2021年12月19日更新会社・事業を売る

M&A仲介会社を見極める!

さまざまなプロセスにおいて専門的な知識や経験が必要となるM&Aでは、仲介会社のサポートは不可欠です。そこで、初めてのM&Aでも安心して実施できるように、M&A仲介会社に関する情報やその見極め方などを解説します。

目次
  1. 自社にピッタリのM&A仲介会社を見つける6つのポイント
  2. M&A仲介会社はM&Aに欠かせない存在
  3. M&A仲介会社に依頼すべき4つの理由
  4. M&A仲介会社に依頼するときに発生する報酬・費用
  5. M&A仲介会社のまとめ
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自社にピッタリのM&A仲介会社を見つける6つのポイント

自社にピッタリのM&A仲介会社を見つける6つのポイント

近年、M&Aが活発であることを受け、M&A仲介会社も急増しました。初めてM&Aをする場合などは、どのM&A仲介会社にするか迷ってしまうかもしれません。そこで、まずは、自社に適したM&A仲介会社を探すポイントをお伝えします。

  1. 得意な業種
  2. 得意なM&Aの規模
  3. 専門家の有無
  4. ネットワークの広さ
  5. わかりやすい報酬体系
  6. アドバイザリー業務を展開

①得意な業種

どのような業種を得意としているM&A仲介会社なのか、確認しましょう。多くの会社は「非特化型」といって、得意業種を決めずにどんな会社でも対応します。しかし、実績を見てみれば、自然とどのような業種が得意かわかるはずです。

M&Aを実施するうえで、仲介会社がそれぞれの業種に対して知識や理解があることは重要になります。M&A自体の実績がある仲介会社であっても、未経験の業種への対応では不安感が拭えません。

したがって、業務を正式依頼する前の相談時に、過去に対応した業種を確認しましょう。また、非特化型とは正反対に、特定業種に絞って、それを専門に対応しているM&A仲介会社もあります。そのような仲介会社を選ぶのも1つの方策です。

②得意なM&Aの規模

M&A仲介会社がどのような規模のM&Aを得意としているのかも確認しましょう。対応しているM&Aの規模によって、必要なスキルや持っている企業の情報が異なるからです。

たとえば、銀行や証券会社もM&A仲介を行っていますが、数十億円以上の大規模なM&Aしか取り扱っていません。大企業を得意としているM&A仲介は、報酬額も高く設定されていることが多いです。

中小企業・中堅企業であれば「スモールM&A」、「マイクロM&A」を全面に押し出しているM&A仲介会社を選ぶとよいでしょう。特に最近は、中小企業専門に業務を行うM&A仲介会社が増えているので、探しやすいはずです。

そして、そのようなM&A仲介会社であれば、小規模な企業でも報酬が支払えるような料金に設定してあるので、利用しやすくなっています。

【関連】スモールM&A
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③専門家の有無

M&A仲介会社に専門家が在籍しているかを確認しましょう。M&Aを実施するにあたっては、法務・会計・税務などの専門的な知識が不可欠です。契約書の作成やデューデリジェンスの対応など、M&Aではわからないことが多く出てくることが予想されます。

しかし、社内に専門家が在籍していれば気軽に質問ができ、早く回答を得ることが可能です。ホームページを見るか、相談時に専門家が社内にいるのかを確認しておきましょう。仮に社内に所属していない場合は、士業事務所との提携の有無を尋ねてください。

【関連】デューデリジェンスとは?M&Aでの流れや進め方、必要な資料・期間・費用をわかりやすく解説

④ネットワークの広さ

M&A仲介会社のネットワークの広さも大切です。M&Aでは、買い手企業探しが一番、時間がかかるともいわれています。したがって、M&A仲介会社が、どれだけ豊富に買い手企業候補とのネットワークを持っているかが重要です。

ネットワークの広さに自信のあるM&A仲介会社であれば、ホームページに記載されています。また、相談時に、実際、何社ほど買い手企業候補を紹介してもらえるのか、その場で確認するのもおすすめです。

ネットワークの広いM&A仲介会社に依頼し、よりよい買い手企業を探してもらいましょう。

⑤わかりやすい報酬体系

報酬体系がわかりやすいかどうかもチェックしましょう。M&A仲介会社の報酬体系は、着手金・中間報酬・成功報酬など複数回にわたる支払いが一般的でした。しかし、近年は、支払いが1回のみのわかりやすい報酬体系として、完全成功報酬制の仲介会社も増えています。

