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2019年11月10日更新

会社売却で必要な手数料とは?できるだけコストを抑えて会社売却を成功させよう

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この記事の監修専門家
M&A総合研究所 公認会計士
高谷 俊祐

会社売却で必要な手数料が気になっていますね。会社売却をするときに発生する手数料の種類は大きく6つあります。しかし、M&A仲介会社によって料金体系が違うため、どのタイミングでどのような手数料を払うかはM&A仲介会社次第です。今回はM&A仲介会社にかかる手数料や手数料のやすいM&A仲介会社をご紹介。ほかにもM&A中有カイ会社を選ぶポイントも解説します。M&A仲介会社を利用するメリットを知って、会社売却を成功させましょう。

目次
  1. 会社売却で発生する手数料の種類と相場
  2. 会社売却で発生する成功報酬の計算方法
  3. 会社売却で発生する手数料は十分支払える金額
  4. 会社売却でM&A仲介会社を利用するメリット
  5. 会社売却の仲介手数料が安いおすすめ3社
  6. 手数料以外で見るM&A仲介会社を見極める7つのポイント
  7. まとめ

会社売却で発生する手数料の種類と相場

「会社売却でM&A仲介会社に相談したいけど、手数料がどれくらいになるか不安」だと考えている人は多いでしょう。そこで、まずは会社売却で発生する手数料の種類と相場を確認しましょう。

手数料の種類 手数料の内容 相場
事前相談料 M&A仲介会社に相談するための費用 無料
着手金 M&A仲介会社へ業務委託をするための費用 50~200万円程度
リテイナーフィー M&A仲介業者に支払う月額報酬 月100万円〜300万円程度
中間報酬 基本合意が締結した際に支払う手数料 M&A成功報酬額の10%~20%
もしくは50〜200万円程度
成功報酬 M&A契約が成立した時点で支払う手数料 取引価格によって変動
デューデリジェンス費用 デューデリジェンスに必要な費用 約数十万〜数百万程度

それぞれの手数料について、もっと詳しく確認していきましょう。

種類1.事前相談料

事前相談呂湯とは、初めにM&Aについて相談に行くときに支払う費用のことです。事前相談料を無料とするM&A仲介会社がほとんどですが、会社によっては相談のために手数料が必要となる場合もあります。

極力M&A手数料を節約したい場合は、仲介会社相談料を確認しましょう。

種類2.着手金

着手金とは、M&A仲介会社へ業務委託後に発生する手数料です。

正式に依頼を受託した場合、50~200万円程の手数料を着手金として請求されます。M&A実施時には、相手会社選定、資料作成といった様々な費用が発生するため、その費用にあてられるのです。
 
M&A交渉が最終的に締結されなくとも費用は戻ってきません。 着手金は、より良い相手を探す為に必要な手数料と考えます。

着手金の有無は仲介会社によって異なります。 着手金無料とする仲介会社も増えてきているので、節約したい場合は着手金無料の会社を探しましょう。

種類3.リテイナーフィー

リテイナーフィーとは、M&A仲介業者に支払う月額報酬のことです。

リテイナーフィーの支払いによって、仲介会社はM&Aを実施するまでの経費を賄い、継続的にM&A候補の会社のリストアップや、交渉に至るまでのサポートをしてくれます。そのため、「着手金はないけどリテイナーフィーが発生する」といったケースもあるので注意しましょう。

リテイナフィーの相場は、月額100万円から300万円程度です。あくまでも相場であり、統合したい会社の規模に左右されます。また月額固定制なので、M&Aの交渉期間が長くなると支払いは続きます。

逆に、交渉が円滑に進めば支払いは少額で済みます。つまりリテイナーフィーは、仲介業者と適用期間の長さによって変動します。

リテイナーフィーについては、『リテイナーフィーとは?意味や相場、メリット・デメリットを解説します』で詳しく解説しています。

種類4.中間報酬

中間報酬とは、M&Aの基本合意が締結した際に支払う手数料です。 中間金の相場は、M&A成功報酬額の10%~20%が大半です。 約50万円~200万円で固定金額となっている仲介会社もあります。  

この手数料は、その後の交渉が上手くいかず、M&Aが白紙となっても返金されないため注意が必要です。  M&Aの最終契約が締結された際には、成功報酬の中に含まれます。 

種類5.成功報酬

成功報酬とは、実際にM&A契約が成立した時点で支払う手数料です。 成功報酬をレーマン方式で算出しているM&A仲介会社が多いです。 レーマン方式では、取引金額に応じた報酬料率を掛けて、手数料を決定します。 そのため、成功報酬に相場はありません。

