2020年1月12日更新会社・事業を売る

会社を買う際の注意点と会社購入のメリット・デメリット

会社を買うことは、有効的な経営戦略です。最近では、個人・サラリーマンが会社を買うケースも増えています。この記事では、会社を買うときの相場や金額、会社を買うメリットや目的、会社を買うデメリットや注意点、会社を買う方法や手続きの流れなど、幅広く解説します。

目次
  1. 会社を買うとは?会社購入の意味・仕組みを解説
  2. 会社を買うときの相場・費用
  3. 会社を買うメリット・目的
  4. 会社を買うデメリット・注意点
  5. 会社を買う方法・手続きの流れ
  6. まとめ
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会社を買うとは?会社購入の意味・仕組みを解説

「会社を買う」という経営戦略があります。会社を買う行為は、そのまま会社を購入することを意味しますが、M&Aにおいては買収という言葉で表されます。会社を買うことは、M&A件数が増加した昨今において有効的な経営戦略です。

会社を買う場合に、最もポピュラーといえる手法が株式譲渡です。株式譲渡は、相手の会社の株式を3分の2以上購入することによって経営権を獲得します。株式譲渡は手続きがシンプルであるため、スピーディーに買収を完了できます。

また会社を買うときは、合併の手法が取られるケースもあります。合併は、複数ある会社を一つに統合する手法であり、会社を買うというよりも会社同士を統合させるというニュアンスが強いです。合併すると、存続会社(経営を続ける会社)以外はすべて消滅することになります。

合併も株式譲渡と同様、メジャーな手法ですが、登記が必要であるなど株式譲渡と比べると手間がかかります。会社を買う行為を成功させるのは、決して簡単なことではありません。メリット・デメリットを踏まえながら、目的に沿った適切な手法を選択することが大切です。

個人・サラリーマンが会社を買うケースも増加中

会社を買うことはハードルが高い行為であるととらえがちですが、最近では個人が会社を買うケースも増えています。会社だけでなく、個人でも会社を買うことができます。ライフプランの実現や起業における選択肢として、個人で会社を買うことが注目されています。

とりわけ退職後に会社経営者になるという選択肢には、大きな注目が集まっています。会社退職後もまだ働きたいという考えを持つ人も多いですが、60歳から65歳で退職した人が再就職できる可能性は、決して高くありません。アルバイトやパートタイマーでの勤務に抵抗感を抱く人も多いです。

会社を買うとリスクを抑えて経営者になれる

こうした状況のなかで、会社経営者という選択肢に注目が集まっています。しかし経営者になるべく会社を創業しようとすれば、多くの費用がかかります。開業資金やその後の資金繰りに退職金のすべてを費やしてしまうケースも多いです。

たとえ無事に創業できたとしても会社を軌道に乗せられる可能性は低く、5年以上会社を継続できる可能性は15%程度とされています。廃業してしまえば、費やした創業資金が無駄になってしまうのです。このようなリスクを抑えられるのが、会社を買うという形で経営者になる方法です。

すでに事業が軌道に乗っている会社を買うことで、資金繰りに悩まされるリスクが低減されます。事業が軌道に乗らず、廃業に追い込まれることもありません。最近では、後継者不在や早期リタイアのために会社を売る中小企業が増加しており、以前よりも会社の売買が身近なものとなりました。

売却を希望する会社の情報は、インターネットのマッチングサイトを活用して調べられるほか、事業引継ぎ支援センターなどの公的機関でも案件を紹介しています。退職後に会社を買って、経営者になることを検討する人が増加していることの表れです。

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会社を買うときの相場・費用

実際に会社を買うとなると、はじめに売却を希望している会社の案件を探しから始まります。比較的手頃な金額で買える会社もありますが、300万円〜500万円程度での売却案件が多く出回っています。とはいえ、中小企業を買う場合でも数百万円程度の金額は必要です。

そして、売却案件のなかには安い価格で買える会社もあれば、もちろん高い価格での売却を希望している会社も存在します。ちなみに以下のような事業を手掛ける会社は、購入価格が高くなる傾向があります。

