2020年10月4日更新会社・事業を売る

M&A成功事例とは?大手・中小企業、スタートアップやベンチャー企業のM&A成功事例を解説

M&Aの成功事例を知ることで、M&A失敗の要因となるリスクを低減し、成功確率を高めることができます。今回の記事では、大手からベンチャーまでさまざまな規模の企業の成功事例を参考に、M&Aにおける成功のポイントを解説します。

目次
  1. M&Aの成功事例を見る目的
  2. M&Aの成功と失敗
  3. M&Aの成功事例における目的
  4. 大手企業のM&A成功事例集5選
  5. 中小企業のM&A成功事例集5選
  6. スモールM&Aによる成功事例
  7. 赤字会社のM&A成功事例
  8. 海外のM&A成功事例集5選
  9. まとめ
  • 今すぐ買収ニーズを登録する
  • 公認会計士がM&Aをフルサポート まずは無料相談

【※メルマガ限定】プレミアムM&A案件情報、お役立ち情報をお届けします。

M&Aの成功事例を見る目的

M&Aの成功事例を見る目的

M&Aを検討している経営者は、年々増えています。その背景としては、国内市場の縮小、海外進出の必要性、後継者不足など個別の事情によってさまざまです。

M&Aに成功すれば、業績が良くなり、市場シェアを拡大できるメリットがあります。その一方で、M&Aにはデメリットや失敗するリスクもあるため、M&Aを検討する際には、失敗例やデメリットにも目を向けなくてはなりません。

したがって、M&Aの成功事例を見ておくことで成功のためのノウハウが得られ、結果的に自社のM&A成功率を上げることができます。

M&Aをスムーズに成功させるためには、着実にメリットを獲得しつつ、デメリットやリスクを回避する必要がありますが、複雑な専門知識も必要となるため、M&A仲介会社やアドバイザリーに実務をサポートしてもらうことをおすすめします。

M&A仲介会社であるM&A総合研究所は、公認会計士などの専門家が多数在籍しており、豊富なM&Aノウハウにより丁寧なサポートをお約束します。

また、完全成功報酬制で費用も国内最安値水準のため、なるべく軽い負担でM&Aを成功させたいという場合には、お気軽にご相談ください。
>>【※国内最安値水準】M&A仲介サービスはこちら

※関連記事
M&Aとは?M&Aの意味から手続きまでをわかりやすく解説!
M&Aニュース事例33選!どんなM&Aが注目される?

M&Aの成功と失敗

M&Aの成功と失敗

M&Aが成功したか失敗したかは、当事者の目的が達成されたかどうかで判断されます。

そのため、M&Aによって利益額そのものが増えたとしても、当事者の目的が満たされていなければ成功事例とは呼べません。

企業のシェア拡大や利益増大などを目的として、現在では多くの企業でM&Aが活用しています。M&Aの成功事例が多くある一方で、獲得した事業をうまく軌道に乗せられず失敗してしまう事例も少なくありません。

「M&Aに成功した企業はどんな目的でM&Aを実施していたの?」と疑問をお持ちの経営者の方もいると思います。次に、M&Aの成功事例における目的について、買い手側と売り手側それぞれの立場から説明します。

※関連記事
M&A失敗の要因とは?失敗割合や失敗した会社の事例を解説
M&Aの成功率を高める方法

M&Aの成功事例における目的

M&Aの成功事例における目的

M&Aの成功事例をお伝えする前に、成功事例として知られているM&Aが、どのような目的を持って実施されたのかを紹介します。

各成功事例において、買い手側、売り手側がM&Aにどのような目的を持っていたかを把握しておくことで、自社がM&Aを実施する際の目的を明確にしやすくなります。

①買い手側の目的

成功事例の買い手側は、主に以下の目的を設定してM&Aを実施しています。

  • 事業の拡大
  • 新市場への参入
  • 成長加速

新規市場に参入する際に、その分野に精通する企業を買収できれば、効率的かつ少ないリスクで確実な市場進出が目指せます。また、買い手側は売り手との相乗効果が見込めるため、自社の成長速度を加速させることもできます。