中間報酬を支払っている場合は、レーマン方式で算出された手数料額から中間報酬の額を差し引いて支払いを行うこととなります。レーマン方式による成功報酬の算出方法については、次の章で詳しく確認していきましょう。

種類6.デューデリジェンス費用

デューデリジェンス費用とは、デューデリジェンスに必要な費用のことです。

デューデリジェンスとは、M&Aを実行する際に相手企業を綿密に調査することを指します。財務や税務、法務等デューデリジェンスによって調査する分野は様々です。   

仲介会社との契約内容によっては、この手続きにも手数料が必要となるケースがあります。手数料の相場は、約数十万〜数百万程度です。高額な手数料になので、デューデリジェンスを避けたくなる方もいると思います。しかし、M&A実施にあたって大切なプロセスなので必ず実行しましょう。

このプロセスを怠ると、後々重大なトラブルが発生する可能性があります。  その結果、M&A失敗の可能性も高くなります。手数料の額に関係なくM&A実施時には、デューデリジェンスをしましょう。

会社売却で発生する成功報酬の計算方法

会社売却における手数料の中で、1番大きな割合を締めるのが成功報酬です。成功報酬がどのように計算されるのか計算方法を確認していきましょう。

また、最低手数料や完全成功報酬といった言葉も成功報酬に関係があります。どのような意味なのか一緒に確認しておきましょう。

2ー1.レーマン方式で成功報酬額を計算しよう

レーマン方式とは、M&A仲介会社に支払う報酬の計算方法のことです。基本的にレーマン方式では、取引された金額に応じて一定の報酬料率を掛け合わせて手数料額を決定します。

報酬率を確認してみましょう。

  • 取引金額5億円超、10億円以下の部分:4% 
  • 取引金額10億円超、50億円以下の部分:3%
  • 取引金額50億円超、100億円以下の部分:2% 
  • 取引金額100億円超:1%

例えば20億円のM&Aがあったとします。レーマン方式による成功報酬は、以下の計算で算出されます。

  • 5億円×5%+(10億-5億)×4%+(20億-10億)×3% =7,500万円

このように、少し複雑な計算方法となっています。中小企業であれば5億円規模での取引金額が多いので、その場合は一律で5%の報酬率をかけましょう。

レーマン方式については、『レーマン方式とは?成果報酬の設定や計算方法、契約書について解説』で詳しく解説しています。

2ー2.最低手数料とは

最低手数料とは、最低限支払わなければならない成功報酬の額のことです。

一般的にM&A取引規模に関係なく、仲介会社には同規模の業務が発生します。そのため、レーマン方式を用いて算出した成功報酬では取引金額が小さく、採算があう手数料を獲得できません。

取引金額が小さくとも、M&A仲介実施の最低手数料を設定しているM&A仲介会社が多いです。最低手数料の相場は、500万円~2000万円程度と仲介会社によって差があります。

M&A仲介会社を選ぶときは、必ず最低手数料の額も確認しましょう。

2ー3.完全成功報酬とは

完全成功報酬とは、成功報酬以外では一切費用が発生しない料金設定のことです。完全成功報酬を採用しているM&A仲介会社であれば着手金や中間報酬、デューデリジェンス費用なども支払う必要がありません。

着手金や中間報酬は一度支払うとM&Aが成立しなくても返金されることはありませんが、完全成功報酬であれば安心です。完全成功報酬であれば、M&Aが成立して初めて費用請求されることとなります。

成立するかわからないM&Aにお金をかけたくない場合は、完全成功報酬型のM&A仲介会社を選びましょう。

会社売却で発生する手数料は十分支払える金額

会社売却をすると多額な手数料が発生位することがわかりました。「こんなに手数料が高いなら会社売却早めたい」「M&A仲介会社に相談するのはやめよう」なんて考えていませんか?

