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経営リスクとは?経営リスクの種類とリスクマネジメント

経営リスクとは?経営リスクの種類とリスクマネジメント

目次

    経営リスクの種類とリスクマネジメント

    経営者ならば、経営リスクには注意しておきたいものです。

    会社を経営していく以上、経営リスクは常に付きまといます。

    経営リスクには様々な種類があり、いずれも適切なリスクマネジメントを行う必要があります。

    つまり多種多様な経営リスクを踏まえておくことで、それぞれに応じたリスクマネジメントが可能となります。

    今回は経営リスクの種類やそれぞれに応じたリスクマネジメントについてお伝えします。

    経営リスクとは

    経営リスクとは読んで字のごとく、会社の経営において発生し得るリスクです。

    会社の経営は不確定な事態が発生するリスクが常に付きまといます。

    経営環境や市場の動向は常に変化しており、何が起こるかを完全に予測することは難しいものです。

    また業務も人が携わる以上、何らかのミスやトラブルが発生するリスクは常にあり、会社が人の集まりである以上、様々な問題が起こる可能性があります。

    経営者は会社を経営していくうえで発生するリスクを把握し、リスクに対して的確な対処を行う、あるいは予防策を打つ必要があります。

    もし意図的にリスクを放置したり、隠蔽するようなことをした場合、大きなトラブルの火種になる可能性ごがあり、会社の自浄作用が失われてしまう恐れがあります。

    そのようなことになれば会社の信用性が失われ、経営が立ち行かなくなり、会社が維持できなくなることも考えられます。

    そのような未来を招かないよう、リスクマネジメントは時に外部の専門家の協力も得ながら慎重に行うことがおすすめです。

    経営リスクの種類

    冒頭でもお伝えしましたが、経営リスクは様々な種類があります。

    その中でも代表的な経営リスクは以下の通りです。

    ①経営戦略リスク

    会社の経営戦略は常に失敗するリスクを孕んでおり、それは様々な場面に共通しています。

    設備投資、商品価格、新商品の開発、M&A、海外進出、事業承継など様々な経営戦略は会社の行く末を大きく左右するものであり、そこに伴うリスクも会社の経営に大きく影響するものなります。

    ②財務リスク

    経営不振や売上低下などによって経営状態が悪化することは、経営者の誰もが恐れるリスクだといえるでしょう。

    財務的なリスクは大きな事業の失敗だけでなく、放漫経営や景気の変化などが原因になることも考えられます。

    日々の資金繰りを見直し、融資の返済なども滞りなくできるようにしっかり管理することが重要です。

    ③コンプライアンスにおけるリスク

    近年、様々な会社で重視されているコンプライアンスですが、ここから発生するリスクも影響が大きいものです。

    経営者や従業員の不祥事、製品の不備などコンプライアンスに違反する事態は会社のブランドイメージを低下させ、社会的信用を失わせることが懸念されます。

    とりわけ近年は消費者がそのような不祥事などに対して厳しくなっており、社会的な糾弾は免れません。

    常にコンプライアンス順守を心がけることは非常に大切なことです。

    ④事故リスク

    自然災害や人為的な事故のリスクも看過できるものではありません。

    最近、日本の各所で起こっている水害や台風、地震などといった自然災害は一度巻き込まれたら経営が停止してしまう恐れがあり、人為的な事故も完全に防ぐことが難しいものです。

    不確実な事故のリスクにいかに備えるかも、経営者の力量が問われる部分だといえます。

    ⑤情報漏洩リスク

    個人情報管理が重視される昨今、個人情報や顧客情報の流出は絶対に予防しておきたいリスクです。

    情報管理は会社の信用性だけでなく、事業の利益を守ることでもあります。

    もし情報管理が不徹底であれば、顧客や取引先の批難を受けることは避けられないでしょう。

    ただ、情報管理の難しいところはヒューマンエラーだけでなく、外部からの攻撃にも備えなければならないという点です。

    この点も考慮したうえで情報管理は行わなければなりません。

    ⑥マネージメントリスク

    従業員のマネージメントもリスクを孕んでいるものです。

    パワハラやセクハラといったものがあるように、部下に対して上司が権力を振るうという一方的なマネージメントはもはや成立しません。

    世代間の価値観の違いやこれまで放置してきた人間関係のトラブルに対しても目を向けつつ、的確なマネージメントを行うことが、このリスクを回避する唯一の手段だといえるでしょう。

