2020年3月30日更新会社・事業を売る

M&A案件の探し方を解説!中小企業や個人事業主向けの少額案件の探し方と注意点

M&Aが一般化し、経営戦略の選択肢の1つになりつつあり、さまざまな方法でM&A案件を探せるようになりました。今回は中小企業や個人事業主向けの少額M&A案件を中心に、会社規模に応じたM&A案件の探し方や注意点などを説明します。

目次
  1. M&A案件の探し方
  2. 中小企業のM&A案件の探し方
  3. ベンチャー・スタートアップ企業のM&A案件の探し方
  4. 個人事業主・サラリーマンのスモールM&A案件の探し方
  5. M&A案件の探し方の注意点
  6. M&Aで売れやすい案件とは
  7. M&A案件を探すためのおすすめサイト
  8. まとめ
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M&A案件の探し方

M&Aを検討していても、M&A案件の探し方がわからないという経営者は少なくありません。実際、会社買収や会社売却をしたいと思っていても、M&A案件がなければ、M&Aを進めることはできません。

そのため、M&A案件の情報の探し方は、M&Aを円滑にスタートするうえで非常に重要です。今回は中小企業、ベンチャー企業、個人事業主の少額M&A案件を中心に、会社規模に応じたさまざまなM&A案件の探し方や注意点をお伝えします。

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中小企業のM&A案件の探し方

日本は中小企業の数は業界を問わずかなり多く、M&Aが経営戦略として一般化した今、M&A案件の数は常に一定数生じています。中小企業のM&A案件の代表的な探し方は、次のとおりです。

  1. 知り合いや取引先を通じて探す
  2. M&A仲介サイトを使う
  3. M&A仲介会社などに依頼する
  4. 金融機関や投資ファンドに紹介してもらう

①知り合いや取引先を通じて探す

地道な方法ですが、効果的なM&Aを実現できる可能性が高く、実はとても貴重です。

身近な所で生まれたM&A案件は、そもそも親和性が高くシナジー効果が生まれやすいです。それに加え、M&Aコストがほとんどかからないため、大きなビジネスチャンスを見落とすのはもったいないです。

M&A案件を探す際にM&A仲介会社に依頼する前に、まずは身近のネットワークを生かしてM&A案件を探してみましょう。

ただし、旧知の仲だからといって、相手を信用して事業の精査をしないままM&Aを進めるのは要注意です。仲介料などのコストを節約できたぶん、会計士や弁護士などの専門家を活用して、より安全にM&Aを進めましょう。

②M&A仲介サイトを使う

M&A仲介会社に探してもらうのではなく、自分で探して見つけたい方におすすめです。最近では、登録が無料でできるうえに仲介料もかからないM&A仲介サイトがあり、買い手・売り手の双方にとって条件に見合った会社を見つけられる可能性が高いため、おすすめです。

もちろん、理想的な条件を持つ会社が確実に見つかるわけではないですが、コストを抑えてM&A案件を探せます。

M&A総合研究所の仲介サイトは1日1万人のユーザーが来訪し、M&A案件が豊富に揃っています。さらに、独自のAIにより、買収ニーズを登録しておけば自動的に条件が合う案件とマッチングできます。無料ですので、ぜひ利用してみてください。

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③M&A仲介会社などに依頼する

最も一般的な方法で、M&A仲介会社などにM&A案件の仲介を依頼します。M&A仲介会社や経営コンサルティング会社、税理士事務所などは独自のネットワークを持っており、表に上がっていないM&A案件の情報も把握している可能性が高いです。

そのうえ、交渉などで経験豊富なアドバイザーのサポートを受けられるため、M&Aが成功する可能性が高くなることが魅力です。

しかし、M&A仲介サービスの質はピンからキリまであるので注意しましょう。あくまでまれなケースですが、悪質な仲介会社であると成功確率が低いM&A案件を持ち込んで来たり、M&Aが成功しても、あまりシナジー効果が期待できないM&A案件を紹介してきたりするケースもあります。

また、報酬体系もさまざまで、手数料や着手金の有無が違います。完全成功報酬か否かで支払われるタイミングや金額も異なります。そのため、自社のM&Aに対する予算を踏まえたうえで、最適なM&A仲介サービスを選択しましょう。

M&A仲介会社であるM&A総合研究所は、M&Aに豊富な知識と経験を持つアドバイザーがM&Aをフルサポートいたします。公認会計士などの専門家も多数在籍しています。報酬は完全成功報酬型で、相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。