しかし、会社売却で発生する手数料は十分支払える金額です。そのため、会社売却をやめたりM&A仲介会社への相談をしないなんてことはやめましょう。

会社売却での売却価格は以下のような計算式によって算出されます。

  •  純資産+1年間の純利益(×年数)=会社売却の価格

例えば、純資産が5,000万円、純利益が1億円、年数を2年と想定しましょう。会社売却の価格は下記の通りに算出することができます。

  •  5,000万円+1億×2年=2億5000万円

もちろん、この算出方法はあくまでも簡易的な計算式です。

しかし、このように会社売却をすると大きな資金を得ることができます。買い手企業に将来性を見出してもらったり、強みを理解してもらえば、さらに売却価格を高めることができるのです。

また、現在M&A市場においては買い手が多くなっています。つまり、売り手が有意となりやすい状況です。そのため、会社売却で得た利益で十分に手数料を支払うことができるでしょう。一方で、できるだけ手数料のかからないM&A仲介会社を選ぶことも大切です。

会社売却でM&A仲介会社を利用するメリット

また、M&A仲介会社を利用することで会社売却のサポートを受けることができ、スムーズに実施することができます。もし、M&A仲介会社に相談するのをやめようと考えているのであれば、先にM&A仲介会社を利用するメリットを詳しく確認しましょう。

会社売却でM&A仲介会社を利用するメリットは、以下の5つです。

  • メリット1.ノウハウや知識が豊富
  • メリット2.ネットワークが豊富
  • メリット3.リスクの軽減
  • メリット4.適正金額で会社の売買が可能
  • メリット5.手間が省けて本業に専念

詳しく確認していきましょう。

メリット1.ノウハウや知識が豊富

M&A仲介業者は長年の経験から得たノウハウや知識を豊富に持っています。当たり前ですが、M&Aのプロです。そのため、最初から最後まで丁寧に会社売却をサポートしてくれます。

たとえば、「この業種だと、異業種による買収が増えている」だとか「こういった点を改善してから会社売却をした方が良い」など、素人ではわからないことまで教えてくれるのです。
 
また、会社売却をするときは専門知識が欠かせません。たとえば、企業価値評価の方法や、不利にならない契約書の作り方、税務署への申告方法などが挙げられます。このように、会社売却を行うためには、法務、税務、会計の知識が不可欠です。

このようなノウハウや知識も、過去の事例を出しながらあらゆる提案をしてくれます。

まった、M&Aの交渉時には、予期せぬ問題やトラブルが起きやすいです。その時にも適切なアドバイスをくれます。M&A仲介会社は頼れる存在となるでしょう。

メリット2.ネットワークが豊富

M&A仲介会社にはネットワークが豊富なため、全国のあらゆる企業から最適な売却先を提案してくれます。同じ業界のみならず、幅広い知識があるためシナジー効果の大きい企業を紹介してくれるのです。

売り手、買い手双方に大きな利益となる相手を紹介してくれます。自らの情報や知識だけでは多くの企業と接点を持てませんが、仲介業者なら簡単に探してくれるのです。

また、売り手側がM&A仲介業者に依頼した場合、買い手側からの信頼を得やすくなります。なぜなら、売り手側からの売り込みよりも、M&A仲介業者がいることで、買い手側は客観的に検討できるからです。

このように、ネットワークが豊富なM&A仲介会社に相談することで、買い手の選択肢は広がります。自社を「良い企業だ!」と思ってくれるような売却先を見つけましょう。

メリット3.リスクの軽減

M&A仲介会社にサポートしてもらうことで、会社売却のリスクを軽減することができます。会社売却には以下のようなリスクが付き纏うものです。

  • 思い通りの売却先が見つからない
  • 条件交渉がうまく進められない
  • 取引先や従業員に情報漏洩してしまう
  • 進んでいた交渉が途中で破断になる
  • 希望の価格で売却できない

このように、会社売却にリスクはつきものです。しかし、ノウハウを持つM&A仲介会社に相談しておけば、事前に気をつけるポイントを聞くことができます。また、従業員へ知らせるタイミングや交渉術もアドバイスしてもらえるのです。

経験豊富なM&A仲介会社だからこそ、リスクを見越したサポートをすることができます。「相談しておけばよかった」と公開する前に、早めに相談することをおすすめします。

メリット4.適正金額で会社の売買が可能

M&A仲介会社のサポートを受ければ、適正金額で会社売買を実現することができますう。M&Aで会社や事業を売却する際の価格には、絶対的な正解がありません。一般的には、DCF法等により目星となる価格を算出します。

しかし、最終的には買い手と売り手の交渉で価格が決まることになるのです。売り手側はのれん分の価値を売却価格に加算し、なるべく高く売却したいと考えます。一方で、買い手側はなるべく安く買いたいと考えるでしょう。

そのため、交渉の際に話がまとまらずに、M&A自体が白紙になる恐れがあります。また、過度に高い価格で買ってしまったり、安い価格で売却してしまい、後々後悔する可能性もゼロではありません。