ただし、M&A市場は、業界によっては売り手市場になっていることもあり、買い手側は売り手が見つからず苦労する場面も少なくありません。このような悩みなくスムーズに案件を探したい場合には、M&Aプラットフォームの利用をおすすめします。

M&A総合研究所のM&Aプラットフォームは1日1万人のユーザーが来訪する大規模なM&Aメディアです。また、独自のAIを駆使したマッチングを行っており、買収ニーズを登録することで、条件に合った売り手を探すことが可能です。無料ですので、ぜひ利用してみてください。
>>買収ニーズ登録はこちら

※関連記事
事業拡大とは?施策や戦略、成功事例・失敗事例を解説
海外進出のメリットとデメリット

②売り手側の目的

一方で、成功事例の売り手側は、主に以下の目的を設定してM&Aを実施しています。

  • 事業のリストラ
  • 資金の調達
  • 後継者探し

採算が合わない事業を売却することにより、将来性や得意分野を活かしながら、本業や将来性のある分野へ集中・専念することが可能です。売却資金により、新規事業のための資金を調達したり業績が悪化している分野に資本を注入できるメリットも見込めます。

また、日本の中小企業では後継者不足が深刻な問題となっており、第三者から後継者を見つける目的でM&Aによる事業承継が増加しています。

※関連記事
M&Aの目的とは?売り手(売却)、買い手側(買収)におけるM&Aの目的を解説
資金調達方法について解説します

大手企業のM&A成功事例集5選

大手企業のM&A成功事例集5選

ここからは、いよいよM&Aの成功事例を確認していきます。まずは大手企業のM&A成功事例として、以下の5つを紹介します。

  1. JTのRJRI買収
  2. 日本電産の66企業買収
  3. ソフトバンクの日本テレコム買収
  4. 楽天のFablic買収
  5. 大正製薬のドクタープログラム買収

①JTのRJRI買収

JTは1999年にアメリカのたばこメーカーのRJRIを約9,400億円で買収し、海外市場への進出や事業の拡大の目的を果たしました。これを機にJTは世界への大きな一歩を踏み出しました。

これによって、従来の約10倍となるたばこ販売本数を海外市場で獲得するとともに、世界的なブランドとしての知名度の獲得、工場・営業拠点・人材の獲得などの成長加速までも果たしています。 

このようにさまざまな目的を達成しているため、M&A成功事例の中でも模範案件と言っても過言ではありません。

買収直後に株価は下がりましたが、JTは、中長期的な投資プランを保有していたので、すぐに株価を持ち直しています。 このような投資によって、旧RJRJ時代の投資不足によるブランド価値低下や品質劣化の食い止めに成功し、旧RJRI従業員の信頼を得ることに成功しています。

また、リストラやコスト削減をしつつ投資をブランド育成にあてる戦略も、M&Aが成功した要因の一つです。 

②日本電産の66企業買収

日本電産は1984年から2019年までの間に66件ものM&Aを行い、そのほとんどを成功させています。

その成功の秘訣は、M&A終了後も一方的な経営統合ではなく、買収先と寄り添うM&A戦略を大切にしていることです。その一方で、無駄を徹底的に排除する戦略を取り入れています。

ある一例では、M&A先の経営者を退職させず、従業員も以前と同じように雇用を維持しました。その結果、会社全体の士気を上げることに成功し、経営再建を実現しました。

③ソフトバンクの日本テレコム買収

ソフトバンクは、2004年にリップルウッド・ホールディングス傘下の固定通信事業者である日本テレコムを買収しました。その目的は、日本テレコムのODNユーザーをスムーズにYahoo!BBに移行し、ネットワークへの投資を抑えることでコスト削減を図ることでした。

買収当時、リップルウッドが日本テレコムを買収したときの負債が残っていたため、ソフトバンクとのM&Aによって、さらに経営が悪化すると考えられていました。

ところが、ソフトバンクによる法人向け営業への注力や、組織の能率向上・インフラ統合によるコスト削減などの結果、M&A実施から3年後に経営再建を果たしました。 

リスクの大きいM&Aであると話題になりましたが、結果的には成功し、ソフトバンクはM&Aによって得たノウハウを戦略的資産として残すことができました、長期的な視点からもメリットの多い成功事例といえます。