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④金融機関や投資ファンドの紹介

受動的ですが、銀行などの金融機関や投資ファンドが企業にM&Aを提案し、M&A案件を持ってくる方法です。探す手間が省けるうえに、M&Aを検討しているのであれば、まさに渡りに船であるといえます。

しかし、銀行や投資ファンドはその会社の利益よりも自分たちの利益を優先してM&Aを提案し、案件を持ってくるケースもあり得ますので注意しておきましょう。

典型的なパターンであると、銀行が債務超過の会社を整理するためにM&Aを持ちかけ、その会社の都合や利益を考えずにM&Aを実行させようとする場合があります。

もちろん、すべての金融機関や投資ファンドがそうではありませんが、M&Aを提案された際には、持ち込まれたM&A案件に利益があるのかをしっかり吟味しましょう。

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ベンチャー・スタートアップ企業のM&A案件の探し方

ベンチャー企業やスタートアップ企業は、中小企業と異なり、将来の成長性が期待できるぶん、現状の経営が不安定で、単体の経営継続が難しい場合もよくあります。近年は、ベンチャー企業やスタートアップ企業が早い段階で財務基盤を強化するためにM&Aを実行するケースが増えています。

ベンチャー企業やスタートアップ企業のM&A案件の代表的な探し方としては、次のものがあります。

  1. ベンチャーキャピタルなどの活用
  2. ベンチャー企業同士のM&A

①ベンチャーキャピタルなどの活用

ベンチャー企業やスタートアップ企業は将来的な成長が期待できるため、のれんが高くなる傾向があります。企業価値の算定に希望的観測が紛れ込むこともあるため、大企業はM&Aをためらうことも少なくありません。

そのため、自身の将来性やポテンシャルを活かしてくれるうえに、豊富な資金力でバックアップしてくれる理想的な買い手を探す必要があります。

中小企業と同じような探し方を使っても問題ありませんが、起業したてであるとネットワークがまだ狭く、資金力が低いため、時間をかけて手広く探すことは難しいこともしばしばです。

そこで、ベンチャーキャピタルやベンチャー専門の経営コンサルティング会社などといった、規模の小さい会社に特化した専門家のサポートを得ることがおすすめです。また、資金をバックアップしてくれたり、広範なネットワークを持っていたりするため、M&A案件を見つけやすくなります。

②ベンチャー企業同士のM&A

最近ではベンチャー企業同士のM&Aも少なくありません。大企業とのM&Aと違って、財務基盤の強化という効果はやや弱まりますが、すぐれた技術や新しいアイディア同士をかけ合わせることで、新たな事業開発が実現できることがあります。

より事業の発展を目指すうえで、ベンチャー企業やスタートアップ企業同士のM&Aも1つの選択肢です。

※関連記事
ベンチャーのM&A【M&A成功マニュアル】
M&A成功事例とは?大手・中小企業、スタートアップやベンチャー企業のM&A成功事例を解説

個人事業主・サラリーマンのスモールM&A案件の探し方

スモールM&Aとは、小規模な会社や個人事業主の間で行われるM&Aです。一般的なM&Aと同じく、事業承継や投資などを目的として行われ、近年では「少額M&A案件」として案件数も増えています。

アフィリエイトサイトやECサイトなどのWebサイト売買なども該当し、この場合、管理IDやパスワードだけの引き渡しのみという手軽さが魅力の案件もあります。

また、譲渡対価が500万円以下と少額で買収可能な案件も多く見受けられ、中には数十万円で取引されるM&A案件もあり、サラリーマンでもビジネスオーナーになることも夢ではありません。

スモールM&A案件の代表的な探し方としては、次のものがあります。

  1. マッチングサイトやM&A仲介会社の活用
  2. 事業引継ぎ支援センターなどの活用

①マッチングサイトやM&A仲介会社の活用

最も一般的な方法です。気軽に相手と接触できたり、一定のところまでなら無料で専門家のアドバイスを受けられたりします。また、理想的な案件を見つけやすい環境が以前より整ってきています。

しかし、マッチングサイトだけで進める場合には注意が必要です。スモールM&Aは、そもそも資金力や人材が限られている小規模な会社や個人事業主などが当事者で、M&Aを円滑かつ確実に行うことが難しくなることが多いです。