    経営におけるリスクマネジメントとは

    リスクマネジメントとは対象となるリスクを組織的に管理し、そのリスクに酔って発生する損失などを回避、あるいは軽減するために行われるプロセスのことを指します。

    リスクマネジメントはどの会社でも行われているものだといえます。

    危機管理部を設置している会社はもちろん、日ごろ行っている経営戦略を決める会議などもリスクマネジメントの一環だと捉えることもできます。

    ただ、近年ではリスクマネジメントの重要性が以前より増しています。

    会社の業務は以前より複雑化しており、また会社内の管理を行うシステムの在り方も多様化しているため、経営者であっても全てを把握することは簡単ではありません。

    加えて業務のアウトソーシングも一般化した結果、会社の外部で発生したトラブルが連鎖的に影響してくるというリスクが顕在化するようになりました。

    中には外注先のトラブルによって会社の業務全体が停止したというケースもあります。

    こういった変化を鑑み、会社の内部だけでなく外部にも目を向けたリスクマネジメントが重要となっています。

    また、会社は成長するごとに複雑化し、コントロールが難しくなるものです。

    新たに発生するリスクを把握したうえで適切に対処するためにも、リスクマネジメントは会社の成長に合わせ、その都度変化させていく必要があるといえるでしょう。

    経営リスクへの対策

    経営リスクへの対策、つまりリスクマネジメントはリスクの種類に応じて行っておく必要があります。

    そのためリスクマネジメントも多種多様であり、会社によってどのような形で実行しているかは異なっているものです。

    ここでは数あるリスクマネジメントの事例の中でも、共通して行われていることが多い対策をお伝えしていきます。

    ①現場マニュアルの策定と遵守の徹底

    業務の際に発生する事故やヒューマンエラーなどといったリスクへの対策として行われているのが現場マニュアルの策定と遵守の徹底です。

    これは業種に問わず行われているリスクマネジメントだといえるでしょう。

    現場マニュアルの策定と遵守の徹底は商品製造や建築などの現場で事故を防ぐことに役立ち、また従業員の怠慢やミスによる不祥事を予防してくれる効果が期待できます。

    少し種類は異なりますが、接客の現場でもマニュアルの策定や遵守の徹底は役立ちます。

    従業員が顧客とのトラブルを起こすことを予防する効果が期待できますし、コンプライアンスの遵守を意識させることで怠慢を防ぐことができるようになるでしょう。

    ②自然災害を想定したリスクマネジメント

    地震や水害などといった自然災害を想定したリスクマネジメントにも様々なものがあります。

    代表的なものとしてはリスク分散でしょう。

    会社の意思決定機関や重要な情報システムが一か所に集中していると、自然災害が発生した際にそれらがダメージを受けてしまい、経営全体が停止してしまう恐れがあります。

    これは地震が多発しているなど、自然災害のリスクが高い地域だと殊更懸念すべきことです。

    万が一のことを想定し、あらかじめ意思決定機関や重要な情報システムを別の地域に分散しておくというリスク分散をしておくことは非常に有意義なことだといえます。

    また自然災害に見舞われた際の復旧手順も日ごろから会社内で行っておいても効果的です。

    緊急事態が発生した際の意思決定の手順や責任者の所在も明確にしておいたり、避難訓練を行っておくことで、自然災害が発生した際の会社の対応をスムーズにすることができます。