そこで、M&Aの仲介が売り手と買い手の間に介入すれば、公平な立場で判断を下せます。その結果、売り手買い手双方が最大限の利益を獲得できるようになるのです。

メリット5.手間が省けて本業に専念

手間が省けて本業に専念できるのも嬉しいメリットです。

M&Aを開始してから完了するまでには、非常に膨大な作業量をこなす必要があります。自社の価値磨きから始まり、相手探し、デューデリジェンス、価格交渉などM&Aでは実行すべき業務が非常に多いです。

また、M&Aの完了までには少なくても数ヶ月以上はかかります。企業規模に関係なく、M&Aを検討する企業が単独で実施するのはとても困難です。多くの場合、M&Aのプロセスは通常の業務と並行して実施します。

ただでさえ膨大にあるM&Aの実務と、通常の業務を並行するのは現実的ではありません。どちらも中途半端になってしまう可能性が高いです。最悪の場合、M&Aは失敗する上に本業も低迷してしまう恐れもあります。

そこで、M&Aの仲介会社に業務を依頼すれば、本業に専念することができます。M&Aの実務は仲介会社に任せた上で経営者は本業に専念した方が、長期的な観点から見ても好ましいです。

以上が、M&A仲介会社に依頼した時のメリットでした。たしかに手数料に費用がかかってしまいますが、それ以上のメリットがあることをわかっていただけたと思います。

しかし、一方で「できるだけ会社売却でかかる費用を抑えたい」という気持ちもわかります。そこで、仲介手数料の安いおすすめのM&A仲介会社を次の章で確認しましょう。

会社売却の仲介手数料が安いおすすめ3社

会社売却の手数料が安いおすすめのM&A仲介会社は、以下の3社です。

  • おすすめ1.M&A総合研究所
  • おすすめ2.オンデック
  • おすすめ3.M&Aキャピタルパートナーズ

順番に確認しましょう。

おすすめ1.M&A総合研究所

おすすめの1社目は、M&A総合研究所です。M&A総合研究所は、着手金などの手数料が一切かからない完全成功報酬制を採用しています。

完全成功報酬でありながらも、会社売却に詳しい公認会計士がフルサポートしてくれることも魅力です。弁護士も社内に在籍しているので、困ったことがあれば専門家の意見をすぐに聞くことができます

負担を抑えつつ、クオリティの高いサービスを受けたいならM&A総合研究所株式会社はおすすめです。

おすすめ2.オンデック

株式会社オンデックは中小企業のM&Aを専門とする仲介会社です。M&A仲介をリーズナブルな報酬で提供してくれます。

株式会社オンデックは売り手であれば着手金が30万円、買い手であれば諸々の手数料が合わせて20万円と、一般的な仲介会社より安く設定されています。さらに成功報酬も低い水準で設定しているため、金銭的な負担をかなり抑えることができます。

相場より安い価格で会社売却を実施したいならおすすめの仲介会社です。

おすすめ3.M&Aキャピタルパートナーズ

M&Aキャピタルパートナーズ株式会社は仲介手数料が安いことに定評のあるM&A仲介会社です。

M&Aキャピタルパートナーズ株式会社は着手金が無料、中間報酬と成功報酬が発生します。をとっているだけでなく、相談や株価算定といったサービスを無料で受けることができます。

上場企業だからこその高品質なサービスをリーズナブルに受けられることがM&Aキャピタルパートナーズ株式会社の魅力だといえるでしょう。

ここまでは、会社売却をする時の仲介手数料に注目をしてきました。紹介した3つのM&A仲介会社は、安いだけでなくサービスの質も高い会社ばかりです。

そこで、手数料以外で見るべきM&A仲介会社を見極めるポイントも知っておくべきです。。次の章で確認していきましょう。

手数料以外で見るM&A仲介会社を見極める7つのポイント

M&A仲介会社を選ぶときに、手数料のことばかりを気にしていては良いM&A仲介会社に巡り合えません。そこで、事前にチェックすべきM&A仲介会社を選ぶ時の7つのポイントを確認しましょう。

7つのポイントは以下の通りです。

  • ポイント1.得意業種や得意なM&Aの種類
  • ポイント2.M&Aの規模
  • ポイント3.ネットワーク数
  • ポイント4.M&Aに関する節税への強さ
  • ポイント5.買い手企業へのアプローチ方法
  • ポイント6.PMIの経験
  • ポイント7.実際に会ったときの信頼性