例えば、売主の経営者の存在自体がその会社の事業基盤である場合は、M&A後、経営陣が交代した途端に取引先の離反や従業員の退職などが生じ、M&Aをする前の状態とかけ離れた事業になることがあります。そうなると、せっかくのM&Aが無意味になりかねません。

近年まで、スモールM&Aは規模が小さく報酬が下がるため、一部の仲介会社やコンサルティング会社では、少額案件の場合はM&Aのサポートも請け負わないというケースが多く見受けられました。

しかし最近では、スモールM&Aの案件が増え、事業承継のニーズが高まっていることから、スモールM&A案件の取り扱いが可能な仲介会社などが徐々に増えています。

各社ともサポートの充実を図っていますので、理想的なM&Aを実現するためにM&A仲介会社などのサポートも積極的に活用しましょう。

②事業引継ぎ支援センターなどの活用

事業承継を目的としたM&Aを行いたい場合は、事業引継ぎ支援センターのような公的機関を使う方法もあります。

この公的機関は中小企業や個人事業主などの事業承継支援のために設立され、ローコストでM&A案件を探してくれたり、案件化を行ってくれたりします。

事業承継が目的であるため用途は限られますが、事業や従業員を守りたいのであれば非常に頼りになる機関といえます。

※関連記事
スモールM&A
事業引継ぎ支援センターに相談するのは危険?仲介会社との違いは?

M&A案件の探し方の注意点

ここでは、M&A案件の探し方の注意点について、売り手側・買い手側それぞれの立場から説明します。

①売り手がM&A案件を探す場合の注意点

自社の「ウリ」を明確にし、その「ウリ」が相手の目的に合致するかという視点をもって、ふさわしい買い手のイメージをもって相手を探すようにしましょう。これは、会社や事業を売却するときに限った話ではありません。

例えば、日頃の営業活動で、自社の製品あるいはサービスを提供する際には、当然、自社の特徴に基づいてマーケティングし、顧客を獲得することが多いでしょうが、M&Aにおいても、通常の営業活動と本質的には変わりません。

「だれでも良いから買ってほしい」という発想は持たないようにしましょう。現実の商品販売やサービス提供でうまくいかないように、M&Aの世界でも漠然としたイメージのまま買い手を探しても、うまくいかないことが多いです。

例えば、相手は法人と個人のどちらが良いのか、同業者と他業種のどちらが良いのかなど、まずは売り手側が買い手を選ぶ意識をもって、じっくり慎重に相手探しを始めることが重要です。

②買い手がM&A案件を探す場合の注意点

買収目的や本業とのシナジーを明確にする、利回り計算をするなどは言うまでもないですが、買収後も事業運営がしっかり継続できるかを検討しておくようにしましょう。

M&Aを行うこと自体が目的となり、本来の目的を見失うというミスに陥りやすいものです。ハードな交渉を繰り返すうちにクロージングで精一杯となってしまい、買収後の体制を考えることが抜け落ちやすくなるため要注意です。

M&Aはあくまで手段であって目的ではありません。「当初想定したシナジー効果を得ること」「利回りを得ること」がM&Aの本来の目的であり、M&A後に事業が滞ることなく円滑に運営されることを前提としたM&A案件探しを心がけましょう。

また、M&Aで困ることがあれば、M&A仲介会社のサポートを得るようにしましょう。M&A総合研究所では、公認会計士がM&Aのサポートを行っており、財務の知識だけではなく豊富なM&Aの経験を活かして、M&Aをフルサポートします。

M&A総合研究所は、中小企業のM&Aの実績も豊富で、中小企業の経営者が考えているM&Aをしっかり把握したうえでサポートします。また、報酬は国内最安値水準で、できる限りコストを抑えたM&Aをお考えの方はお気軽にご相談ください。

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※関連記事
M&Aの目的とは?売り手(売却)、買い手側(買収)におけるM&Aの目的を解説
M&Aのメリットとは?買い手・売り手のメリットやM&A戦略策定・手法別のメリットを紹介

M&Aで売れやすい案件とは

M&Aで売れやすい案件とは、「強み」や「ウリ」が明確な案件であるといっても過言ではありません。赤字でも債務超過でも売れる案件は売れます。

売れやすい案件の条件は、例えば、売却の目的の明確さ、売主の売却の意思の強さ、弱みやリスクの度合いや克服方法などさまざまですが、やはりその事業の「強み」が何よりも重要な要素です。

