2021年11月15日公開会社・事業を売る

会社を売るタイミングはいつ?業績から最適な売り時を考えて売却しよう!

M&Aによる会社売却はタイミングが重要で、同じ会社でもタイミングの違いによって売却価格が大きく変わる可能性もあります。本記事では、会社売却の適切なタイミング、会社売却のメリットや利益を最大化するための考え方を解説していきます。

目次
  1. 会社を売るタイミングはいつが最適なのか?
  2. 会社の業績からみる売り時のタイミング
  3. 会社を売るタイミングを逃さないためには
  4. 会社を売るメリット・利益を最大化するためには
  5. 会社売却のご相談はM&A総合研究所へ
  6. まとめ
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会社を売るタイミングはいつが最適なのか?

会社を売るタイミングはいつが最適なのか?

M&Aによる会社売却は思い立った時になんとなく実行するのではなく、最もよい買い手に高い価格で売却できるようにタイミングを計る必要があります。

最適なタイミングが具体的にいつかというのは、個々の細かい事情などによっても変わるので、断言するのは難しい部分もあります。

しかし、一般論としては、業績がいいのに経営者の意欲が減少しているときや、経営者が衰えを感じたときなど、以下のようなタイミングがよいといわれています。

【会社を売るタイミングはいつが最適なのか】

  1. 業績がよく事業に対する意欲が減少しているとき
  2. 経営者自身が気力・体力の衰えを感じたとき
  3. 景気がよいとき
  4. 業界再編の動きがみられるとき

1.業績がよく事業に対する意欲が減少しているとき

M&Aでは、買い手はできるだけ業績のよい会社を買収して、自社の事業発展につなげたいと考えます。

売り手側としては、業績のいい会社をわざわざ売却する理由はないといえますが、実際には業績がいいのに経営者の意欲がなくなってしまったり、ほかの事業に興味がでて今の会社に興味が薄れるというのは意外によく起こることです。

こういった会社なら買い手がつきやすいうえに、売り手の経営者にとっても意欲のない会社を早めに売却して売却益が得られることになり、買い手・売り手双方にとってメリットがあります。

2.経営者自身が気力・体力の衰えを感じたとき

経営者が高齢になったとき、または高齢でなくても病気などで気力・体力の衰えを感じたときは、適切な会社売却のタイミングだといえます。

衰えを「感じた」タイミングというのが重要で、実際に衰えてしまった後ではタイミングが遅すぎることも多いです。会社売却の決断は一般的にタイミングが遅くなりがちなので、早めの決断を心がけるとよいでしょう。

M&Aによる会社売却は成約まで半年から一年くらいかかるので、買い手の選定や交渉など時間的・精神的負担も大きくなります。こういった負担に耐えられる体力がまだある時点で、早めに会社売却を決断するのがポイントです。

3.景気がよいとき

景気がよい時は買い手がM&Aに積極的になるので、会社売却のいいタイミングとなります。国全体の景気がよい時だけでなく、自社の業界が単独で好景気になっているような状況も、会社売却のチャンスだといえます。

もちろん、経営意欲があるなら好景気に乗って自社の事業を拡大していけばよいですが、何らかの理由で会社売却したいと思っているならば、不景気より好景気のときのほうが高値での会社売却が期待できます。

景気というのは変動が激しいので、慎重になりすぎて好景気の波を逃さないように、自信を持ってM&Aを決断することが重要です。

4.業界再編の動きがみられるとき

業界再編が起こっている時はM&Aが活発になるので、会社売却のいいタイミングだといえます。

特に、大手同士だけが統合していくような業界再編ではなく、大手が中小企業を買収してシェア拡大していく業界再編においては、高値での会社売却が期待できるでしょう。

例えば、薬局・ドラッグストア業界では、ココカラファインなどの大手が中小の薬局を次々に買収する業界再編が起こっています。

業界再編も好景気と同様いつかは終わるものなので、高値での会社売却を狙うならタイミングを逸しないことが大切です。

【関連】会社売却の戦略策定方法まとめ!戦略的M&Aで相場より高く売る

会社の業績からみる売り時のタイミング

会社の業績からみる売り時のタイミング

M&Aによる会社売却のタイミングを見極めるには、業界動向だけでなく自社の業績も考慮することが重要です。会社の状態は常に変化していくので、できるだけよいタイミングを見計らうことがポイントとなるでしょう。

実際問題として、将来に対する不確定要素が大きいM&Aにおいて、自社の業績の最適なタイミングを見極めるのは難しい部分もあります。

さまざまな条件によって、業績がよい時が会社売却のタイミングになることもあり、逆に業績が悪い時がタイミングになることもあるのが注意点です。

【会社の業績からみる売り時のタイミング】

  1. 業績がよいとき
  2. 業績が悪い時
  3. 業績は悪いが事業を行う意欲があるとき

1.業績がよいとき

自社の業績がよい時は、経営者に経営意欲があるならもちろんそのまま経営を続ければよいのですが、もし経営者の意欲がなくなってしまったなら、業績がよい時がむしろ適切な会社売却のタイミングとなります。