完全成功報酬制のM&A仲介会社であれば、M&Aが成立する時点まで支払いがありません。売り手であれば、M&Aの対価を獲得してからの報酬支払いなので、資金繰りに苦労することもないのです。

ほとんどのM&A仲介会社は、ホームページ上に報酬体系の説明を掲載しているので確認できます。また、わかりづらい点があれば、事前相談の段階で質問し明らかにしてから依頼するかどうか決めましょう。

【関連】M&Aの完全成功報酬とは?メリット・デメリットを徹底解説

⑥アドバイザリー業務を展開

M&A仲介会社の業務の仕方は以下の2種類があります。

  • 仲介型:売り手・買い手双方と契約し、両者の間を取り持ってM&Aが成約するよう努める
  • アドバイザリー型:売り手・買い手どちらか一方のみと契約し、クライアントに最大限の利益が出るM&Aの成約内容を目指す

仲介型は成約確度が高いとされていますが、その分、条件に妥協を強いられることも多い傾向があります。一方、アドバイザリー型は、妥協することなく交渉を行うため、成約まで時間がかかったり、破談の可能性があったりしますが、成約時の内容は申し分ないはずです。

どちらを選ぶかは考え方次第ではありますが、ここでは、専属の相談相手となってくれるアドバイザリー型のM&A仲介会社をおすすめしておきます。

【関連】マイクロM&Aとは?メリット・デメリット、事例や注意点を解説
【関連】アドバイザリー契約とは?相場や種類、契約の役割を解説

M&A仲介会社はM&Aに欠かせない存在

M&A仲介会社はM&Aに欠かせない存在

M&Aは交渉相手探しから始まって、提示資料作成から交渉、段階を踏んで行う各種契約締結、契約書の作成や内容確認、財務・税務・法務・労務・ITなどの分野ごとのデューデリジェンスへの対応など、実にさまざまで専門的であり、社内スタッフだけでは対応できません。

それらを専門的にサポートし、またM&Aそのものへの的確なアドバイスを実施するのが、M&A仲介会社です。さらに、M&A成約後、買収企業におけるPMI(Post Merger Integration=M&A後の経営統合プロセス)のサポートを行うM&A仲介会社もあります。

現在、M&A市場が活況であるため、M&A仲介会社も大変、数が増えました。その分、M&A仲介会社間の競争も激しくなっており、その分、各社ともサービスが向上しているといっていいでしょう。利用者側としては、うれしい限りです。

いずれにしても、M&Aに欠かせない存在であるからこそ、M&A仲介会社の選び方が重要になってきます。十分に情報を集め、複数社を比較検討して納得できるM&A仲介会社を選びましょう。

【関連】零細企業がM&Aを成功させるコツと注意点!仲介会社は使用すべき?

M&A仲介会社に依頼すべき4つの理由

M&A仲介会社に依頼すべき4つの理由

M&A仲介会社にサポートを依頼することで、M&Aの成功率は高くなります。その理由は以下の4つです。

  1. 適正価格で売却できる
  2. 買い手企業が見つかりやすい
  3. 契約やデューデリジェンスなど専門的な対応を任せられる
  4. 経営者は本業に集中できる

①適正価格で売却できる

企業価値算定後、最終的に買い手と売り手の交渉で売買価格が決まります。売り手企業はなるべく高く売却したいと考え、買い手企業はなるべく安く買いたいと考えるのが常です。したがって、場合によっては交渉が難航します。

そこで、M&A仲介会社が交渉の間に入ることで、第三者的観点から釣り合いの取れた適正価格を導き出すことが可能です。多くの場合、当事者が直接交渉するよりもスムーズに話がまとまります。

②買い手企業が見つかりやすい

M&A仲介会社に依頼することで、買い手企業が見つかりやすくなります。なぜなら、M&A仲介会社は買い手情報を常に持っているからです。したがって、スピーディーにM&Aが成立するでしょう。

売却側が自力で買い手企業を見つけるには、かなりの時間と労力がかかります。一方、M&A仲介会社に依頼すれば、条件に合致した買い手企業候補が、時間を置かずに複数、見つかるでしょう。また、仮に最初の候補がダメだった場合でも、すぐに別の候補を探してきます。