④楽天のFablic買収

楽天は、個人間取引事業の強化を目的として、2016年にフリマアプリサービスを提供するFablicを買収しました。当時、楽天は様々なジャンルの商品を取り扱っていましたが、特化したジャンルがありませんでした。

そこで、Fablicが運営するフリマアプリ「フリル」を活用することで、女性ユーザーの支持を集めようと考えたのです。さらに楽天は、自社のアプリ「ラクマ」との相乗効果も狙っていました。

上記の予想が見事に的中し、2017年の流通総額はおよそ1,400億円にも及んでいます。このように、自社サービスとの相乗効果を狙う目的でM&Aを実施して、成功を果たす事例は少なくありません。

⑤大正製薬のドクタープログラム買収

大正製薬は通信事業やスキンケア事業の強化を目的として、2016年にドクタープログラム株式会社の買収しました。当時の大正製薬では、セルフメディケーション事業の強化を図るために、通信販売事業の拡充が求められていました。

そこで、ドクタープログラムの強みである基礎化粧品の開発や販売ノウハウが活かせると考えたのです。上記の目的でM&Aを実施した結果、大正製薬の販売網やノウハウの共有による事業規模拡大が見込まれています。

このように、相手企業の強みを活かして自社の事業規模を拡大する目的でM&Aを実施して、成功を収めている事例は少なくありません。

※関連記事
シナジー効果の意味とは?M&A成功事例や多角化戦略、使い方をわかりやすく解説
M&A失敗例から学ぶ成功のポイント

中小企業のM&A成功事例集5選

中小企業のM&A成功事例集5選

次は、中小企業のM&A成功事例として、以下の5つを紹介します。

  1. 後継者不在の会社Aの事例
  2. 新事業を立ち上げたい会社Cの事例
  3. 多角化を目指した会社Eの事例
  4. 垂直統合を図った会社Gの事例
  5. 家庭の事情を解決した会社Iの事例

①後継者不在の会社Aの事例

学習塾を営む会社Aは、地域に4店の学習塾を展開していましたが、経営者の高齢化によって事業の存続が難しくなっていました。しかし、経営者の子供は会社を引き継ぐ意思を持っておらず、他に適切な後継者もいない状態でした。

そこで会社Aは、他の地域への進出を考えていた会社Bに買収してもらい、事業を存続し、雇用や生徒を守ることができました。この成功事例は、後継者不在を解決するための事業承継M&Aの典型例といえます。

中小企業は後継者不在が深刻な問題となっており、事業の継続が困難な状態に陥っている会社が少なくありません。後継者不在の問題を状況を打開するためにM&Aを用いるというケースは年々増えています。

②新事業を立ち上げたい会社Cの事例

IT系の会社Cはソフトウェアの開発を行っていましたが、新事業として通販事業を展開しようとしていました。しかし、必要な設備や人員の確保が難しかったため、通販事業を行っている会社DをM&Aにより合併しました。

会社Cは、会社Dのノウハウ、設備、人員を吸収し、無事に通販事業を展開させることができました。この成功事例は、中小企業が新事業を展開する際にM&Aを活用した典型例です。

資金や規模に限りがある中小企業にとって、初期投資を行って新規事業の展開することはリスクをともないますが、このように他社の設備などをM&A後に活用することで、そのリスクを回避することができます。

③多角化を目指した会社Eの事例

E社は、中部地区で合成樹脂材料と製品の販売を行っていましたが、アパレルに関連した事業を拡大する目的で、買収先の企業を探していました。

そこでM&A仲介会社に依頼したところ、事業承継先を探していたカジュアルシャツを販売するF社とマッチングして、基本合意・デューデリジェンスを経た後に譲渡契約に至りました。

これにより、E社は、自社事業の多角化に成功しています。また、F社の取引先・従業員・不動産をそのまま引き継いだことで、技術やノウハウも獲得できたのです。このように、自社の事業を多角化してさらなる成功を図るためにもM&Aは活用されています。

