにマイクロソフト社の代表者となっています。

 

また、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグも大学在学中に、現在のフェイスブックの前身となるサイトを作り、会社を設立させています。

 

そのほかには、株式会社AMFの椎木里佳さんは中学生ですでに起業しています。

女子中学生や高校生のトレンドを調査して、企業向けマーケティングコンサルティング、商品のプロデュースを行っている点は見事というほかありません。

 

SNSを利用しているところも、時代にあった企業スタイルと言えるでしょう。

成功例から見えてくるもの

IT系の起業は、資金が少なくても、自分自身の技術やアイディアを形にすれば、起業できる利点があります。

パソコンさえあれば、独自のアイデアを存分に発揮できますし、起業しやすい分野であることは間違いありません。

 

学生起業で成功するためには、これまでにない商品やサービス、技術やノウハウを提供できることが、最も大きな要因と言えます。

また、一緒に取り組める共同創業者がいることで成功することが多いようです。

 

誰もがこれまで注目していなかったことに注目して、それをサービスや商品としていくことで、学生起業を成功させることができます。

 

最近では、いわゆる「スキマ産業」で成功する例も多いです。

誰もが思っている「こういうものが欲しい」というニーズを、うまく満たすことが成功へとつながっています。

 

インフルエンサーやYoutuberのように、SNSを活用することも成功への一歩です。

商品やサービスでなくとも、人々が「おもしろい」と思うことが利益につながる例もあります。

 

誰かの真似をすることも悪くないですが、自分の武器を最大限に生かし、市場のリサーチを欠かさないことが、成功へと繋がるのではないでしょうか。

失敗する例

単純に、楽しいからやってみたいからというだけでは、学生起業を成功させるのは難しいでしょう。

 

学生起業と言っても、起業するには資金も必要ですし、成功するまでの時間も必要になります。

単純にお金が儲かるなどの考えだけで成功させるのは難しいのです。

 

現在ではインターネットも普及し、SNSなどを利用して学生でも起業できるチャンスは多くあります。

しかし、具体的な計画や目的がなければ成功しないことは明白です。

 

学生起業家がもてはやされる中、「起業したい」という思いだけではうまくいきません。

具体的な計画が全くない、独自のアイディアや試行錯誤する覚悟がない場合は、失敗してしまうでしょう。

 

注目を集めている学生起業家たちも、最初からうまくいっていたわけではありませんし、アイディアが簡単に起業へとつながったわけではありません。

 

多くの失敗や試行錯誤があって、成功をつかみ取っているのです。

上手くいかない時があっても、それを続けていくことが重要なポイントになります。

 

学生の場合は、金融機関からの融資なども受けづらいので、ペンチャーキャピタルやエンゼル投資家による支援を受ける選択肢も考慮しましょう。

 

学生起業が成功している人はカッコよく見えますし、アルバイトをしている学生よりも収入が多いので、余裕があるように見えます。

 

しかし、その裏では地道な努力を重ね我慢の時期も経験しているのです。

 

また、大きな目標だけを掲げて失敗する学生起業家も少なくありません。

銀行からの借金も含めて資金を集めて、大きな借金を抱えてしまう学生起業家も失敗することが多いようです。

 

お金を集める前に、どのようなことで起業するのか?どのような商品やサービスを提供するのか?、きちんと計画を立てましょう。

具体的なことが何も決まっていない状態で資金だけを集めるのはとても危険なことなのです。

 

そのほかには、事業主としてやらなければならないことがたくさんある、ということを自覚しなければなりません。

 

楽しいことをして、やりたいことだけをしていれば起業できるというものではありません。

地味で面倒なこともやらなければならないのです。

学生起業のイグジット

学生企業のイグジット

イグジットとは、事業に投資した資金を回収し、利益を得ることです。

学生起業家にとって、イグジットは大きなゴールでもあります。

当然ながら、投資した資金以上の利益を得なければ成功とは言えません。

 

学生起業した事業でよく用いられるイグジットの方法には、①IPOと②M&Aの2種類があります。

この2つの方法について、解説していきます。

IPO

IPOとは、非上場企業が上場することを意味します。

 

上場し、株を売りに出すことによって、株に値段がつきます。

そして、株の金額が高まった時に自社の株を一気に売却することで、最終的に利益を出すのがIPOを利用したイグジットです。

 

そのため、IPOする時には当然、投資した金額よりも多くの利益が出るタイミングで売却をします。

しかし、ベンチャーキャピタルから資金を得ている場合には注意が必要です。

 

ベンチャーキャピタルは、投資家から資金を集める時に、利益がいくら見込めるか調査します。

それによって、学生起業した企業の価値が決まります。

 

しかしこの時、最初から高い企業価値をつけられてしまうと、それ以上の収益を期待されてしまいます。

 

例えば、学生起業の会社に5億円の価値を見込まれたとしましょう。

その場合、もし他の会社が5億円で買収したいと申し出ても、投資した人たちは収益が得られないので反対されてしまうのです。

 

すると、会社の売却という手段が取れず、IPOでエグジットをするしかなくなってしまうのです。

このようになると無理やりIPOをしなければならなくなり、学生起業でも大変な思いをする結果となります。

 

ベンチャーキャピタルからの投資を受けていると、ファンドからの期限や結果などが生じて、学生起業には大きな負担となる場合があることを覚えておきましょう。

M&A

M&Aとは、会社を売買すること全般を指します。

会社を売却できると利益が出るので、IPOと並ぶイグジットの手法になります。

 

IPOほどの利益は見込めませんが、株式譲渡を始め、売却方法にバリエーションがあるのが利点です。

 

会社を完全に売却してしまうことはもちろん、同業種系の企業とM&Aを行い、大手企業の傘下になることで資金を増やすこともできます。

 

学生起業家となりバリュエーションによって企業価値が決まるということを念頭におき、学生起業のエグジットとして、最終的にIPOだけでなくM&Aを選択できる道も残しておくことが大切になるのでしょう。

まとめ

学生起業について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

 

近年、学生起業に注目が集まり、大学在学中に起業したいと考える学生が増えています。

雇われるだけではなく、自分自身が企業の代表となり、やりたいことを仕事にしていくという考え方を持つのは良いことです。

 

しかし、学生起業家は学業との両立もあり、決して派手なものではなく地道な努力も必要であることも確かです。

 

注目を集めている学生起業家も最初から成功したのではなく、努力やいろいろな試行錯誤があって成功しているのです。

一攫千金のような感覚で起業を行っても失敗します。

 

また、起業をすれば「学生だから」という言い訳も通じません。

学生起業の事業に出資を受けている場合は、収益を得るために地道な作業を続けなければなりません。

 

学生起業をする時は、しっかりとしたビジョンを持ち、一時的な思いつきで成功するものではないことを覚えておきましょう。

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