2020年1月13日更新会社を売る

M&Aブティックとは?意味や業務、ランキングを紹介

M&Aの専門家であるM&Aブティックは、効率的にM&Aを遂行するうえで欠かせない存在であり、一般的には、M&A実施前よりその準備も含めて雇用主をサポートします。M&Aブティックの業務内容やM&Aブティックの年収・報酬、M&Aブティック一覧・ランキングを解説します。

目次
  1. M&Aブティックとは?M&Aブティックの意味
  2. M&Aブティックの業務内容
  3. M&Aブティックの年収・報酬
  4. M&Aブティック一覧
  5. M&Aブティックのランキング
  6. まとめ
【※メルマガ限定】プレミアムM&A案件情報、お役立ち情報をお届けします。

M&Aブティックとは?M&Aブティックの意味

ビジネスにおいて「ブティック」といのは、なにかしらの専門分野に特化したアドバイザリーや、専門家集団として主に大手や外資系の会社を総合的にサポートするコンサルティングファームをさします。

つまり「M&Aブティック」というのは、M&Aに特化した専門家やM&Aを専門にしている集団という意味であり、M&Aアドバイザリーと同じ意味です。M&Aブティックは、基本的に売り手・買い手のいずれかの立場でM&A業務を行いますが、日本では仲介としてM&Aを支援するブティックも存在します。

 

M&Aには高度な専門知識が必要

M&Aでは会計や法務等の分野だけでなく、M&Aの手法や手続きについて非常に高度な専門知識が必要となります。そのため、よほどM&Aに慣れている経営者でない限り、M&Aを独力で遂行することは困難です。

したがって、M&Aを行う際には専門家であるM&Aブティックを活用することが一般的であり、大規模なM&Aであるほど専門性や複雑性が高まるので、名の知れた企業同士のM&Aには、必ずといっていいほどM&Aブティックが関与しています。

M&A総合研究所も、M&Aブティックであり、豊富な知識と経験を持つ会計士やアドバイザーが多数在籍しております。これまで培ったノウハウを活かしてM&Aをフルサポートいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

なお、そもそもM&Aとはどのようなものなのかが知りたい人は、関連記事をご覧ください。

>>【※会計士がサポート】M&A仲介サービスはこちら

※関連記事
M&Aアドバイザリーの重要性とは?ランキングや業務内容、M&A仲介との違いを解説

M&Aとは?M&Aの意味をわかりやすく解説!

M&Aブティックの業務内容

M&Aブティックの意味を紹介したところで、今度はM&Aブティックでは実際にどのような業務を行っているのかについて解説していきます。

(1)M&Aの相手探しや交渉

M&Aブティックの中には、M&Aの相手探しや交渉等の仲介業務を遂行するところも存在します。単に相手を捜すだけでなく、実際にM&Aが行われた場合のシナジー効果や業界の成長性などを考慮して、最大限の利益を得られる相手を選定します。

M&A候補が見つかったら、今度は交渉のプロセスに入りますが、当事者となる会社の経営者のみでは交渉が平行線をたどり、スムーズに交渉ができない可能性もあります。仲介形式のM&Aブティックは、双方の満足度が最大限となるように、交渉を公平な第三者の立場から進めます。

一方で、アドバイザリー形式のM&Aブティックは、自身がついている会社の利益を最大限にするために、交渉を有利に進める役割を担いますが、最終的にはM&Aが成約となるように譲歩などのアドバイスをおこなったりもします。

このように、M&Aをうまく進めるためには、高いコミュニケーションスキルや交渉スキルが求められます。ただ、最近はM&A仲介サイトを運営しているM&Aブティックも多く、ユーザーが自分で買い手や売り手を探せるようになっているものが増えています。

M&A総合研究所でも、買収ニーズを登録しておくだけで条件に合った売却案件のマッチングを行っており、このようなマッチングサービスを活用することで、より良いM&Aとなる可能性が高くなります。

>>買収ニーズ登録はこちら

(2)バリュエーション

バリュエーションとは、M&Aの売買価格を決定する業務です。M&Aのバリュエーションには、「コストアプローチ」や「マーケットアプローチ」といった方法があり、M&Aで最大限の利益を獲得するためには、状況などに応じて最適なバリュエーション方法を用いる必要があります。