業績がよい時にM&Aで会社売却を行えば、良い買い手からより高値で売却できる可能性が高まるでしょう。

経営者の意欲がなくなった会社というのは、現時点では業績がよくてもいずれ必ず落ちてきます。ですから、業績がよいうちにできるだけ早く会社売却を決断するのが正しいタイミングだといえます。

2.業績が悪い時

業績が悪くて今後も回復の見込みがないなら、倒産してしまう前に買い手に買収してもらうのがよい選択肢といえるでしょう。

業績が悪い時の会社売却は安値になることが多いですが、売り手が独自の強みを持っていてそれが買い手のニーズと合致する時や、買い手の経営資源を活用すれば業績回復が十分見込める場合などは、ある程度高値がつくこともあります。

3.業績は悪いが事業を行う意欲があるとき

業績は悪いが経営者の意欲が十分ある場合は、M&Aによる会社売却か、経営改善による業績回復を目指すかを慎重に選択することが重要です。

ですから、必ずしも会社売却のよいタイミングとなるとは限りませんが、経営方針の検討の結果会社売却を選択したならば、その時が会社売却の適切なタイミングとなります。

業績は悪いが経営意欲がある場合は、資本業務提携などのゆるやかなM&Aで会社の独立性を保ち、買い手側の経営資源をうまく活用しつつ業績回復を狙うという戦略も有効になります。

【関連】会社を売るには?メリット・デメリット、高い値段で売れる会社の条件を解説

会社を売るタイミングを逃さないためには

会社を売るタイミングを逃さないためには

会社売却のタイミングを逃さないためには、原則として早めに準備や検討を行うことが大切です。そのためにも、業界動向などもしっかりチェックしておきましょう。

【会社を売るタイミングを逃さないためには】

  1. 経営者の高齢化や健康状態を意識する前に検討・準備する
  2. 経営者の意欲があるうちに検討・準備する
  3. 業界動向をこまめにチェックしておく

経営者の高齢化や健康状態を意識する前に検討・準備する

会社の経営者は毎日忙しく仕事に取り組んでいるので、会社売却の検討がどうしても遅れがちになります。

そのうち準備しようと思っているうちに高齢になり、健康状態が悪くなってからやっと準備を始めるというのは、よくみられる失敗のパターンです。

会社売却は事前準備とM&Aの手続き・交渉を含めると、トータルで数年程度はみておく必要があります。年齢や健康状態を意識する前の段階で、会社売却の検討・準備を始めるのがベストといえるでしょう。

経営者の意欲があるうちに検討・準備する

経営者が仕事に対して意欲がある間は、自分の力でもっと会社を大きくしようと思うのが当然ですし、会社売却について考えないことがほとんどかもしれません。

しかし、最適なタイミングで会社売却するためには、まだ意欲があるうちから将来の会社売却についてある程度の検討や準備をしておくことが大切です。

今すぐ会社売却する予定はなくても、今できる部分に関しては早い段階から準備しておくと、いざ会社売却を行うとなった時に有利になります。

業界動向をこまめにチェックしておく

会社売却は同業種間で行うことが多いので、自社の業界動向を日頃からきちんとチェックしておくと、会社売却のタイミングをつかみやすくなります。

異業種M&Aの場合は買い手側の業界までチェックするのは難しいですが、自社の業界が他業種に興味を持たれているかといった動向を把握しておくことは大切です。

会社を売るメリット・利益を最大化するためには

会社を売るメリット・利益を最大化するためには

M&Aによる会社売却は、まず第一のハードルとして買い手を見つけて成約できるかという問題があり、第二のハードルとしてその後きちんとメリットや利益を得られるかという問題があります。

会社売却というと成約できればそれで成功と勘違いされることもありますが、実際は会社売却後に買い手との食い違いが起こったり、想定していたようなシナジー効果が得られず失敗することもよくあります。

会社売却のメリット・利益を最大化するには、買い手をきちんと見つけるための対策に加えて、会社売却後も想定した戦略を練ることが重要です。そのための主なポイントとしては、下に挙げた5つが考えられます。

【会社を売るメリット・利益を最大化するためには】

  1. できるだけ早い段階から動く
  2. 会社を売る目的を明確にする
  3. 磨き上げを行う
  4. 情報漏洩に注意する
  5. M&Aの専門家に相談する

1.できるだけ早い段階から動く

会社売却は、手続きも複雑で精神的負担も大きいので、どうしても後回しにしてしまいがちです。

本業が忙しいなかで会社売却も検討していくのは大変ですが、成功のためにはできるだけ早く動いていくことが重要です。

実際に会社売却を実行するのはまだ数年先くらいと思っている段階から、M&A仲介会社の無料相談などを受けておくのもよいでしょう。

優良な仲介会社なら、すぐには会社売却を検討していなくても親身に相談に乗ってくれるはずです。

2.会社を売る目的を明確にする

会社売却の目的をはっきりさせておくことは非常に重要です。M&Aは買い手と売り手がwin-winにならなければ成立しないため、買い手の意志を尊重して売り手が妥協する場面も当然でてきます。