しかし、特に以下のような場合には、特異なノウハウや技術を持っている会社であっても、謙虚になりすぎてうまく自社の強みをアピールできない傾向が強く、結果として買い手の目に留まらない=売れにくい案件になることもよくあります。

  • 少額案件や赤字債務超過案件
  • 売上額や従業員数が少ない
  • デューデリジェンスでのネガティブチェック

謙虚さをウリにして積極的にアピールせずとも、都合よく買い手のピンポイントなニーズにはまることは確かにありますが、非常にまれです。

自分の会社の「ウリ」を明確にするためにまずは自己分析を徹底し、買い手の目に留まりやすいプレゼンテーションを行うという意識を持ちましょう。

また、M&Aではデューデリジェンスというプロセスがあり、買い手が潜在的なリスクを洗い出す作業です。簿外債務や係争事象などといったネガティブな事項も事細かに調査されるため、これに耐えられるのか不安な売主も多いです。

しかし、あらかじめ自己の「強み」を整理しておくことで、デューデリジェンスの不安を和らげられます。

何事も表裏一体で、「強み」がある一方で「弱み」もありますが、「強み」を認識しなければ、デューデリジェンスによってあらわになった「弱み」ばかりが目に入ってしまいます。

そこで、自社の「ウリ」を整理し自信を持つことで、条件交渉で弱気になることを回避でき、お互いにとって建設的な交渉ができます。これが結果として、無事に成約=売れることになります。

※関連記事
デューデリジェンスとは?目的・方法・種類
M&Aにおけるデューデリジェンスとは?費用や種類、注意点を解説

M&A案件を探すためのおすすめサイト

ここでは、M&A案件を探すためのおすすめサイトを3つご紹介します。

①M&A総合研究所

日本最大級のM&A仲介サイトで、M&A案件の掲載件数の豊富さが特徴です。

M&A案件は数にばらつきがあり、業界によっては全く見つからないことがありますが、M&A総合研究所の仲介サイトでは理想的なM&A案件を見つけられる可能性が高いです。

M&Aはデューデリジェンスなど専門家の知識が必要なプロセスが複数ありますが、M&Aの経験と専門的な知識が豊富な会計士や税理士が多数在籍しており、このようなプロセスにもしっかり対応できます。

また、完全成功報酬制でM&Aが成約しない限り料金が発生しません。万が一、M&Aが成約に至らない場合でも無駄な出費をせずにすみます。

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②M&A市場SMART

1999年に開設された日本最初のM&A仲介サイトで、M&A案件を豊富に掲載しています。また、メールマガジンなどで最新のM&A情報を教えてくれるのもうれしいポイントです。

母体のストライクはM&A仲介会社として豊富な実績があり、M&Aが成功できるようにクライアントを徹底的にバックアップしてくれます。

③Batonz

M&A仲介会社である日本M&Aセンターが運営しています。事業承継を目的としたM&A案件を専門的に扱っており、後継者不在のため、次世代に会社・事業の経営を託したい方におすすめです。会社買収を検討するための情報も豊富に取り揃えています。

さらに、今後はAIを活用した契約書の自動作成サービスや、売却を考えている会社向けに売却価格を算定できるサービスなども展開予定で、より使いやすいM&A仲介サイトになるでしょう。

もちろん日本M&Aセンターでは、事業承継以外の目的のM&A案件を扱っています。

※関連記事
株式会社ストライクの仲介手数料や成約件数、株価について解説
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まとめ

最近ではM&Aが一般化し、さまざまな方法でM&A案件を探せますが、売却や買収に向けた準備をしっかり行ったうえで、自社にとって最適な方法でM&A案件を探すようにしましょう。今回の記事をまとめると、以下のとおりです。

・中小企業のM&A案件の探し方
→知り合いや取引先を通じて探す、M&A仲介サイトを使うなど

・ベンチャー・スタートアップ企業のM&A案件の探し方
→ベンチャーキャピタルなどの活用など

・個人事業主・サラリーマンのスモールM&A案件の探し方
→マッチングサイトやM&A仲介会社の活用など

・M&A案件の探し方の注意点
→売り手:自社のウリと合致する買い手を探す
 買い手:買収後も継続して事業運営ができる売り手を探す

・M&Aで売れやすい案件
→自社の強みとウリを把握し、プレゼンで自信を持ってアピールできているもの

・M&A案件を探すためのおすすめサイト
→M&A総合研究所、M&A市場SMART、Batonz

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