詳しく確認していきましょう。

ポイント1.得意業種や得意なM&Aの種類

得意業種や得意なM&Aの種類を確認しましょう。なぜならM&A仲介会社によって得意な業種やM&Aの種類が違うからです。

たとえば、中小企業の事業承継に特化していたり、製造業のM&Aが得意であったりと、M&A仲介によって得意な業種、M&Aの種類が異なります。 業種やM&Aの種類で、M&Aの実施時に必要な知識やその深さが違うのです。 

自社が実施するM&Aと類似した案件を経験している仲介会社を選ぶのがオススメとなります。
つまり、M&A仲介業者を検討する際には、知名度だけでなく、各会社の特徴を考慮しなければならないのです。

得意な業種や得意なM&Aの種類は、M&A仲介会社のホームページで確認することができます。また、相談に行ったとききには過去にどのようなM&Aを実施してきたのか経験談を聞きましょう。そうすることで、自社と似た業種を得意としているかを判断することができます。

ポイント2.M&Aの規模

M&A仲介会社が得意とするM&Aの規模も確認すべきです。M&Aの仲介をする機関ごとに取り扱うM&Aの規模が異なります。なぜなら、M&Aの規模ごとに必要なスキル等が異なるからです。

大手投資銀行や証券会社は、数十億円以上の大規模なM&Aを取り扱っています。一方、M&A仲介会社は、数億円程度の中規模のM&Aを取り扱うケースが一般的です。例えば、中小企業がM&Aを実施する際には、銀行ではなくM&A仲介会社に業務を依頼するのがベターです。

ちなみに、数百万円~数千万円程度の小規模M&Aに特化した仲介業者も存在します。「ウチは規模が小さいからM&A出来ないだろう」と考えている経営者の方も、諦めずに自社に合った仲介会社を探しましょう。

M&A仲介会社の得意とするM&Aの規模も、事前に公式ホームページを見ることで判断することができます。ホームページの謳い文句や過去の事例などを見ることで、どのようなM&Aを実施してきたか確認することができるのです。かならず相談にいく前にチェックしましょう。

ポイント3.ネットワーク数

M&A仲介会社の持つネットワーク数にも注目しましょう。

大手のM&A仲介会社は、税理士、公認会計士等の専門知識を持ったアドバイザリーや、銀行や投資ファンドとのネットワークを全国に持っている場合がよくあります。また、過去に会社を買収した買い手側企業の顧客情報も持っています。つまり、大手のM&A仲介の方が、ネットワーク数では有利です。

ネットワーク数は、事前に公式ホームページなどで判断することは難しいでしょう。どのM&A仲介会社も「豊富」だと謳っているからです。

そこで、相談に行ったときに「最適な売却先の候補はいくつほどありますか?」と聞いてみましょう。可能であれば簡単な会社情報も教えてもらえないか尋ねてみてください。ここで5社程度提案してくれるようであれば、ネットワークは豊富にあると判断できます。

逆に1〜2社程度しかないようでは、最適な売却先を見つけられないかもしれません。相談時に実際に聞いてみましょう。

ポイント4.M&Aに関する節税への強さ

会社売却に関する節税知識を持っているかもチェックしましょう。M&Aを実施する際には多額の税金が課せられるため、節税を検討する必要があります。できるだけ節税を実施したいと考えている場合、税務知識があるM&A仲介会社を選ぶべきです。

具体的には税理士が多数在籍し、税理士とのネットワークを所持する仲介業者がオススメです。
M&Aの税務は複雑で、用いる会社売却の手法や状況によって課税される税金の種類や税額が異なります。

会社売却の実施後に想定外の税金が課され、その後の経営計画が狂う可能性もゼロではありません。したがって、節税するか否かに関係なく、税の知識に精通しているM&A仲介会社を選ぶのがベターです。

公式ホームページを見れば、税理士が在籍しているか、連携事務所はどこかなどを掲載しているM&A仲介会社もあります。しかし、書いていないケースもあるので、節税についよさについては相談時に確認してみましょう。

「会社売却にかかる税金が不安」ということを実際に聞いてみてください。そのときに「社内に税理士がいるので相談できますよ」「連携している税理士事務所をご紹介します」と言った回答があれば安心です。

一方、「担当の税理士さんに相談してください」などと丸投げされるようでは不安が残ります。会社売却に関する税の知識は普段の確定申告などの知識とは、また別物です。かならず、会社売却に関する節税を任せられると判断できるM&A仲介会社を選びましょう。