  • 関係省庁から許認可を得ている事業(不動産・建築・旅館・ホテルなど)
  • 市場が伸びていて業績が好調な事業

関係省庁から許認可を得ている事業については、免許自体に価値があるため価格が高くなる傾向があり、市場が伸びていて業績が好調な事業は、事業価値が高いと判断されて価格が高くなるケースが多いです。

条件の合う会社を探すときは、M&A総合研究所のM&Aプラットフォームの活用をおすすめします。M&A総合研究所のM&Aプラットフォームでは独自のAIを駆使しており、買収ニーズを登録しておくだけで条件の合う売り手とのマッチングが実現可能です。

また、もしも会社を買うことに不安を抱えている場合には、M&A総合研究所への相談が最適です。M&A仲介会社であるM&A総合研究所には、専門知識や経験が豊富なアドバイザーが在籍しており、培ったノウハウを活かしながらM&Aを手厚くサポートいたします。

完全成功報酬制を採用しているため、成約に至らない限り費用は発生いたしません。相談料は無料となっておりますので、「会社を買う」ことを検討したら、お気軽にご相談ください。

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会社を買うメリット・目的

企業が会社を買うメリットや目的としては、大きく分けて以下の2つがあります。

  1. 経営資源獲得による成長の実現
  2. 新事業立ち上げコストの削減
それぞれのメリット・目的について詳しく見ていきます。

1.経営資源獲得による成長の実現

企業が会社を買うメリット・目的として多いのは、購入した会社が有していた経営資源の獲得によって企業のさらなる成長を目指すケースです。M&Aによって他の会社を買うことで、売上や商品・サービスや従業員などを吸収でき、企業規模を大きくすることにつながります。

会社のさらなる成長を実現するうえで、規模を拡大していくことは必要不可欠です。短期間で飛躍的に成長していくためにも、会社を買うことは有効的な方法です。ここからは、経営資源を獲得することで期待できるメリットとして、以下の3つを詳しく解説していきます。

  • 売上の向上
  • 商品・サービスの拡充
  • 従業員の意識向上
それぞれのメリットについて順番に見ていきます。

売上の向上

他の会社を買うことで、購入した会社の売上を取り込むことができ、売上を向上させられます。売上が向上すれば、自社における収益の増加が見込めます。会社の知名度・ブランド力・信用性の向上にもつながります。

新たな資本を取り込むことによって財務力も強化できるため、今後の事業展開において、優位な立場に立ちやすくなります。

商品・サービスの拡充

他の会社を買うことによって、購入した会社が有していた商品やサービスを取り込むことが可能です。これにより商品やサービスを拡充することができ、さらなる売上アップにつなげることができます。

従業員の意識向上

会社を買うことによって、従業員は他の会社の従業員と交流を持つようになります。もともと別の会社で働いていた従業員が、互いに刺激を受けることで意識を向上させることもメリットとして挙げられます。

外部から新しい価値観やノウハウなどを取り入れることによって、従業員の働き方や仕事への取り組み方を改善できるケースも多いです。

2.新事業立ち上げコストの削減

会社を買うことで、新事業の立ち上げコストを減らすことにもつながります。新事業の立ち上げを検討すると、新設備の導入・許認可の獲得・ノウハウの活用・従業員の確保などの課題を解決する必要があり、すべてを実現させるには多くの費用や時間がかかります。

こうしたコストの問題を踏まえると、ゼロの状態から事業を立ち上げるリスクは大きく、準備段階で頓挫してしまうケースも多いです。そのようなときに検討すると良いのが、会社を買う方法です。すでに事業が軌道に乗っている会社を買うことで、新事業立ち上げ時のコストを削減できます。

会社を買った直後から自社の事業としてサービスを継続できるため、事業立ち上げコストを大きく省けるのです。特定地域に進出したいという場合でも、該当地域にある会社を買って拠点とすることで、効率よく新規市場に進出できます。

ただし上記のメリットを十分に獲得するためには、自社の条件の合う最適な売り手を見つける必要があります。もしも条件の合う売り手を探しているのであれば、M&A総合研究所のM&Aプラットフォームの利用をおすすめします。