④垂直統合を図った会社Gの事例

関東で事業を営むG社は、遊戯機器の製造と販売を行っていましたが、企業の成長を図る目的で、システムの開発事業への着手を検討していました。ソフトウエアの開発から製品の製造までを一貫して行うことで、フレキシブルな対応ができると判断したためです。

そこでM&A仲介会社を依頼したところ、ソフトウエアの開発を事業とするH社とマッチングしてM&Aを行いました。このときH社の経営者は引退するには早い年齢だったこともあり、買収後もH社のかじ取りを任せる方針を取りました。

買収後もH社に経営を任せることで、交渉やデューデリジェンスも滞りなく進み、スムーズな譲渡契約の締結に成功しています。

このように、単なる会社買収ではなく、ときには垂直統合を行うことで事業の効率化を図ることができるのもM&Aの強みです。

⑤家庭の事情を解決した会社Iの事例

東京でネイルサロンを運営するI社は、経営こそ順調だったものの、経営者は既婚者であり、子どもを抱える主婦でした。その上、夫の転勤や第二子出産などのタイミング重なったことで、家庭と事業の両立ができないと判断し、M&Aによる会社売却を決断しました。

そこでM&A仲介会社を利用したところ、ネイルサロン業への事業進出を狙っていた健康食品販売を行うJ社とマッチングして、M&Aが実施されました。これによりI社の経営者は経営権を譲渡し、売却資金を獲得できたのです。

このように、家庭の事情から会社を手放したい場合にも、M&Aは広く活用されています。

上記の事例のようにM&Aをスムーズに成功に導くためには、M&A​​​​​​​仲介会社のサポートを受けることをおすすめします。

M&A総合研究所は、豊富な成約実績があり、さまざまな規模や業種のM&Aを力強くサポートいたします。M&A総合研究所には専門的な知識や経験が豊富なアドバイザーが在籍しており、培ったノウハウを活かしM&Aをサポートいたします。

さらに、スピーディーなサポートを実践しており、平均3ヶ月という期間で成約を実現します。
>>【※平均3ヶ月でスピード成約】M&A仲介サービスはこちら

※関連記事
中小企業のM&A仲介会社、案件の探し方とは?成功・失敗事例や注意点を解説
事業の多角化

スモールM&Aによる成功事例

スモールM&Aによる成功事例

スモールM&Aとは、小規模な会社(ベンチャー企業やスタートアップ企業など)や個人事業主が行うM&Aのことをいいます。経営戦略としてM&Aが一般化してからは、ベンチャー企業やスタートアップ企業などが積極的に実施しているため、事例数が増えています。

スモールM&Aの成功事例として、以下の2つを紹介します。

  1. ネクソンのピクセルベリースタジオ買収
  2. ジラフのPeing-質問箱買収

①ネクソンのピクセルベリースタジオ買収

2017年に大手ゲーム会社であるネクソンは、アプリゲームの開発を行うピクセルベリースタジオを買収しました。当時のピクセルベリースタジオは、創立して5年しか経っていない若い会社でしたが、ヒットゲームをいくつもリリースしていました。

M&Aによりネクソンはピクセルベリースタジオを買収した後に連結子会社化することで、さらなるコンテンツの拡充に成功しています。

②ジラフのPeing-質問箱買収

2017年に中古車買取業を展開しているジラフは、匿名質問サービスの「Peing-質問箱」を買収しました。この事例の特筆すべき点としては、「Peing-質問箱」は、個人が開発したアプリであり、ジラフは個人からサービスを買収したという点です。

おまけにこの買収は、「Peing-質問箱」がリリースされてから1ヶ月後に行われており、ジラフがかなり早い段階で青田買いを実施したといえます。

この事例は、会社と個人間のM&Aという珍しいケースですが、規模に関わらず価値のあるコンテンツにも注目が集まっている今のビジネスシーンを象徴しているといえます。

このように、事業規模が小さくても価値のあるコンテンツが高く評価されるM&A事例は今後も増加すると見られています。

※関連記事
スモールM&A
M&Aの動向

赤字会社のM&A成功事例

赤字会社のM&A成功事例

「赤字企業がM&Aに成功した事例はあるの?」と疑問に思う経営者の方もいると思います。赤字会社というとM&Aが難しいイメージはありますが、決してそうではありません。