ポイント5.買い手企業へのアプローチ方法

M&Aの際に、買い手企業にどの様に交渉するかも見極めポイントです。アプローチの方法には、二種類あります。

一つ目は、同時進行で交渉を進める方法です。複数企業と同時進行で交渉を進めるので、短期間でM&Aを実施できる可能性があります。

二つ目は、1社ずつ交渉する方法です。ある会社との交渉が決裂したら、次の会社と最初から交渉します。

アプローチ方法のみの観点で言うと、当然ながら同時進行でアプローチをかけるM&A仲介会社がオススメです。ただし同時進行で行うと、多くの人に会社売却を検討していることが知れてしまい、情報漏洩につながる恐れがあります。

そこで、注意したいのは秘密保持契約です。しっかりと買い手企業とも秘密保持契約を結んでいるM&A仲介会社を選びましょう。

見極め方は簡単です。相談時に「複数企業へ同時にアプローチしてくれるか」「情報漏洩が心配だが、買い手候補となる企業との秘密保持契約はどのようなないようなのか」をストレートにぶつけてみましょう。

ポイント6.PMIの経験

M&A仲介会社にPMIの経験があるかどうかも重要です。

PMIとは、M&A成立後の統合プロセスのことです。売り手企業の従業員は、いきなり経営者が変わったり社内のシステムが変わると戸惑ってしまいます。そこで、時間をかけて計画的に買い手企業と統合させていかなければなりません。

M&Aの失敗は、従業員間のトラブルや優秀な人材流出などの、組織文化や人事の統合が上手くいかないケースがほとんどです。長い時間と多額のコストをかけて会社売却を実施したのに、統合が上手く行かずに従業員に働きづらい思いをさせるのは不本意でしょう。

PMI成功実績があるM&A仲介を選択すれば、M&Aの失敗リスクを軽減できます。大事なのは実際に経営者自身の目で、大事なM&Aを任せられる相手かを確かめることだと言えるでしょう。

まずは、PMIのサポートをしているのかM&A仲介会社の公式ページでチェックすべきです。さらに相談時には、PMIのサポートをどのようにしてもらえるのかを聞いてみましょう。話を聞くことでPMIの経験があるかどうかを判断するコットができます。

ポイント7.実際に会ったときの信頼性

M&A仲介会社を選ぶ際に気をつけるべき最後のポイントは、実際に会ったときの信頼性です。

M&Aの実施には、不動産仲介の様な厳格な法律がありません。言い換えると、M&Aの仲介業務には免許や資格が不要です。そのため、悪徳な仲介業者は少なくありません。

例えば、M&Aを実施する相手企業の問題点を隠したまま、プロセスを進行する仲介会社がいます。さらにひどいケースだと、会社の守秘義務を守らない業者も存在しているのが現状です。

もちろん、多くのM&A仲介会社は真っ当に業務を行います。しかし、こうした業者もいる事実を知っておかなければならないのです。M&A仲介会社を選ぶ際には、経営者自身の目で信頼性をしっかりと判断する必要があります。

  • 聞きたいことにちゃんと答えてくれているか
  • 打ち合わせにはしっかりと準備をしてくれているか
  • 経営者の気持ちに寄り添って提案してくれているか

このような点を実際に会って判断しましょう。

まとめ

会社売却をするとき、仲介手数料は以下のような種類があります。

手数料の種類 手数料の内容 相場
事前相談料 M&A仲介会社に相談するための費用 無料
着手金 M&A仲介会社へ業務委託をするための費用 50~200万円程度
リテイナーフィー M&A仲介業者に支払う月額報酬 月100万円〜300万円程度
中間報酬 基本合意が締結した際に支払う手数料 M&A成功報酬額の10%~20%
もしくは50〜200万円程度
成功報酬 M&A契約が成立した時点で支払う手数料 取引価格によって変動
デューデリジェンス費用 デューデリジェンスに必要な費用 約数十万〜数百万程度

会社売却にはある程度の手数料が発生しますが、会社売却で得た利益で十分賄うことができます。そのため、手数料をケチってM&A仲介会社へ相談しないなんてことはやめましょう。

手数料以上の価値をM&A仲介会社はもたらせてくれるはずです。っただし、なるべく費用をかけずに、満足のいくM&Aを実施するためには、手数料についてはしっかりと下調べしましょう。

手数料の他にも見るべきポイントをしっかり抑え、ベストなM&A仲介会社を見つけることが会社売却の成功の近道です。会社売却を成功させて、多額の現金を手に入れましょう。

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