このバリュエーションの業務こそ、ハイレベルな会計や財務の能力が必要であり、M&Aブティックの専門的で適切なサポートを受けることが望ましいです。

(3)デューデリジェンス

デューデリジェンスとは、M&A候補先の企業に関して、さまざまな観点から調査するプロセスです。M&Aにおける買い手企業には、簿外債務などさまざまなリスクがあり、そのリスクがM&A後に顕在化するケースもあります。この場合、買い手側の利益が損なわれることになります。

M&Aに介在するリスクを発見・対処するために、デューデリジェンスはM&Aブティックが行う重要な業務であり、その実務には財務やIT、税務、法務などさまざま領域があり、それぞれ必要な知識やスキルが異なります。

M&Aブティックのサポート受けていればM&A後のリスクを最小限にすることができるため、一般的なM&Aではブティックが活用されるのも、これが1つの理由といえます。

(4)契約書作成

M&Aのプロセスでは、秘密保持のための「秘密保持契約書」や、基本的な内容で合意できた時点で締結する「基本合意契約書」など、さまざまな契約書や書類を作成する必要があり、作成には法律に関する専門知識が必要です。

また、適切な内容となっているかというのもチェックしなければなりませんが、M&Aブティックのサポートを受けていればM&Aに必要な書類も作成してくれますので、書類の準備で心配する必要がありません。

簡単ではありましたが、以上がM&Aブティックが行う主な業務内容であり、もしもこれらのことを独力でやろうとしても、スムーズに行える可能性は低いです。

大手企業でM&A専門の部署に属しているならまだしも、中小企業の経営者として通常の仕事もしている人であれば、なおさらM&Aブティックのサポートを受けてM&Aを実施するほうが現実的だといえます。

※関連記事

バリュエーションとは?バリュエーションの方法と注意点

デューデリジェンスとは?目的・方法・種類

M&Aブティックの年収・報酬

非常に高度な知識が必要となるM&Aブティックですが、年収や報酬はどの程度なのでしょうか?有価証券報告書を提出しているM&Aブティックを見てみると、平均年収は約1,200万円程度となります。業務に必要な知識が高度なだけあって、他の業種よりも遥かに高い年収です。

その中でも、外資系やM&A仲介会社のアドバイザーは平均年収が特に高い傾向にあります。給与体系にもよりますが、2,000万円〜3,000万円もの年収を稼ぐことも可能で。また、会社としての報酬では、売買価格に対する一定割合や着手金など、1回のM&Aで多額の報酬を得ることもできます。

必要とされる知識やスキルの高さ、相手探しや売買価格の決定などの業務の大変さを考慮すると、M&Aブティックの年収や報酬には納得できます。

M&Aブティック一覧

単に「M&Aブティック」といっても、下記のようにさまざまなところがあります。

  • 外資系投資銀行
  • 経営コンサルティングファーム
  • M&A仲介会社
  • 証券会社
  • メガバンク

ここでは、それぞれについての特徴や主なM&Aブティックを紹介していきますので、M&Aを行う際にどこがいいのかわからないという方は、まずどのようなところにM&Aブティックがあるかを知ることで、意外と身近にあることに気がつくはずです。

(1)外資系投資銀行

資産運用を主な業務とする外資系投資銀行の中には、M&Aブティックの業務を行うところもあります。M&Aブティックとしての外資系投資銀行は、大規模なクロスボーダー案件をメインに取り扱います。主なM&Aブティックとしては、下記の外資系投資銀行があります。

  • ゴールドマン・サックス
  • ラザード
  • モルガン・スタンレー

(2)経営コンサルティングファーム

M&Aブティックの業務を行う経営コンサルティングファームは、デューデリジェンスなどの専門的な業務を強みとしています。主なM&Aブティックとしては、下記の経営コンサルティングファームがあります。

  • デロイトトーマツ
  • PwCアドバイザリー
  • アクセンチュア

(3)M&A仲介会社

本来M&Aブティックは、売り手か買い手の片方に付きますが、仲介の立場としてサポートするM&A仲介会社もあります。M&A仲介会社のブティックとしての特徴は、主に中小企業の案件を積極的に取り扱う点です。主なM&Aブティックとしては、下記のような仲介会社があります。