実際、赤字経営の会社や債務超過の会社の成功事例もあり、M&A後に黒字になった事例もあります。代表的な例としては、CMで有名なライザップによる広告メディアのぱどのM&Aがあります。

ぱどは業績不振が続き、赤字状態が続いていましたが、マーケティング力の向上を目指していたライザップがぱどを子会社化しました。

その際ライザップは、ぱどの経営状態を改善するために発行しているフリーペーパーを年間5億円以上発注する契約を行うなど、広告や宣伝の主力としてフル活用することで、ぱどを時価60億円にまで回復させました。

このように、買い手と売り手のメリットが一致すればM&Aは成立しますし、その後の経営次第では赤字を脱出することが可能です。

※関連記事
ライザップによる買収・M&Aとは?買収事例やM&A戦略について解説
M&Aを活用した事業再生とは?メリット・デメリットの流れをご紹介

海外のM&A成功事例集5選

海外のM&A成功事例集5選

海外企業の成功事例からも多くの学びがあります。ここでは、海外のM&A成功事例として、以下の5つを紹介します。

  1. クラフト・フーズ・グループのHJハインツ買収
  2. セブン&アイ・ホールディングスの7-Elevenの買収
  3. DellのEMC買収
  4. チャーター・コミュニケーションズのタイム・ワーナー・ケーブル買収
  5. AT&TのディレクTV買収

①クラフト・フーズ・グループのHJハインツ買収

2015年にアメリカの食品大手企業のクラフト・フーズ・グループがケチャップやマスタードで有名なHJハインツを合併し、この合併によって誕生したハインツ・クラフトは原材料の調達コストを抑えると同時に、さらなる販路拡大に成功しています。

合併後のハインツ・クラフトは規模を拡大し、世界5位の巨大グループに成長するなど、M&A成功を裏付ける結果を残しています。

②セブン&アイ・ホールディングスの7-Elevenの買収

2005年に日本の企業であるセブン&アイ・ホールディングスはTOB(株式公開買い付け)により、アメリカの7-Eleven,Inc(米セブン)をセブンイレブン・ジャパンが完全子会社化しました。

これにより、自社のノウハウや商品管理システムを導入することで、経営の立て直しに成功しました。この事例は海外にある本社を逆に買収することで立て直したという珍しいケースといえます。

③DellのEMC買収

2016年にアメリカのパソコンメーカーであるDellは、ストレージ機器開発企業のEMCを買収しました。この買収によって誕生したDell Technologiesは、グローバル人材を14万人抱え、年間売上は740億ドルに及んでいます。

このM&AでDellが目指したのは、事業の多角化です。この目的で実施されたM&Aにより、PC・サーバー・ストレージ・仮想化・セキュリティの分野において世界第1位の実力を誇る企業に成長しています。

④チャーター・コミュニケーションズのタイム・ワーナー・ケーブル買収

2015年にアメリカのケーブルテレビ局であるチャーター・コミュニケーションズは、同じくケーブルテレビ局であるタイム・ワーナー・ケーブルを買収しました。

チャーター・コミュニケーションズは業界第4位のケーブルテレビ局であり、タイム・ワーナー・ケーブルは業界第2位のケーブルテレビ局であったため当時大きな話題となりました。

なお、チャーター・コミュニケーションズは、業界第6位のブライトハウス・ネットワークスの買収にも成功しており、業界第1位のコムキャストのシェアに迫る勢いになっています。

このM&Aでチャーター・コミュニケーションズが目指したのは、事業規模の拡大による経費削減と価格競争力の強化です。ネットフリックスをはじめとする動画配信サービスに対抗するためのM&Aとして有名な成功事例の1つといえます。

⑤AT&TのディレクTV買収

2015年にアメリカの通信大手企業であるAT&Tは、アメリカの衛星放送最大手であるディレクTVの買収しました。当時のAT&Tでは、有料放送事業の成長鈍化が目立っていたため、携帯端末やタブレットなどでの配信強化を通して、有料放送事業の成長鈍化を補うことが目的でした。