買い手企業探しという面で、これ以上、役立つ方法はないといえるでしょう。

③契約やデューデリジェンスなど専門的な対応を任せられる

M&A仲介会社であれば、契約やデューデリジェンスなどM&A特有の対応を任せられます。特にデューデリジェンスでは、法務・税務・会計・労務など幅広い専門知識が必要です。その点、M&A仲介会社は、M&Aに関わる一連の対応を万全の体制で引き受けてくれます。

④経営者は本業に集中できる

M&A仲介会社にサポートを頼むことで、経営者は本業に集中できます。M&Aが完了するまでに要する期間は、約10カ月〜1年程度です。その間、経営者が独力で対応しようとすると、非常に膨大な作業をこなさなければなりません。

もし、そのせいで経営がおろそかになり業績に悪い影響が出たりしたら、買い手企業からの評価が下がってしまう恐れもあります。したがって、M&Aの実務は仲介会社に任せ、経営者は本業に専念する環境が最も望ましい状態です。

M&Aをご検討の際は、ぜひ一度、M&A総合研究所にご相談ください。支援実績・知識ともに豊富なアドバイザーが就き、M&Aをフルサポートいたします。

料金体系は成約するまで完全無料の「完全成功報酬制」です(※譲渡企業様のみ。譲受企業様は中間金がかかります)。会社売却・事業譲渡に関して、無料相談をお受けしておりますのでお気軽にお問い合わせください。

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M&A仲介会社に依頼するときに発生する報酬・費用

M&A仲介会社に依頼するときに発生する報酬・費用

M&A仲介会社の報酬体系や発生する費用は、会社によってさまざまです。しかし、一般的に以下のような報酬が発生すると考えておきましょう。

  1. 着手金
  2. 中間報酬
  3. 成功報酬

ほかにも、相談時に数千円の相談料がかかったり、専門家への問い合わせで費用が発生したりすることもあります。しかし、一番大きな費用となるのは、上記の着手金・中間報酬・成功報酬の3つです。この3つの報酬について内容を確認していきましょう。

①着手金

着手金とは、M&A仲介会社に業務依頼をするときに支払う費用です。着手金を支払うことでM&A仲介会社は買い手企業を紹介したり、企業価値算定を行います。したがって、着手金の発生タイミングは、アドバイザリー契約締結時です。

会社によって設定金額は異なりますが、無料〜200万円が相場となっています。近年は、着手金を無料とするM&A仲介会社も増えてきました。

②中間報酬

中間報酬とは、当事者間でM&Aの基本合意書を締結したときに支払う費用です。基本合意書締結後のデューデリジェンスで問題が出なければ最終契約締結となることから、成功報酬の一部という位置付けで支払います。

中間報酬は成功報酬額の10%〜30%ほどに設定している会社が多いですが、完全成功報酬制の会社の場合は中間報酬も発生しません。一度、支払うと戻ってこない費用であるため、金銭的リスクを軽減させたい場合は中間報酬のないM&A仲介会社を選びましょう。

③成功報酬

成功報酬とは、M&Aが成立した時点で支払う費用です。ほとんどのM&A仲介会社では、成功報酬額の算定をレーマン方式という方法で行います。レーマン方式とは、基準金額に対し、定められた料率を掛け合わせて金額を算出する方式です。

多くのM&A仲介会社で以下の料率が採用されていますが、違うケースもあるので事前によく確認しておきましょう。

基準額 手数料率
5億円以下の部分 5%
5億円超〜10億円以下の部分 4%
10億円超〜50億円以下の部分 3%
50億円超〜100億円以下の部分 2%
100億円超の部分 1%

また、基準額の設定が会社によって違うので、その点も注意しましょう。基準額を大別すると以下の3パターンになります。

  • 譲渡対価=M&Aの成約金額≒株式価額
  • 企業価値=株式価額+有利子負債
  • 移動総資産=株式価額+負債総額

【関連】レーマン方式とは?成果報酬の設定や計算方法、契約書について解説

M&A仲介会社のまとめ

M&A仲介会社のまとめ

M&A仲介会社は、M&A実施の際に不可欠といってもいい存在です。M&A仲介会社なしにM&Aを進めると、時間や労力の負担は計り知れないでしょう。ただし、自社に適した信頼できる仲介会社を選ぶ必要があります。

M&A仲介会社は、それぞれ特徴や強みが異なりますから、選択ミスをしてしまうとM&Aの成約もおぼつかないです。また、報酬体系もM&A仲介会社を選ぶうえで大切なポイントになります。事前相談時によく確認し、納得のできるM&A仲介会社を選びましょう。

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