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M&A業界への転職!仲介会社とアドバイザリー業務の違い、未経験での転職や必要な資格を解説

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この記事の監修専門家
M&A総合研究所 公認会計士
高谷 俊祐

平均年収も高く、華々しいイメージのあるM&A業界ですが、転職に際しては、業界の現状や資格、注意点を把握しておくことが大切です。M&A仲介会社とアドバイザリー会社の違いをしっかり理解し、業務内容を把握しましょう。未経験者によるM&A業界への転職もポテンシャル採用の観点では可能性があるため、チャレンジしてみましょう。

目次

    M&A業界への転職

    昨今の日本ではM&Aが活発化しており、年々市場規模は拡大しています。

    市場規模の拡大を受けて、M&A業界への転職を考える方も増加しています。

    華々しいイメージのあるM&Aですが、転職に関する部分は意外と知られていません。

    M&A業界への転職に際しては、業界の現状や必要な資格、注意点等を把握しておくことが大切です。

    この記事では、M&A業界への転職について分かりやすく解説します。

    M&A業界への転職を考え中の方必見です。

    M&A業界への転職と業界の現状

    まず最初に、M&A業界への転職と業界の現状について解説します。

    ⑴M&A業界への転職

    一口にM&A業界への転職と言っても、M&Aの業界には様々な業種が存在します。

    M&A業界へ転職する際、一般的には「M&Aアドバイザリー」部門を持つ会社への転職となります。

    M&Aアドバイザリーとは簡単に言うと「M&Aの専門家」であり、M&Aの実行には不可欠な存在です。

    主に下記の企業が、M&Aアドバイザリー業務を行っています。

    転職の際には、下記の中から転職先を選ぶこととなります。

    ①大手証券会社

    大規模な証券会社の多くは、自社内にM&Aの専門部署を持っています。

    上場企業のM&Aを主に取り扱っており、大人数で多くの案件数をこなす点が特徴です。

    みずほ証券や野村証券、SMBC日興證券等が、主な転職先となります。

    ②投資銀行

    金融資産売買や資産運用等を行う投資銀行も、M&A業界への転職先候補となります。

    大規模なクロスボーダー案件に、少人数精鋭で取り組む点が特徴です。

    モルガン・スタンレーやメリル・リンチ等が、主な転職先です。

    ③FA専門業者

    FA(ファイナンシャルアドバイザリー)の業務を専門的に行う会社も、M&A業界への転職先候補の一つです。

    GCA株式会社やアライアンスパートナーズ等が、主な転職先候補に含まれます。

    ⑵M&A業界の現状

    近年のM&A件数増加に伴い、M&A業界も活況を見せています。

    2000年代以前は年間1,000件に満たなかった件数は、今や2,000〜3,000件にまで増えています。

    この背景には、中小企業によるM&Aの増加や経済のグローバル化があります。

    経済のグローバル化により、海外進出の手段としてM&Aを活用する事例が増えています。

    後継者不足の中小企業が、第三者に事業承継を実施する手段として、M&Aを活用する事例も増加しています。

    需要増加に伴う業界の活性化により、M&A業界への転職は目指すべき選択肢の一つになっています。

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    M&A件数の推移とは?国内、海外のM&A件数の推移を解説

    M&A業界への転職に必要な資格

    次に、M&A業界への転職に必要な資格を解説します。

    結論から述べると、M&A業界への転職に必須の資格は存在しません。

    資格が無くても業務を実行できるものの、やはりM&Aに関係性のある資格を持っていると、転職に有利となります。

    主に下記資格を保持していると、M&A業界への転職で有利となります。

    ⑴公認会計士・税理士

    M&Aの業務を遂行する上で、ファイナンスや会計に関する知識は不可欠です。

    バリュエーションやデューデリジェンス等の業務遂行には、会計や財務に関する知識を要します。

    公認会計士や税理士の資格は、会計やファイナンスに関する能力を持つ証明となる為、M&A業界への転職に有利となります。

    特に大手証券会社や投資銀行への転職では、上記の資格保持者は重宝されます。

    公認会計士や税理士資格は、M&A業界への転職において最もオススメです。

    ⑵弁護士

    弁護士の資格も、M&A業界への転職で有利となります。

    M&Aには法務デューデリジェンスと呼ばれる業務があり、法律に関する高度な知識を要します。

    M&Aでは契約書の作成も必須となる為、法律関係の資格は重宝されます。

    数ある法務関係資格の中でも、弁護士資格は最もM&A業界への転職を有利にします。

    大手事務所での勤務経験があれば、更に転職が有利となります。

    ⑶英語関連の資格

    クロスボーダーM&Aの業務を遂行する為には、外国人クライアントとの会話に英語力が必要となります。

    TOEIC等の英語関連の資格があれば、クロスボーダー案件に力を入れる投資銀行等への転職が多少有利になります。

    M&A業務においてはファイナンスや法務等の知識が最も重視される為、英語力だけでは不十分となります。

    ファイナンスや会計の知識があってこそ、英語関連の資格をM&A業界への転職に活かせると言えます。

    「英語力」と「ファイナンス・会計」の双方の能力を表せるUSCPA(米国公認会計士)の資格は、M&A業界への転職に有利と言えます。

    公認会計士資格と比べると取得難易度は低いので、M&A業界への転職を考えている方は、USCPA資格取得を検討しては如何でしょうか?