このM&Aによって、AT&TはディレクTVが持っている豊富なコンテンツを活用できるようになり、さらには共通して手掛けている事業を統合することで経費削減にも成功しました。

※関連記事
TOBとは?株価への影響や規制、意味をわかりやすく解説
海外進出の課題とは?方法や手順、クロスボーダーM&Aを活用した海外進出

まとめ

まとめ

M&Aの成功確率をできる限り上げるためは、今回ご紹介したような他社の成功事例を検証し、計画的に進めることが重要です。今回の記事をまとめると以下のとおりです。

・M&Aが成功・失敗したかの判断ポイント
→当事者の目的が達成されたかどうか

・買い手側・売り手側のM&Aの目的
→買い手側:事業の拡大、新市場への参入、成長加速
 売り手側:事業のリストラ、資金の調達、後継者探し

・各事業規模の代表的な成功事例
→大手企業:JTのRJRI買収など
 中小企業:後継者不在の事業承継の事例など
 ベンチャーなど小規模企業:ネクソンのピクセルベリースタジオ買収など

・赤字企業の成功事例
→ライザップのぱど買収

・海外企業の代表的な成功事例
→クラフト・フーズ・グループのHJハインツ買収など

M&A・事業承継のご相談なら24時間対応のM&A総合研究所

M&A・事業承継のご相談は完全成功報酬制(成約まで完全無料)のM&A総合研究所にご相談ください。
M&A総合研究所が全国で選ばれる4つの特徴をご紹介します。

M&A総合研究所が全国で選ばれる4つの特徴

  1. 業界最安値水準!完全成果報酬!
  2. 経験豊富なM&Aアドバイザーがフルサポート
  3. 最短3ヶ月という圧倒的なスピード成約
  4. 独自のAIシステムによる高いマッチング精度
>>M&A総合研究所の強みの詳細はこちら

M&A総合研究所は、M&Aに関する知識・経験が豊富なM&Aアドバイザーによって、相談から成約に至るまで丁寧なサポートを提供しています。
また、独自のAIマッチングシステムおよび企業データベースを保有しており、オンライン上でのマッチングを活用しながら、圧倒的スピード感のあるM&Aを実現しています。
相談も無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。

>>【※国内最安値水準】M&A仲介サービスはこちら

【※メルマガ限定】プレミアムM&A案件情報、お役立ち情報をお届けします。

あなたにおすすめの記事

M&Aとは?M&Aの意味から手続きまでをわかりやすく解説!【図解あり】

M&Aとは?M&Aの意味から手続きまでをわかりやすく解説!【図解あり】

M&Aとは合併と買収という意味の言葉です。M&Aは経営戦略として人気で、年々行われる件数が増加しています。経営課題解決のために前向きにM&Aを考えてみてください。M&A仲介会社と相談しながら、自...

買収とは?意味やメリット・デメリット、M&A手法や買収防衛策を解説します

買収とは?意味やメリット・デメリット、M&A手法や買収防衛策を解説します

買収には、友好的買収と敵対的買収があります。また、買収には「株式を買収する場合」「事業を買収する場合」の2種類があります。メリット・デメリットをしっかり把握し、知識を得て実施・検討しましょう。

現在価値とは?計算方法や割引率、キャッシュフローとの関係をわかりやすく解説

現在価値とは?計算方法や割引率、キャッシュフローとの関係をわかりやすく解説

M&Aや投資の意思決定をするうえで、現在価値の理解は欠かせません。現在価値とは今後得られる利益の現時点での価値を表す指標であり、将来の利益を期待して行う取引・契約・投資で重要な概念です。今回は、...

株価算定方法を解説します

株価算定方法を解説します

株価算定方法は、多種多様でそれぞれ活用する場面や特徴が異なります。マーケットアプローチ、インカムアプローチ、コストアプローチといった株価算定方法の種類、株価算定のプロセスについて詳細に解説します...