M&A総合研究所のM&Aプラットフォームは豊富なM&A案件が集まっており、理想的な案件が見つかりやすいです。利用料は無料ですので、お気軽にご活用ください。

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会社を買うデメリット・注意点

会社を買うことにはデメリットや注意点もあり、把握しておく必要があります。デメリットを軽視してしまうと大きな損失に発展するおそれもあるため、くれぐれも注意しておくべきです。会社を買うことで発生するデメリット・注意点は、以下の2つです。

  1. 不要なものを引き継いでしまうおそれがある
  2. 従業員が流出してしまうリスクがある
それぞれのデメリット・注意点を順番に見ていきます。

1.不要なものを引き継いでしまうおそれがある

会社を買うことは、相手の会社のすべてを引き継ぐこと行為です。場合によっては、相手の会社が持つ不要なものまで引き継いでしまうおそれがあります。たとえば、自社にとって不要な資産・契約・負債といったものが挙げられます。

とりわけ簿外債務のように把握しにくいものは、知らずに引き継いでしまうと大きなトラブルが発生しやすく、後々の経営に支障をきたす原因になりかねません。

デューデリジェンスを徹底する

こうしたトラブルを避けるためにも、会社を買うときは、対象となる会社にリスクがないかしっかり調べておくことが大切です。この作業はデューデリジェンス(買収監査)と呼ばれており、会社を買ううえで非常に重要なプロセスとなります。

会社を買うことで発生するリスクにはさまざまなものがあります。具体的にいうと簿外債務だけでなく、他の会社の連帯保証・税務リスク(法律に抵触するおそれがある節税)・背任行為・公害問題・訴訟など、多種多様なリスクが潜んでいるのです。

これらのリスクがないか徹底的に洗い出す作業が、デューデリジェンスです。リスクが多種多様なリスクが考えられる分、デューデリジェンスはさまざまな観点で実施する必要があるため、税理士・弁護士・会計士など外部の専門家に協力を得ることが大切です。

2.従業員が流出してしまうリスクがある

会社を買うことで従業員の意識向上につながるメリットを前述しましたが、逆に作用すると従業員が流出するリスクが発生します。会社を買うことは、異なる会社同士が統合することでもあります。会社はそれぞれ固有の企業文化を持っており、必ずしも他の会社の文化とうまく合致するとは限りません。

異なる企業文化同士が合わさることで、摩擦が発生する可能性があります。価値観や文化の違いから、従業員同士の対立が発生するおそれも十分にあります。その結果、変化した環境になじめなかった従業員が、離職してしまうケースは少なくありません。

売り手となる会社からしても、他の会社に買収されることに反発して従業員の離職が多発することがあります。もしも事業の中核を担うような重要な人材が離職してしまえば、会社を買ったことによる経営資源の獲得効果は大幅に低減してしまいかねません。

さらには離職した従業員が競合他社に流出するようなことになれば、ノウハウや販路などが流出してしまうことになります。

従業員への情報共有のタイミングを検討する

こうしたリスクを避けるためには、会社同士で協議をしたうえで、従業員への情報共有のタイミングを検討することが大切です。会社の売買、つまりM&Aを実施するとき、その情報は正式な契約が締結されるまで秘匿として扱われるのが基本です。

会社の売買に関する情報が外部に漏れてしまえば、悪影響を及ぼす可能性があるためです。しかし契約が締結された後に発表していては、従業員の反発を受ける可能性が高いです。特に売り手側の会社からすれば、所属する会社の経営者が代わってしまうことから、従業員に大きな影響を及ぼします。

そのため会社を買うときは、幹部から一般従業員に至るまで、情報共有プロセスをあらかじめ検討しておくことが大切です。デューデリジェンスや従業員への情報共有のタイミングをはじめ、M&Aを円滑に進行していきたいならば、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。

数あるM&A専門家のなかでも最適なのは、M&A総合研究所への相談です。M&A総合研究所には、公認会計士やM&Aに関する豊富な知識や経験を持つスタッフが在籍しております。これらのM&A専門家が会社買収プロセスを手厚くサポートいたします。

なお、M&A総合研究所では完全成功報酬制を採用しているため、成約に至らない限り費用が発生いたしません。相談料は無料となっておりますので、会社を買うことを検討したらお気軽にご相談ください。

