M&A・事業承継の理解を深める M&A総合研究所ポータル(旧M&A STORY)

Logo

この記事は、約 2分で読めます。
M&Aの市場規模

M&Aの市場規模

目次

    M&Aの市場規模

    中小企業を始めとして、多くの企業がM&Aを活用した経営戦略を採用しています。

    経営者の中には、M&Aが活発化している事を耳にした経験のある方もいるかと思います。

    M&Aはどの程度活発化しているのでしょうか?

    今回はM&Aの市場規模に焦点を当てます。

    M&Aの市場規模を知りたい方必見です。

    M&Aの市場規模は?

    まず初めに、日本国内におけるM&Aの市場規模を解説します。

    これまでの市場規模の変遷と、今後のM&Aの市場規模についての予想をお伝えします。

    ⑴M&Aの市場規模の変遷

    株式会社レコフの調査によると、M&Aの件数は近年右肩上がりに増加傾向です。

    1990年には年間約700件程度でしたが、2000年代に突入して以降急増し始め、2017年には3,000件を超えるM&Aが実施されました。

    リーマンショックや東日本大震災の影響により一時的には減少したものの、27年間で約4倍程度増加しました。

    M&Aの件数増加に伴い、市場規模を表す取引総額も急増しています。

    1990年には年間約5兆円程度の市場規模でしたが、2016年には約20兆円弱まで市場規模が拡大しました。

    調査した機関により、2016年度のM&A市場規模は17兆円〜20兆円とばらつきがあるため、20兆円弱と推定します。

    株式会社レコフの調査に基づくと、2017年度は取引総額が15兆円を下回ったものの成約件数は過去最高を更新している為、市場規模は拡大しているでしょう。

    ⑵今後のM&A市場規模の予測

    2018年1〜7月までのデータを確認すると、更にM&Aの市場規模が拡大しています。

    市場規模(取引総額)は、2018年7月時点で過去最高となる約22兆円程度に昇っており、30兆円に到達する勢いです。

    今後中小企業のM&Aや海外進出目的のM&Aが増加するに伴い、さらに市場規模が拡大すると見込まれます。

    ※関連記事

    M&A件数の推移とは?国内、海外のM&A件数の推移を解説

    形態別に見るM&Aの市場規模

    この項では、M&Aを「IN-IN」、「IN-OUT」、「OUT-IN」の3形態に分けて市場規模を解説します。

    ⑴IN-IN

    IN-INとは、日本企業同士のM&Aです。

    まず成約件数から確認すると、90年代から一貫してIN-IN型のM&A件数が三形態の中で最も多いです。

    M&A成約件数のうち約7割がIN-IN型M&Aとなっている一方で、市場規模自体は小さいです。

    90年代〜2000年代前半までは、IN-IN型M&Aの市場規模が相対的に大きかったものの、昨今は市場規模は縮小しています。

    直近2〜3年を確認すると、全体のうち約2割程度まで相対的な市場規模が縮小しています。

    成約件数が増加する一方で市場規模が縮小している事から、一件あたりの成約金額が少なくなっている現状が見て取れます。

    この背景には、日本国内で小規模な中小企業によるM&Aが増加していることがあります。

    従来は数億円〜数十億円規模のIN-IN型M&Aが主流でしたが、近年は数百万円〜数千万円規模のM&Aが主流になりつつあります。

    ⑵IN-OUT

    IN-OUT型のM&Aは、IN-INと対照的な動きを見せています。

    IN-OUTとは、日本企業による海外企業とのM&Aです。

    成約件数自体は、全体的な増加に伴い安定的に増加しています。

    一方でM&Aの市場規模(取引総額)は、ここ数年急増しています。

    90年代は全体のうち約2割程度の市場規模でしたが、ここ数年は半分程度の市場規模を占めています。

    金額で表すと約8〜10兆円規模の市場規模に昇り、IN-OUT型M&Aの市場規模は急成長しています。

    以上のデータから、日本企業によるクロスボーダーM&Aが活発化している事が分かります。

    ⑶OUT-IN

    OUT-IN型M&Aとは、海外企業による日本企業の買収です。

    成約件数自体はほぼ変化していない一方で、16〜17年に渡ってM&Aの市場規模が急成長しました。

    今年度も7月までの時点で、前年比で約2倍以上まで市場規模が拡大しています。

    海外企業による超大規模な買収の活発化が、OUT-IN型M&Aの市場規模拡大の理由です。

    ※関連記事

    M&Aの動向

    中小企業のM&A市場規模

    日本の企業のうち、大半が中小企業と言われています。

    中小企業とは、社歴の長い中小企業に加え、創業したてのベンチャー企業も含まれます。

    中小企業に限定すると、M&Aの市場規模はどの程度なのでしょうか?

    中小企業に限定してM&Aの市場規模を調査した事例は、残念ながら存在しません。

    正確な中小企業M&Aの市場規模は存在しないものの、他のデータからおおよその市場規模は推測可能です。

    ここ数年IN-IN型M&Aの成約件数は増加しているにも関わらず、市場規模自体は縮小していると先ほど述べました。

    大企業が売り手となるM&Aと比べて、中小企業が売り手となるM&Aは成約金額が低いです。

    つまり中小企業のM&Aが増加したため、件数自体は増えたものの、市場規模全体は縮小したと考える事が可能です。

    正確な市場規模は分かりませんが、中小企業M&Aの市場規模は確実に成長していると言えます。

    ベンチャー企業によるM&Aもますます活発化するため、中小企業M&Aの市場規模は急成長を遂げるかもしれません。

    ※関連記事

    中小企業のM&A仲介会社、案件の探し方とは?成功・失敗事例や注意点を解説

    M&Aの市場規模が拡大している理由

    M&Aの市場規模は、中小企業も含めて全体的に拡大しています。

    では、どうしてM&Aの市場規模は拡大しているのでしょうか?