    ③情報セキュリティーポリシーの策定

    情報セキュリティーポリシーの策定は情報管理のリスクを回避する際に役立ちます。

    会社における情報管理は従業員一人一人の取り組みによって大きく変わります。

    個人情報の取り扱いに対するモラルや知識を養い、情報管理における禁止事項を明確化し、会社で徹底的に統制することは情報漏洩や情報流出の防止につながります。

    またスマートフォンやSNSの取り扱いに関しても注意を払っておくことも重要です。

    高性能の情報機器を誰もが持つ昨今、インターネットでの何気ない発言やちょっとした投稿が大きなリスクにつながる事態は想定できます。

    情報管理の過程で必要があればスマートフォンの持ち込みを禁止するなど、従業員一人一人が持つ情報が漏洩するリスクへの対処を行った方がいいでしょう。

    ④保険の活用

    損害賠償保険や経営者保険等を活用することもリスクマネジメントの一環だと言えます。

    保険料の負担こそありますが、万が一の事故の発生時に損害賠償保険は損害賠償の負担を軽くしてくれたり、経営者保険であれば経営者が病気などで倒れた際の経営上の損失を補填してくれるなど、トラブルが発生した際の損失の軽減に役立ちます。

    また保険は福利厚生や節税にも役立つものでもあります。

    従業員にむけた保険を持っておくことで従業員の福利厚生を手厚くすることができますし、保険料の支払いは損金算入ができるため節税にも使えます。

    ただ保険に加入する際は本当に役に立つものを慎重に検討し、選ぶ必要があります。

    保険のセールスマンに乗せられて不必要な保険に入ってしまい、かえって負担が増えるだけになってしまったというケースは少なくありません。

    ⑤従業員のマネージメント

    従業員一人一人のマネージメントを変化させておくこともリスクマネジメントにつながることです。

    パワハラやセクハラに代表されるような上司と部下のトラブルを避けるためにも、一定以上の役職についている従業員向けの研修を行えば、パワハラやセクハラにつながる言動を予防することにつながります。

    また残業、残業代、休日出勤など超過労働の予防も徹底的に管理すべき事柄です。

    最近では「ブラック企業」というレッテルが貼られるだけでも会社の損失が発生するケースは少なくありません。

    会社の社会的な信用性の低下や管理能力の欠如を指摘されるような事態になってしまうことは想像に難くないでしょう。

    必要があれば管理職向けの研修を行い、現場のマネージメントの課題の洗い出しや改善に努めることも必要です。

    加えて健康経営に代表されるように、従業員の健康面でのマネージメントも最近は重要視されています。

    健康診断の徹底や各種予防接種の実行、メンタルヘルスケアのためのストレスチェック、各種疾病の理解を深めるための研修などを通じて従業員の心身の健康を実現できれば、従業員の意識向上にもつながります。

    まとめ

    今回の記事をまとめると以下のようになります。

    • 経営リスクは会社経営の際に発生し得るリスクであり、様々な種類がある。
    • 経営リスクの種類は多種多様であるため、それぞれへのリスク対策も異なってくる。
    • リスクマネジメントとは対象となるリスクを組織的に管理し、そのリスクに酔って発生する損失などを回避、あるいは軽減するために行われるプロセスのことを指す。
    • 昨今は会社の業務の複雑化やアウトソーシングの増加などにより、会社の内外に向けたリスクマネジメントが重要となっている。
    • 経営リスクへの対策の中には単純にリスクに対処するものだけでなく、福利厚生の充実や従業員の意識向上などといった効果が期待できるものもある。

    経営リスクは経営環境や社会的な価値観の影響を受け、その都度種類が変化していくものです。

    そのため想定していなかった別の事柄がリスクとして顕在化する可能性もあります。

    また経営リスクが多種多様である以上、経営者には経営や業務などのディティールにまで気を配っておく必要があります。

    そして万が一トラブルが起こった際にどれだけ迅速に対処できるかも、日ごろからリスクマネジメントを徹底しているかどうかにかかってきます。

    経営者はより広い視野を持って経営や業務に臨み、適切なリスクマネジメントを確実に行っておくべきだといえます。

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