赤字になったら会社はつぶれる?赤字経営のメリット・デメリット、赤字決算について解説

赤字になったら会社はつぶれる?赤字経営のメリット・デメリット、赤字決算について解説

法人税を節税するために、赤字経営をわざと行う会社も存在します。会社は赤字だからといって、倒産する訳ではありません。逆に黒字でも倒産するリスクがあります。赤字経営のメリット・デメリットを踏まえ経営...

関連する記事

合併比率とは?非上場、新設合併、債務超過の算定方法【事例あり】

合併比率とは?非上場、新設合併、債務超過の算定方法【事例あり】

合併比率とは、消滅会社の株主に対して、持ち株数に応じて交付される株式の比率のことです。消滅する株式の価値に応じた株式が交付されなければ不公平になるため、適切な比率を設ける必要があります。本記事で...

M&Aの着手金とは?相場や会計処理、損金算入できるかどうかを解説

M&Aの着手金とは?相場や会計処理、損金算入できるかどうかを解説

M&Aサポートを外部の専門家に委託する場合、着手金を始めとした各種手数料が発生します。成約に至らなかった場合も費用負担が大きくなるので、委託前に確認しておく必要があります。本記事では、M&Aの着...

割引現在価値とは?簿記に必要な計算方法や割引率をわかりやすく解説

割引現在価値とは?簿記に必要な計算方法や割引率をわかりやすく解説

M&Aを検討するにあたって割引現在価値は非常に重要です。ここでは割引現在価値の理解を深めるとともに、例題を含めた計算式にて解説します。また企業価値を求める方法として割引現在価値を換算しない方法も...

株式譲渡でのトラブルを回避するための留意点をよくある事例付きで解説

株式譲渡でのトラブルを回避するための留意点をよくある事例付きで解説

株式譲渡は幅広く活用されているM&A手法の一つですが、いくつかの留意点もあります。トラブルに巻き込まれることもあるため、留意点を抑えて事前に対策を立てておくことが大切です。本記事では、株式譲渡で...

M&Aでの中間金とは?相場、税務上の取り扱いを紹介

M&Aでの中間金とは?相場、税務上の取り扱いを紹介

M&A仲介会社を利用するとさまざまな手数料が発生しますが、中でも中間金は発生のタイミングや料金体系が分かりづらく、仲介会社に相談する際のネックとなることがあります。そこで本記事では、M&Aの中間...

デューデリジェンスとは?M&Aでの流れや進め方、必要な資料・期間・費用をわかりやすく解説

デューデリジェンスとは?M&Aでの流れや進め方、必要な資料・期間・費用をわかりやすく解説

デューデリジェンスとは、投資対象の価値やリスクを調査する活動のことを指します。M&Aにおいては、最終契約書の締結前に対象企業を調査することで不確定要素を減らすことができます。本記事では、デューデ...

M&Aで子会社化する方法とは?メリット・デメリット、子会社とグループ会社の違いを解説

M&Aで子会社化する方法とは?メリット・デメリット、子会社とグループ会社の違いを解説

M&Aが活発に行われている中で、他社を子会社化したり、逆に規模の大きな会社の子会社になることは、会社経営の選択肢のひとつになっています。本記事では、M&Aで子会社化するメリット・デメリットなどを...

商法と会社法の違い、問題点と会社法改正をわかりやすく解説

商法と会社法の違い、問題点と会社法改正をわかりやすく解説

商法・会社法とは、営利を目的とする個人・企業の活動や手続に関してルールを定めた法律です。商法・会社法はビジネスシーンでかかわる機会が多いので、事業活動を行う上で欠かすことができません。今回は、商...

MBIとは?意味やMBOとの違いを解説

MBIとは?意味やMBOとの違いを解説

株式を買い上げて経営者を送りこみ経営の立て直しによって資産価値を高めるのがMBIです。当記事はMBIの大まかな解説をはじめ、MBIの意味や、比較されるMBO・TOB・LBOとの違い、MBIに見ら...

記事検索
M&Aコラム
人気の記事
最新の記事
セミナー・イベント

【※メルマガ限定】プレミアムM&A案件情報、お役立ち情報をお届けします。

ご相談はこちら
(秘密厳守)