    この項では、M&Aの市場規模が拡大している理由を4つご紹介します。

    ⑴事業承継問題の顕在化

    ここ数年日本国内では経営者の高齢化が進行しており、事業承継のニーズが高まっています。

    事業承継の必要性が高まっている一方で、後継者不足に悩まされる企業が急増しています。

    一昔前から中小企業の事業承継問題は進行していたものの、世間一般的には知られていませんでした。

    近年新聞やマスコミにより問題が取り上げられる機会が増え、多くの経営者やM&Aの専門家が事業承継問題を認識し始めました。

    問題を認識した経営者が増えた結果、第三者に会社を売却するケースが一般化してきました。

    一件あたりの成約金額は少ないものの、件数自体が増加する事により、M&Aの市場規模は今後も拡大していくでしょう。

    ⑵買い手の増加

    従来は資金力のある大企業や外資ファンドがM&Aの買い手となるケースが大半でした。

    近年はM&Aのメリットが広く知られる様になり、様々なプレイヤーが買い手として参入しています。

    事業承継問題等により、近年は数百万円規模で買収可能なスモールM&Aの案件が増加してきました。

    M&Aの成約金額が低下した事も相まって、個人事業主、サラリーマンや起業希望者が買い手として加わりました。

    買い手の増加に伴い、M&Aの市場規模も相対的に増加しています。

    ⑶M&Aアドバイザリーや金融機関による支援の充実化

    一昔前は大規模な案件を取り扱うM&Aアドバイザリーが殆どでしたが、最近は中小企業や個人事業主のM&Aを取り扱うM&Aアドバイザリーも現れてきました。

    金融機関も融資制度やマッチング、M&Aに対するサービスを積極的に実施しています。

    支援機関や制度が増加してきた事により、中小企業や個人事業主でもM&Aを活用しやすくなりました。

    その結果M&Aの件数が増加し、市場規模の拡大に繋がっています。

    ⑷経済のグローバル化

    経済のグローバル化に伴い、海外進出を図る企業が急増しています。

    海外進出は多くの時間やコストがかかるので、非常にリスクの高い経営戦略です。

    スピーディーかつ低リスクに海外進出を図る上で、M&Aは非常に有用な手段です。

    海外進出にM&Aが有用である事が多くの企業に知られる様になり、IN-OUT型M&Aの件数や成約金額が増え、結果的に市場規模が成長しました。

    今後さらに経済のボーダーレス化が進行し、上記の傾向は続くでしょう。

    ※関連記事

    事業承継とM&Aの違いとは?メリット・デメリット、件数を解説

    まとめ

    今回は、M&Aの市場規模に関して解説しました。

    M&Aの市場規模は90年代以降ほぼ一貫して成長しており、特にここ数年は急激に拡大しています。

    事業承継問題が顕在化した事やベンチャー企業がエグジットの手段としてM&Aを認識し始めた事もあり、中小企業M&Aの市場規模は急成長しています。

    経済のグローバル化に伴い、大企業によるIN-OUT型M&Aの市場規模も拡大しつつあります。

    M&Aの市場規模は現代を取り巻く様々な事情により、劇的な拡大を見せています。

    今後事業承継問題やグローバル化が進行するに伴い、さらにM&Aの市場規模は成長する可能性が高いです。

    要点をまとめると下記になります。

    • M&Aの市場規模

    →2016年は20兆円弱、2018年以降は更なる市場規模の拡大が期待できる

    • 形態別に見るM&Aの市場規模
    1. IN-IN→成約件数が増加している一方で、相対的な市場規模は縮小している(一件あたりの規模が縮小)
    2. IN-OUT→成約件数は安定的に増加しているが、市場規模は急激に成長している(一件あたりの成約金額が増大)
    3. OUT-IN→成約件数はほぼ変化がない一方で、ここ2〜3年で市場規模は急成長している(一件あたりの成約金額が増大)
    • 中小企業M&Aの市場規模

    →IN-IN型M&A件数と市場規模の相関から、中小企業M&Aの市場規模が拡大している事が見て取れる

    • M&Aの市場規模が拡大している理由

    →事業承継問題の顕在、買い手の増加、M&Aアドバイザリーや金融機関による支援の充実化、経済のグローバル化

    M&A・事業承継のご相談ならM&A総合研究所

    M&A・事業承継のご相談なら専門の会計士のいるM&A総合研究所にご相談ください。
    M&A総合研究所が全国で選ばれる4つの特徴をご紹介します。

    M&A総合研究所が全国で選ばれる4つの特徴

    1. 業界最安値水準!完全成果報酬!
    2. M&Aに強い会計士がフルサポート
    3. 圧倒的なスピード対応
    4. 独自のAIシステムによる高いマッチング精度
    >>M&A総合研究所の強みの詳細はこちら

    M&A総合研究所は会計士が運営するM&A仲介会社です。
    企業会計に強く、かつM&Aの実績も豊富です。全国にパートナーがいるので案件数も豊富。
    また、業界最安値水準の完全成果報酬制のため、M&Aが成約するまで完全無料になります。
    まずはお気軽に無料相談してください。

    >>【※国内最安値水準】M&A仲介サービスはこちら

    電話で無料相談WEBから無料相談
    • 02
    • 03
    • 04
    • 05
    お電話でのご相談
    03-6427-8841
    WEBから無料相談