その際に、会社売却の目的を明確にしておけば、絶対に譲れない点と妥協できる点が分かりやすくなります

目的が明確でないままM&Aの手続きを始めてしまうと、成約することが目的化してしまい、会社売却後にトラブルが発生したり、シナジー効果が得られないといった結果にもなりかねません。

3.磨き上げを行う

磨き上げとは、自社がより魅力的にみえるように手入れをすることです。会社売却では事前に会社の磨き上げを行うことで、会社売却の成功率を高めるとともに、最適なタイミングも探りやすくなります。

業務の効率化や負債の整理といった経営面の改善だけでなく、交渉時に買い手が自社を理解しやすいように資料を準備したり、必要な書類をすぐ用意できるように整理整頓しておくといった、ちょっとした作業も立派な磨き上げの一つです。

4.情報漏洩に注意する

会社売却の手続きは秘密裡に進めていくのが原則で、交渉中に情報漏洩すると会社売却が頓挫することもあります。従業員や取引先、金融機関などに会社売却の事実を伝えるタイミングは、成約した直後にするのがセオリーです。

情報漏洩を防ぐためには、会社内でうかつに会社売却のことを話したり、仲介会社のアドバイザーが頻繁に出入りするといった、会社売却をにおわせることを行わないことが大切です。

もちろん、売り手と買い手、およびM&A仲介会社との間では秘密保持契約を締結し、買い手から売り手の情報が漏れたりすることのないよう対策しておかなければなりません。

【関連】秘密保持契約書(NDA)とは?書き方や有効期限、ひな形をご紹介

5.M&Aの専門家に相談する

M&A仲介会社は相談料を無料にしていることが多いので、積極的に相談を持ちかけて活用することが大切です。

中小企業経営者は、自社のような小さな会社がM&Aなどできるわけないと思い込んでしまっていることもあります。しかし、実際はM&Aの多くは中小企業が行っているものなので、小さな会社でも気軽に相談することがまずは最初のステップになります。

相談は会社売却を決断した段階ではなく、その前の会社売却すべきか迷っている段階で行うのがおすすめです。

仲介会社はM&Aを成約させることで利益をあげますが、優良な仲介会社なら目先の利益は度外視して、売却すべきでない売り手にはその事実を率直に伝えるでしょう。

また、早めに相談して信頼関係を築くことで、いざ会社売却を行うとなった時にスムーズに手続きを進めることができます。

国が設置している「事業承継・引継ぎ支援センター」を活用するのもおすすめです。事業承継・引継ぎ支援センターは中小企業や小規模な個人事業主を対象としており、各都道府県に窓口が設置されています。

【関連】会社を売りたい

会社売却のご相談はM&A総合研究所へ

会社売却のご相談はM&A総合研究所へ

M&Aによる会社売却をご検討中の経営者様は、ぜひM&A総合研究所へご相談ください。多数のM&A実績がある経験豊富なアドバイザーが在籍しており、さまざまな業種で成約実績を有しています。

当社は成約までのスピードを重視しており、最適な売却タイミングを逃さないよう、アドバイザーが親身になってサポートいたします。

料金体系は成約するまで完全無料の「完全成功報酬制」です(※譲渡企業様のみ。譲受企業様は中間金がかかります)。最適なタイミングでのM&A・会社売却に関して、無料相談をお受けしておりますのでお気軽にお問い合わせください。

M&A・事業承継ならM&A総合研究所

まとめ

まとめ

会社売却には、業績がいい時と悪い時それぞれに適切なタイミングというものがあり、それを踏まえて戦略を立てていくことが成功のポイントとなります。業界動向や経営者の気力・体力などを総合的に勘案して、一番いいタイミングを探ることが重要です。

【会社を売るタイミングはいつが最適なのか】

  1. 業績がよく事業に対する意欲が減少しているとき
  2. 経営者自身が気力・体力の衰えを感じたとき
  3. 景気がよいとき
  4. 業界再編の動きがみられるとき
【会社の業績からみる売り時のタイミング】
  1. 業績がよいとき
  2. 業績が悪い時
  3. 業績は悪いが事業を行う意欲があるとき
【会社を売るタイミングを逃さないためには】
  1. 経営者の高齢化や健康状態を意識する前に検討・準備する
  2. 経営者の意欲があるうちに検討・準備する
  3. 業界動向をこまめにチェックしておく
【会社を売るメリット・利益を最大化するためには】
  1. できるだけ早い段階から動く
  2. 会社を売る目的を明確にする
  3. 磨き上げを行う
  4. 情報漏洩に注意する
  5. M&Aの専門家に相談する

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