  • 日本M&Aセンター
  • ストライク
  • M&Aキャピタルパートナーズ

これら以外にもおすすめのM&A仲介会社として、M&A総合研究所があります。M&A総合研究所には会計士が在籍しており、豊富な知識と経験を持つアドバイザーがM&Aをフルサポートいたします。ご相談は無料であり、完全成功報酬制となっておりますので、M&Aをご検討される際には気軽にご相談ください。

>>【※会計士がサポート】M&A仲介サービスはこちら

 

(4)証券会社

一部の証券会社では、M&Aブティックとしての部署を設置しており、案件の規模よりも取り扱う案件数を重視し、非常に成約件数が多いことが特徴です。主なM&Aブティックとしては、下記の証券会社があります。

  • 野村證券
  • 大和証券
  • SMBC日興証券

(5)メガバンク

経営資源が豊富なメガバンクでは、M&Aブティックとしての業務も取り扱います。M&A仲介会社や証券会社とは異なり、比較的規模の大きいM&A案件を担う傾向があります。主なM&Aブティックとしては、下記のメガバンクがあります。

  • みずほフィナンシャルグループ
  • 三井住友フィナンシャルグループ
  • 三菱UFJフィナンシャルグループ

M&Aブティックのランキング

ここで「リフィニティブ(旧トムソン・ロイター)」が発表している、M&Aブティックのランキング(2019年度第1四半期)をご紹介します。

  1. 三井住友フィナンシャル・グループ(案件数:60件、ランクバリュー:1,466億円)
  2. かえでグループ(案件数31件、ランクバリュー:1億円)
  3. みずほフィナンシャルグループ(案件数30件、ランクバリュー:1,305億円)
  4. 大和証券グループ(案件数21件、ランクバリュー:557億円)
  5. 野村證券(案件数:17件、ランクバリュー:2,455億円)

このようになっており、案件数では三井住友フィナンシャルグループが頭一つ抜け出しています。ランクバリューでいうと、6位にランクインしている三菱UFJモルガン・スタンレーが6,897億円でトップとなっています。

なお、ランクバリューとは、株式価値と負債を合計し、そこから現金を差し引いた金額のことをいいます。

※関連記事

M&Aアドバイザーのランキング【必見】

まとめ

今回は、M&Aブティックについて解説しました。M&Aの専門家であるM&Aブティックは、効率的にM&Aを遂行するうえで欠かせない存在であり、M&Aを行う際にはサポートを受けるのが一般的ですので、M&Aをご検討中の方はM&Aブティックに相談することをおすすめします。

最後に、この記事の要点をまとめました。

  • M&Aブティックとは:M&A業務を行う専門家・専門家集団
  • M&Aブティックの業務:M&Aの相手探しや交渉、バリュエーション、デューデリジェンス、契約書作成
  • M&Aブティックの年収:平均1,200万円であり、外資系やM&A仲介会社は高い傾向にある

【M&Aブティックの一覧】

外資系投資銀行 ゴールドマン・サックス、ラザード、モルガン・スタンレー
経営コンサルティングファーム デロイトトーマツ、PwCアドバイザリー、アクセンチュア
M&A仲介会社 M&A総合研究所、日本M&Aセンター、ストライク、M&Aキャピタルパートナーズ
証券会社 野村證券、大和証券、SMBC日興証券
メガバンク みずほフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグループ、三菱UFJフィナンシャルグループ

【M&Aブティックランキング(2019年度第1四半期)】

1位 三井住友フィナンシャル・グループ
2位 かえでグループ
3位 みずほフィナンシャルグループ
4位 大和証券グループ
5位 野村證券

M&A・事業承継のご相談なら専門の会計士、弁護士がいるM&A総合研究所にご相談ください。

M&A・事業承継のご相談なら専門の会計士のいるM&A総合研究所にご相談ください。
M&A総合研究所が全国で選ばれる4つの特徴をご紹介します。

M&A総合研究所が全国で選ばれる4つの特徴

  1. 業界最安値水準!完全成果報酬!
  2. M&Aに強い会計士、弁護士がフルサポート
  3. 平均3ヶ月という圧倒的なスピード成約
  4. 独自のAIシステムによる高いマッチング精度
>>M&A総合研究所の強みの詳細はこちら

M&A総合研究所は会計士が運営するM&A仲介会社です。
企業会計に強く、かつM&Aの実績も豊富です。全国にパートナーがいるので案件数も豊富。
また、業界最安値水準の完全成果報酬制のため、M&Aが成約するまで完全無料になります。
まずはお気軽に無料相談してください。

>>【※国内最安値水準】M&A仲介サービスはこちら

【※メルマガ限定】プレミアムM&A案件情報、お役立ち情報をお届けします。

関連記事

M&A総合研究所のメールアドレスと電話番号、会社へのアクセス!