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    M&Aの資格とは?種類や難易度、おすすめのM&A資格を比較

    M&A業界への転職と年収

    この項では、M&A業界に転職した後の年収について解説します。

    活況を見せているM&A業界ですが、転職するとどの程度の年収を得られるのでしょうか?
    結論から述べると、M&Aに関する企業は平均的に年収が高いです。

    「会社四季報」にある上場企業の年収ランキングでは、M&A関連会社が常に上位に食い込んでいます。

    「GCA」や「M&A総合研究所株式会社」「M&Aキャピタルパートナーズ」等は、平均年収1,500〜2,000万円程度と非常に高いです。

    はっきり公表されてはいませんが、外資系であれば2,000〜3,000万円もの年収も夢ではありません。

    M&A業界へ転職すると、何故この様に年収が高くなるのでしょうか?

    M&A業務の実行には、会計や法務等に関する高度な専門知識を要します。

    知識だけでなく交渉能力や営業力、激務に耐え得る体力も必要となります。

    業務遂行に要求される能力が高い上に幅広いことから、M&A関連企業の年収は高い訳です。

    適性や努力は必要ですが、高年収のM&A業界への転職を目指す価値はあります。

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    M&A業界への転職におけるM&A仲介会社とアドバイザリーの違い

    この項では、M&A仲介会社とM&Aアドバイザリーの違いを解説します。

    M&Aアドバイザリーと似ている業種に、「M&A仲介会社」が存在します。

    両者にはどの様な違いがあるのでしょうか?

    最も大きな違いは、業務やクライアントへの取り組み方が異なる点です。

    M&Aアドバイザリーは売り手もしくは買い手のいずれかに着任し、クライアントの利益最大化を目指します。

    一方でM&A仲介会社は、売り手と買い手の間に入り、双方の利益最大化を目指します。

    売り手と買い手双方から手数料を徴収するスタイルが一般的である為、売上高や社員の年収は高い傾向があります。

    上記以外に目立った違いはなく、大手のM&A仲介会社であれば、相手探しからクロージングまで一括サポートします。

    M&A仲介会社にも、公認会計士や弁護士等の専門家が在籍している為、サービスの質は高いです。

    M&A仲介会社も、広義の意味では「M&Aアドバイザリー」と言えます。

    強いて言えば証券会社や投資銀行は比較的大規模なM&Aに取り組む一方で、M&A仲介会社は小〜中規模のM&Aも担当します。

    一般的な中小企業であれば、M&A仲介会社にM&Aを担当するケースが大半です。

    M&A仲介会社とアドバイザリーの違いを踏まえて、M&A業界への転職を検討することが大切です。

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    M&A業界への転職の際の注意点

    この項では、M&A業界への転職の注意点を解説します。

    M&A業界への転職に際しては、下記の注意点を踏まえなくてはいけません。

    ⑴経験やスキル重視

    業務の遂行に専門性が必要となる為、M&A会社への転職では「M&Aに携わった経験」が重視されます。

    例え前職で優秀な成績を残しているとしても、M&Aに全く関係のない業界であれば評価されにくいです。

    M&Aに携わった経験が無い方は、転職が不利となる点には注意しなくてはいけません。

    M&Aに関する経験が無くても、業務に関連するスキルを持っていれば転職が有利となります。

    会計や税務、法務等に関する知識やスキルを持っていれば、M&A業界への転職が成功する可能性が高まります。

    企業によっては「簿記二級」や「FP二級」レベルの資格も有利となる可能性はありますが、一般的には「公認会計士」や「弁護士」レベルの資格でなくては評価されません。

    ⑵M&Aについて熟知しておく必要がある

    ⑴と重複しますが、転職に際してはM&Aに関して熟知しておく必要があります。

    M&Aの流れやM&Aのメリット、M&Aのスキーム等は最低限押さえておく必要があります。

    M&A業界への転職では、専門知識や経験に加えて、M&Aに対する熱意も重視されます。

    知識や経験がなくても、M&Aに対する熱意があれば転職出来る可能性はあります。

    M&Aに対する熱意を示す上で、M&Aに関して熟知する事は最も効果的です。

    ⑶各M&Aアドバイザリーの違いを踏まえる

    M&A業界への転職における最後の注意点は、各M&Aアドバイザリーによって要求するスキル等が異なる点です。

    例えばM&A仲介会社であれば、専門知識に加えて「営業力」が重視される一方で、投資銀行では「英語力」が重視されます。

    M&A業界に転職する際は、自身の強みを把握した上で転職候補先にアプローチしましょう。

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    未経験からのM&A業界への転職

    最後に、未経験の方がM&A業界に転職するポイントを解説します。

    経験や実績が重視されるM&A業界で、未経験者が転職することは難しいです。

    しかし、未経験者であっても、M&A業界に転職できる可能性は十分あります。

    未経験者によるM&A業界への転職可能性を高める最良の武器は、やはり「資格」です。

    税理士や公認会計士資格を持っていれば、未経験であってもポテンシャル採用される可能性が高いです。

    難関資格を持っていなくても、英語力や営業力等の武器があれば、範囲は限定されるものの転職できる可能性があります。

    英語力があればクロスボーダーM&Aに力を入れている会社、営業力があれば中小企業M&Aに取り組んでいる会社がオススメです。

    難関資格も武器も持っていない場合は、M&Aについて徹底的に調べ上げて、転職候補先に熱意を伝えるしかありません。

    M&Aに対する熱意とやる気を見せれば、未経験であっても採用してくれる可能性はあります。

    通常よりも転職の難易度は高いものの、年収の高さややりがい面から見て、M&A業界への転職にチャレンジする事は無駄ではありません。

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    まとめ

    平均年収も高く、華々しいイメージのあるM&A業界ですが、転職に際しては、業界の現状や資格、注意点を把握しておくことが大切です。

    M&A仲介会社とアドバイザリー会社の違いをしっかり理解し、業務内容を把握しましょう。

    未経験者によるM&A業界への転職もポテンシャル採用の観点では可能性があるため、チャレンジしてみましょう。

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