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会社を買う方法・手続きの流れ

最後に、マッチングサイトを活用して会社を買う方法・手続きの流れとして、以下の6項目で紹介します。

  1. 売却案件を探す
  2. 売買交渉を申し入れる
  3. 秘密保持契約を締結する
  4. トップ面談を実施する
  5. デューデリジェンスを実施する
  6. 最終契約を締結して代金を支払う
それぞれの方法・手続きを順番に見ていきます。

1.売却案件を探す

会社を買うことを検討したら、はじめに売却案件を探していきます。M&Aマッチングサイトを活用して、購入したい会社を吟味しながら選びます。最適な案件をスムーズに見つけるためには、あらかじめ購入したい会社の条件や予算を決めておくことが大切です。

2.売買交渉を申し入れる

条件に当てはまる会社が見つかったら、目当てとなる会社に売買交渉を申し入れます。売買交渉の申し入れはにマッチングサイト上のメッセージが活用できるので、「あなたの会社を購入したい」旨を伝えます。

もしもM&A仲介会社を利用しているのであれば、このタイミングで仲介会社にも「購入したい会社が見つかった」ことを伝えておきます。

3.秘密保持契約を締結する

売買交渉の申し入れを受けてもらった後は、相手方と秘密保持契約を締結します。秘密保持契約では、M&A取引において秘密情報を第三者に開示したり漏えいしたりしないことを約束します。M&Aは、情報漏えいなどのリスクが伴う行為であるためです。

もしも秘密保持契約に違反してしまうと、損害賠償を請求されてしまうこともあるため注意が必要です。サイト上で秘密保持契約を締結完了できるマッチングサイトも増えています。

4.トップ面談を実施する

秘密保持契約が締結された後は、相手方の経営者や代表者との面談に移ります。これがいわゆるトップ面談です。会社の売買について、相手方と具体的に交渉していきます。トップ面談を実施する前には、あらかじめ相手方に質問したい内容を考えておくと、スムーズに交渉が進められます。

有利に交渉を進められるか不安であったり、交渉準備にかけられる時間が確保できない場合には、マッチングサイト上の仲介サービスの利用がおすすめです。M&A専門家によって交渉を仲介してもらえるため、安心して交渉に臨むことができます。交渉でお互いの合意が得られると、基本合意契約が締結されます。

5.デューデリジェンスを実施する

基本合意契約が締結された後は、売り手となる相手方に対するデューデリジェンスに移行します。前述のとおり、会社を買うときは、対象となる会社にリスクがないかしっかり調べておかなければなりません。ここでは税理士・弁護士・会計士など外部の専門家に協力のもと、プロセスを実施することが大切です。

デューデリジェンスの結果をもとに、相手方の企業価値や取引に追加で必要となる手続きなどが最終的に確認されます。

6.最終契約を締結して代金を支払う

デューデリジェンスが終了して、会社の購入について問題がなくお互いに合意が取り付けられた場合には、最終契約を締結します。最終契約が締結されると、相手方に対して売却代金を支払います。支払いが完了すると、相手方の会社が譲り渡され、会社を買う手続きが終了します。

以上、会社を買う方法・手続きの流れを紹介しました。紹介したように、会社を買うときに必要な手続きは煩雑です。多くの契約を締結する必要もあり、交渉にはM&Aに関する専門的な知識が求められます。

会社を買う手続きを円滑に済ませたいなら、M&A総合研究所にご相談ください。経験豊富な専門家が、最適な相手先をご提案いたします。M&A取引は交渉から成立まで半年から1年程度かかりますが、M&A総合研究所は早いクロージングを目指しており、平均3ヶ月でのクロージングが実現可能です。

相談料は無料となっておりますので、M&Aプロセスに不安を抱えている場合には、お気軽にご相談ください。

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まとめ

会社を買うことは経営戦略として有効的なだけでなく、起業を考えている個人にとっても利用する価値がある方法です。しかし会社を買うことに、リスクが全くないわけではありません。メリットとデメリットを踏まえ、慎重に検討する必要があります。

会社を買うことを検討したら、外部の専門家の協力を得ながら実施すると良いです。

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