M&A総合研究所のメールアドレスと電話番号、会社へのアクセス!

M&A総合研究所は、M&Aに関するご相談を受け付けているM&A仲介会社です。お問い合わせは、メールアドレス・電話番号・会社へ直接アクセスするなど、様々な方法があります。本記事では、M&A総合研究...

M&A
M&A総合研究所がForbes(フォーブス)で語ったM&Aのスピード化について

M&A総合研究所がForbes(フォーブス)で語ったM&Aのスピード化について

M&A総合研究所のM&Aサポートの特徴の1つに「超高速M&A」があります。この特徴はフォーブスでも大きく取り上げられ、M&A業界でも注目を集めています。本記事では、フォーブスで語ったM&A総合研...

M&A
会社売却の際に債務(負債)・赤字はどうなる?注意点や成功ポイントを解説

会社売却の際に債務(負債)・赤字はどうなる?注意点や成功ポイントを解説

債務(負債)・赤字を抱える会社でも、会社を他社へ譲り渡すことは可能です。当記事では、債務(負債)・赤字を抱える会社の会社売却に関して、売却の際の債務(負債)・赤字の引き継ぎや、引き継ぎ不可のケー...

M&A
M&A総合研究所が日経の記事に!代表の経歴、M&A実績を紹介

M&A総合研究所が日経の記事に!代表の経歴、M&A実績を紹介

M&A総合研究所は、M&A仲介会社として様々なメディアに取り上げられています。日経記事にも取り上げられ、事業内容について語っています。本記事では、日経に掲載されたM&A総合研究所の記事内容を始め...

M&A
M&Aで300万〜500万あれば買える事業とは?【案件情報あり】

M&Aで300万〜500万あれば買える事業とは?【案件情報あり】

近年、500万円以下の少額のM&A案件が目立つようになりました。個人・サラリーマンによる独立を目指したスモールM&Aも多く見受けられ、注目を集めつつあります。本記事では、300万~500万円で買...

M&A
M&Aの完全成功報酬とは?メリット・デメリットを徹底解説

M&Aの完全成功報酬とは?メリット・デメリットを徹底解説

M&Aの完全成功報酬は成約まで手数料がかからない料金体系です。その魅力的なメリットから採用する仲介会社が増えていますが、デメリットについても把握しておく必要があります。支払う手数料を試算するため...

M&A
事業譲渡・事業売却の費用や手数料、税金まとめ【仕訳/勘定科目】

事業譲渡・事業売却の費用や手数料、税金まとめ【仕訳/勘定科目】

事業譲渡・事業売却はM&A手法として広く利用されている手法の1つです。事業譲渡・事業売却の際は費用や手数料、税金が発生するので、正しく把握することが大切です。計画的にM&Aするためにも、費用や手...

事業譲渡
事業譲渡・事業売却の相場は?高いバリュエーションを算定する方法を解説

事業譲渡・事業売却の相場は?高いバリュエーションを算定する方法を解説

自社の事業を他の会社へ譲り渡すのが事業譲渡・事業売却です。当記事では、事業譲渡・事業売却の相場をはじめ、相場よりも高い企業価値を算出する方法や、取引価格を上げる方法、事業譲渡・事業売却の長所と短...

事業譲渡
地方の中小企業でもM&Aできる?動向、後継者問題を解説【成功事例あり】

地方の中小企業でもM&Aできる?動向、後継者問題を解説【成功事例あり】

M&Aは大都市圏で最も盛んに行われていますが、地方のM&Aも徐々に普及しつつあります。特に地方の中小企業がM&Aを活用することは、地域創生の観点からも重要です。本記事では、地方の中小企業M&Aに...

中小企業M&A
記事検索
M&Aコラム
人気の記事
最新の記事
イベント情報
【※メルマガ限定】プレミアムM&A案件情報、お役立ち情報をお届けします。
ご相談はこちら
(秘密厳守)